子どもが喜ぶ運動会のお弁当。定番おかずからアレンジおかずまで!


子どもの母親として、ストレスの大きい学校行事の一つが、運動会のお弁当。

運動会の主役は子どもですが、その子どもを支えるのがお弁当。初めてお母さんは、どのように準備したらよいのかも戸惑いますよね。

子どもが大好きな定番おかずから、アレンジしたおかずまでご紹介。計画的に作ればスムーズに作ることができます。

子どもが喜ぶ顔を見るために少しだけ気合を入れて作ってみましょう!

運動会のおかず人気メニュー勢ぞろい

運動会のおかずに何を作ったら良いか悩みますよね?まずは、人気のおかずをご紹介しましょう。

がっつり揚げ物のおかずベスト3

定番おかずは外せませんが、定番おかずをアレンジすることで、個性を出すことも可能です。自分でアレンジもどんどんしてみてください。

1、マストおかずのからあげ

からあげは、外せませんね。ボリュームもあり、子どもも大好きなおかずです。運動会で汗をかいていますから、しっかりと味付けしましょう。

しょうゆ・酒・にんにくのシンプルなしょうゆ味や、塩・ショウガ・ごま油で作る塩味など家庭の味があるでしょう。

モモ肉やむね肉でがっつりとボリュームを出すのも必要ですが、少し変化をつけましょう。からあげのおすすめアレンジもご紹介しましょう。

アレンジ方法:
・手羽元のからあげ。お弁当にごちそう感が出ます。ただし、手羽元は肉の分量自体は少ないですから、飾りのつもりで加えましょう。
・空揚げにゴマをまぶす。いつもと違う特別感が出ます。香ばしさも出て食欲がわきます。
・串刺しにする。大人気のコンビニメニューのように、からあげを何個か串刺しすると、食べやすくなります。

食欲旺盛な男の子でしたらとにかく量が必要ですが、その中にアレンジを加えることで、運動会の特別感が出て、子どもが喜びます。

2、特別感を演出してくれるエビフライ

運動会にごちそう感を出そうと思ったら、エビフライがその演出をしてくれます。ちょっとお高めのエビフライは、そうたくさんは入れられません。

お弁当の中央に、目立つように入れてお弁当のごちそう感をアップさせましょう。エビフライもアレンジすると見栄えがします。

アレンジ方法:
・エビに薄切りのお肉を巻きつけて、ちょっと太めのエビフライに。存在感が出ますので、ぜひ真中に盛ってください。肉を巻くことで、ぷりぷり感が増します。
・衣を角切りのパン粉にしてカリカリ感をアップ。シーザーサラダ用のクルトンを使えば、きれいな四角の衣になり、見栄えが良くなります。
・尻尾をとったエビは丸ごと食べられるエビフライ。エビフライとしては小さくなりますが、コロンとして愛らしい形をしています。山盛りにして存在感をアピールしましょう。

子どもが大好きなエビフライはお弁当に欠かせません。横に小さな紙カップを添えてタルタルソースを入れておきましょう。ぜひかわいくてポップな柄の紙コップを使って特別感を演出してください。

3、アメリカンドッグ

最近の運動会のお弁当に人気なのが、ミニアメリカンドッグ。小さなソーセージで作るかわいいアメリカンドッグは簡単に作ることができます。

作り方:
1、ホットケーキミックス150gに牛乳120gとマヨネーズ大さじ1を泡だて器でよく混ぜます。
2、ウインナーをつまようじに刺し、固めのホットケーキミックスの生地を巻きつけ、170度の油で揚げます。きれいに膨らむように間隔をあけて揚げましょう。
3、くるくる転がしながら揚げたらきれいな形になって出来上がり。

