夏休みに子供だけで留守番!注意点や子供と約束しておくべき事。


仕事を始めたいけれど、夏休みに子供だけで留守番なんてできるのかしら…。そんな事を考えてしまうと、数時間のパートでもなかなか始める事ができません。でも、夏休みに子供だけで留守番をさせて、働いているママ達はたくさんいます。

皆さんどうやって夏休みに子供だけで留守番させているのでしょう。もしも子供だけで留守番をさせるのであれば、どんな注意が必要なのか知りたいところです。

夏休みに子供だけで留守番させるには、何年生以上から?という疑問も多いようですが年齢は関係ありません。そこで、夏休みの子供の留守番について詳しく述べていきます。子供に1人で留守番をさせるのであれば、災害なども想定して考えておかなければなりません。

夏休みに1人で留守番ができる子供の条件

よく、「夏休みの子供の留守番は、何年生からさせる事ができるのかしら?」という疑問を耳にします。学校から帰る時間までには帰宅する事ができるパートの仕事でも、夏休みになると子供が家にいても仕事に行かなくてはならず、留守番をさせる事になるでしょう。

仕事を始めるとなれば、我が子が一人で夏休みに留守番ができるのか考えなくてはなりません。そこで、これから述べていく夏休みに1人で留守番ができる子供の条件に当てはめてみてください。留守番できる条件は年齢では無く、その子の性格が大きく関係してきます。

学童保育が利用できる子供

地域によってその呼び名は違っているようですが、両親が働いている子供を預かってくれる施設が学童保育です。厚生労働省の管轄で、国では「放課後児童クラブ」という名前を使っています。

学童保育は自治体や民間が運営していて、利用するには毎月料金を支払わなければなりません。しかし、夏休みでも朝から預かってくれるので、子供は家に一人ぼっちで留守番しなくても良いのです。

これなら、小学一年生の子供でも安心して預けてママは仕事に行く事ができます。しかも、夕飯を提供してくれる施設を運営しているNPO法人や民間企業もあるので、フリータイムで働いているママには心強いですよね。

ただ、子供が学童保育を嫌がるケースも少なく無いので、その点がクリアできなければなりません。学童保育に馴染めなかったり行きたがらなかったり、しかも1人になるのを嫌がる子供であれば、夏休みに仕事へ行くのは難しいかもしれません。

1人でいる事が平気な子供

全ての子供が1人になると不安がり、留守番を嫌がる訳ではありません。もちろんいきなり何時間も留守番をさせるのはおすすめできませんが、少しずつ慣れさせていくと「この子は夏休みの留守番が大丈夫そうだな」というのが分かります。

1人でいる事が平気な子供は、夏休みの留守番も上手に時間を過ごす事ができるでしょう。テレビやゲームの時間を決めて、今日の勉強の範囲も指示しておくと良いかもしれません。

何度か子供に1人で留守番をさせてみて、「夏休みに1人で留守番してみる?」と聞いてみてください。1人でいる事が平気な子供なら、「やってみる!」と言ってくれるのでは無いでしょうか。

無理に留守番をさせるのでは無く、子供に少しずつ留守番にトライさせながら見極めてみてください。1人になるのを不安がり、嫌がる様であればまだ夏休みに1人で留守番させるのは無理と考えた方が良いでしょう。

約束を守る事ができる子供

夏休みに子供が1人で留守番をするとなれば、留守中の危険を回避するために子供とたくさんの約束をしなければなりません。その約束の詳細についてはこの後で詳しくご紹介していきますが、夏休みに留守番ができる子供の条件として、その約束の意味を理解して絶対に守れる事が絶対です。

どんなに1人で留守番する事に抵抗の無い子供だとしても、約束が理解できず守れないのであれば、夏休みに留守番させる事で危険な目に遭ってしまうかもしれません。しっかり話を聞けて、何故約束を守らなければならないのかを理解できる力が必要で、まだそれが無理な場合は夏休みに子供一人で留守番させるのは危険であると言えます。

夏休みに子供1人で留守番させる時の注意点

子供が夏休みに留守番をする事に前向きであるならば、思い切って子供に留守番を任せて仕事に行っても良いのではないでしょうか。子供が長い夏休みに「留守番」という仕事を任されるのですから、その間に得る物も多い事でしょう。

でも、子供に夏休みの期間中、安全に留守番をさせるためにも注意しなければならない事も色々あります。親として子供の安全を一番に考えて、夏休みの留守番を任せられるよう予め準備しておきましょう。