形はかわいいし、子どもにも大人にも大人気です。棒の部分に旗をつけたり、リボンをつけたりしたら運動会モードがアップして、一気に華やかなお弁当になります。

横にかわいい紙コップでケチャップを入れると、赤色も映えてかわいさアップです。

アレンジとして、中の具材をサツマイモ・ジャガイモ・チーズなどに替えてもおいしく出来上がります。

お米でパワーアップメニューベスト3

お米は日本人のエネルギーチャージに必要です。運動会のお弁当に入れるなら、食べやすく握った状態のご飯が良いですね。

1、お稲荷さん

甘く煮たお揚げですし飯を包んだお稲荷さんは、食べやすく、糖分もたくさん含まれているので、素早くエネルギーになってくれます。

手でつまんで食べやすいのが、運動会向きですよね。すし飯も元気が出ます。お酢のクエン酸が身体の疲れを癒してくれます。

作り方:
1、油揚げを油抜きして、めん棒でころころと油揚げを伸ばします。中が空洞になったら真ん中を切り、袋状にします。油揚げの大きさに応じて調整してください。
2、水・めんつゆ(3倍濃縮の原液)・みりん・砂糖を7:3:1:1の割合で作った調味液で油揚げを煮ます。10分経ったら火を止めます。自然に冷めまして煮含ませます。
3、油揚げを開いてすし飯を詰める。ぎゅうぎゅうに詰めるとおいしくないです。すし飯を軽めに握って詰めましょう。

油揚げのアレンジはここから。お稲荷さんを上に向けてすし飯が見えるように油揚げを折り返します。開いたすし飯の上にトッピングすることでお弁当が華やかになります。

小さい子どもには食べにくくなるので、通常通りに包んであるお稲荷さんと両方あると良いですね。

アレンジ方法:
・ピンクのでんぶをのせるだけでも華やかになります。
・千切りにした紅ショウガをのせる
・錦糸卵をのせる
・冷凍えだまめの中身、小さい花型に抜いたゆで人参、いり卵をバランスよくのせる

もちろん、個性を生かしてもっとおしゃれなトッピングで子どもを喜ばせる可能性は無限大。お母さんが楽しんで作ってくださいね。

3、おにぎり

おにぎりは外せない定番ですが、きれいな形に揃えないと見た目が悪くなります。三角でも俵型でも、握るのが苦手な人は型を使うときれいに出来上がります。

型を使うときは、詰め過ぎず軽すぎず、程よい具合で握らないと食べにくいので、注意しましょう。型に入れた後に、向きを変えながら10回程度シャカシャカと振るとちょうどよい加減になります。

塩むすびはしっかり塩をつけるのが基本です。コツは手のひらがざらつくほどの塩をつけること。運動会で汗をかいていますから、なおさら塩をしっかりつけましょう。

4、おにぎらず

今ではすっかり定着したおにぎらず。具をたくさん入れることができるので、カットしたときの切り口が見栄えがします。

のりは全型を使用します。しっかりとラップでくるめば、小さな子どもでも食べやすいのがおにぎらず。具材を工夫して、いろどりが映えるお弁当にしてくださいね。

作り方:
1、全型のり1枚を広げて小さめのご飯茶碗で軽く1杯分を真ん中にのせる
2、フリルレタス・ハム・チーズを1枚ずつのせて、下のご飯と同じくらいの量のご飯を上にのせる。
3、四方からのりを中央に寄せてしっかり包み込む。ここでしっかり包めないときは、中身を入れすぎです。
4、ぴっちりとラップをし、なじませる。合わせ目を下にしてなじませましょう。
5、ラップのまま包丁で半分に切るときれいに切れます。たくさん切るときは、1回ずつ包丁を濡れふきんで拭き取りましょう。

おにぎらずは簡単にできます。ご飯や具材の量はコツがいりますが、慣れてしまえば本当に簡単です。いろいろな具材で作れば、よりお弁当が華やかになりますよ。

アレンジ材料:
・サケフレークときゅうり
・焼肉とフリルレタス
・スパムと薄焼き卵
・チキンカツと千切りキャベツ
・海老天と茄子天

他にも、子どもが好きな具材や、自分がマッチングした具材をアレンジして家庭の味を作ってください。

パンで見栄えの良いメニューベスト3

パンで作るお弁当は、おしゃれ感があり食べやすいですよね。おかずも入れられて栄養満点。

どうしてもマンネリ化しやすい具材ですが、いろどりを考えて作れば、お弁当の花になってくれます。

1、サンドイッチ

もちろんサンドイッチは、パンのお弁当の定番ですね。みんなが大好きな卵サンドはもちろん、ハムチーズレタスサンドと交互に並べるだけでもお弁当のいろどりが良くなります。

野菜をたっぷり挟んでラップでくるむと沼サンドと言われるボリュームたっぷりの見栄えがするサンドイッチにもなります。ラップのまま切ればきれいな切り口になります。

アレンジ具材:
・スライスチーズ、ベーコン、あふれるほどの千切りキャベツ
・チキンカツ、チーズ、千切りキャベツ
・エビフライ、卵、アスパラガス
・ハンバーグ、千切りキャベツ

どれもボリュームが出るお弁当向きです。水分が出て気になるようでしたら、食パンをトースターで軽く焼いてくとパンがへたりにくくなります。

2、ホットドッグ

小さなロールパンは子どもにも食べやすい大きさです。かわいく作ってお弁当に入れれば、お母さんのがんばった感がアピールできます。

アレンジ具材:
・ソーセージ、ケチャップ、フリルレタス
・ナポリタン、パセリ
・ポテトサラダ
・お花のようにくるくる巻いたハム、スライスきゅうり

このパンも、トースターで2分ほど軽く焼いておくとパンがしっかりしてお弁当にしやすくなります。

3、ロールサンドイッチ

食パンをくるくると巻いて、具を渦巻き状にするロールサンドは切り口を上にして立てられるので、かわいいお弁当になります。

一枚のパンに食材をのせてくるくる巻くだけ。ポイントは、しっかり巻くために最後はラップでくるみ、ラップごと切るということです。

アレンジ具材:
・ハム、スライスチーズ
・エビフライ、フリルレタス
・のり、スライスチーズ
・色のきれいなジャム(いちご・ブルーベリーなど)

切り口はちょっと斜めにしましょう。お弁当の高さに合わせて切るのも忘れないでくださいね。

見栄えが良くなる野菜のおかずベスト3

がっつりおかずがメインだけど、赤や緑のおかずも必要ですよね。お弁当を開けた時のパッと見が華やかになるので、ぜひ運動会のお弁当に入れたいところです。

1、いろどりを添える肉巻

肉巻は、真ん中に野菜を入れるので切り口がきれいですよね。お弁当に入れるときは、肉の脂身は極力取り除きましょう。

しっかりと隙間なく巻きつければ、切ったときにきれいです。中に入れる野菜は、下茹でしておきましょう。生のまま調理すると火が通りにくく、傷む原因となります。

巻き終わりを下にして最初に焼けば、しっかりとくっつきます。転がしながら焼き目をつけ、蓋をして5分ほど蒸らしましょう。蓋をすることでお肉の中までに火を通します。

肉巻の中身の野菜おすすめ具材
・人参
・インゲン
・オクラ
・サツマイモ(皮はむかない)
・ジャガイモ

味付けは、家庭の好みで。塩コショウでしたら野菜の色が映えます。こってり味が好きな家庭は照り焼き風にすると良いですね。塩コショウをしてバターで焼いても香りが良くなっておいしいです。

2、緑の野菜

どうしてもお弁当には緑の野菜は欠かせません。子どもが食べるかどうかより、いろどりとして必要ですよね。

レタスを隙間に入れてボリューム感を出すのもおすすめです。しゃきしゃきのレタスよりは、サニーレタスやフリルレタスなどのちょっと柔らかめのレタスの方が、水分も出なくて扱いやすいです。わさび菜があれば使いやすいのでおすすめします。

パセリもいろどりには昔から欠かせませんが、誰も食べないおうちもあるでしょう。少量でしたら、マヨネーズで食べるとおいしいです。揚げ物と一緒に食べるのも大人にはおいしく感じるでしょう。

ブロッコリー、アスパラガス、オクラ、さやえんどうなどが緑の野菜として名脇役に徹してくれます。

どの野菜も塩ゆでします。味付けは、ごま油と塩、オリーブオイルと塩とバジル、前の晩にゆでてドレッシングにつけておいたマリネなどがおいしく食べられます。水気はしっかりと切っておきましょう。

揚げ物などの茶色のおかずの間に入れ込んで、緑色をお弁当に活用しましょう。

3、紫キャベツのピクルス

紫キャベツは家庭の料理になかなか浸透しません。食べ方が分からないと言う人が圧倒的。もちろん、キャベツとして千切りにして食べたりドレッシングでマリネしたりすればおいしく食べられます。

紫キャベツのおすすめお弁当レシピは、ピクルス。紫キャベツをスーパーで見かけたらぜひピクルスにチャレンジしてください。日持ちがしますし、日が経つほど深くてきれいなピンク色になります。

作り方
1、紫キャベツを千切りにします
2、沸騰したお湯で1、を30秒~1分ゆでます。暗い紫色になりますが気にしなくて大丈夫
3、大き目のジップロックでマリネ液を作ります(酢・砂糖・塩=5:5:1/2)。好みでローリエやクミンを香りづけに入れます。
4、マリネ液に水気を切ったゆで紫キャベツを入れます。一瞬でピンク色に変わります。
5、次の日から食べられますが、1週間は持ちます。

ゆでると失敗したかと思うような暗い色になりますが、酢に反応するとびっくりするくらいきれいなピンク色になるので、作っていて楽しくなります。

お弁当に入れるときは、水気を絞ってお弁当カップに少しずつ入れるか、アクセントとしておかずの隙間に入れるか、アレンジしながら盛り付けをしてくださいね。サンドイッチに入れると上級者感が出るのでおすすめです。

運動会のお弁当作りに必要なこと

運動会のお弁当作りは大変ですが、下準備をしっかりしておくとスムーズに進めることができ、ストレスも少なく済みます。

達成感も大きいですから、ぜひ下準備から丁寧に進めていきましょう。

メニュー決め

まずはメニュー決め。大げさなようですが2週間は前にメニューを決めておきましょう。そうすることで、買い物が要領よく経済的にできます。

スーパーによっては曜日でお得な食材も違います。お弁当作りの前々日までに必要な食材を揃えておけるように、メニューを決めておけば計画的な買い物ができます。

間際であわてて買うと、無駄なものを買ったり、高かったりします。買い物の段階から計画的に行うことで、ストレスも少なく済みます。

運動会のお弁当は、思った以上にお金がかかるということも注意してくださいね。

タイムスケジュール

大事なのがスケジュール管理。とはいっても難しいものではなく、出来上がりを逆算しながら下準備を想定していきます。

お弁当を詰め終わる時間を決めます。そこからおにぎりを握る時間→揚げ物が揚がり終わる時間→ご飯が炊ける時間→野菜がゆで終わる時間などを逆算していきます。

下準備などの前日でできるものは、前日にすれば当日の工程が少なくなるのが分かります。

下準備

前日までに必要な下準備も確認しておきます。めんどうくさそうに感じるかもしれませんが、タイムスケジュールで工程を確認しておくと、ストレスの少ないスムーズなお弁当作りになりますよ。

当日の朝は、揚げるだけ、火を通すだけなど最終段階だけできるようにしておけば、バタバタとしなくて済みます。

前々日からしておける下準備もありますので、スケジュール管理しながら、計画を立ててください。

自分なりの工夫で運動会のお弁当作りを楽しみましょう

運動会のお弁当は、お母さんにとっては一大イベントですが、子どもが喜んでくれるので作り甲斐があります。

下準備さえしっかりできていれば、当日の朝はスムーズに作っていくことができます。

定番メニューから各家庭好みのアレンジを加えたおかずまで、お母さんの味を作り上げてくださいね。子どもの思い出として、一生の財産になりますよ。

この記事をシェア

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る