留守中の訪問者への対応

夏休みに子供だけで留守番している間、ピンポーンと玄関のチャイム音が鳴る事があるでしょう。今はインターホンで鮮明に来訪者の顔が確認できるカメラが付いている家も多いと思いますが、基本的に子供には「来訪者があっても出ない」と決めておく方が良いでしょう。

留守中の来訪者への対応は、子供の年齢や性格によっても違ってくると思います。しっかりしたお子さんであれば、予め来訪することが分かっている宅配便などの受け取りを任せる事もできるでしょう。

でも、夏休みのように日中数時間の留守番を子供にさせるのであれば、基本的には来訪者に対応しないと決めてしまう方が安全です。宅配便なども時間指定を利用して、親のいる時間に来てもらうようにしたり、不在通知を入れてもらうようにします。

カメラ付きのインターホンの場合は、家の中から確認して声だけで対応するという方法もありますが、子供が留守番しているという事がバレてしまう可能性があるのです。夏休みは、犯罪に巻き込まれない為にもできるだけ子供だけで留守番している事が分からないようにする方が良いでしょう。

留守中の電話対応

夏休みに家の固定電話が鳴った場合、やはり来訪者と同じように出ない方が良いのでしょうか。ただ、子供に携帯電話を持たせていなければ、親との連絡手段は固定電話のみとなります。出ないと決めてしまうとこちらから連絡を取る事ができず、不安ですよね。

電話での対応も、しっかりしているお子さんであれば低学年でも任せる事はできるでしょう。でも、今の時代、固定電話に掛かって来るなんて営業などの電話が殆どでは無いでしょうか。

緊急の用事や大事な用件で連絡するのであれば、本人の携帯電話に直接連絡しますよね。という事は、基本的に親からの連絡以外、子供が固定電話を取る必要性が無いとうう事になります。

夏休み中、子供が留守番をしている間は留守電設定にして「子供は電話に出ない」を徹底した方が良いでしょう。親からの電話や、留守番を心配しておじいちゃんやおばあちゃんから電話がくるかもしれませんが、その場合は留守電で声を確認してから電話に出るように言っておきましょう。

また、電話機によっては「お名前確認モード」という機能が付いている機器もあります。「あなたのお名前をおっしゃってください」というアナウンスが流れ、相手を確認してから電話に出る事ができます。電話に出なければ、「呼び出しましたが近くにおりません。また、お掛け直しください。」というアナウンスが流れて自動で電話が切れるので安心です。

地震などの災害が起こった時に備えて

子供の留守番中、夏休みに限らずいつでも心配なのは地震などの災害が起こった時ですよね。でも、災害が起こる可能性があるからと言っていつでも親子一緒にいる訳にはいきません。

子供1人の時に災害が起きても、自分の身を自分で守る事ができるように教えておく事が重要なのです。これは、夏休みの留守番に限らず、常に子供が災害が起こった時に行動に移せるようにしておく必要があります。

そして家庭でも、夏休みに子供が留守番している間に災害が起きても大丈夫な様に備えておく必要があるのです。

まず、大きな地震が起きた場合はすぐにテーブルの下に入る事を教えておきましょう。家の中も、家具が転倒しないように工夫しておく必要があります。テレビや家具の転倒を防ぐ事ができるグッズはたくさん販売されているので、夏休みに子供だけで留守番させるのであれば、できるだけ対策をしておきましょう。

すぐに子供だけで避難しなければならない状況になるかもしれません。子供用の防災グッズを詰めたリュックも予め用意しておき、避難場所や親への連絡先を書いたメモも用意しておきましょう。

地震などの災害が起こると、電話も繋がりにくくなる恐れがあります。災害時に、家族が集まる場所も決めておきましょう。大きな災害の時は、携帯電話が全く役に立たなくなるケースも多いのです。

夏休みに子供1人で留守番させる時の約束事

夏休みに子供1人で留守番をさせるとなると、いくつか約束事を決めておく必要があります。インターホンが鳴っても出ない、親以外の電話にも出ないというのも約束事ですが、ここではそれ以外の約束事について触れていきます。

家庭でのそれぞれの事情もあり、全て当てはまる訳ではありませんが参考にしていただければと思います。子供の安全を守るために必要な約束事なので、よく理解させて守らせましょう。

勝手な外出はNG

夏休みに留守番をしていると、友達から遊びに行こうと誘いが来る事もあるでしょう。どうせ親もいないし、帰って来るまでに帰宅していれば何も問題は無いはず!「いいよ、今から遊ぼう」と返事をしてしまいがちです。

でも、留守番の最中に自分の判断だけで外出させるのは禁止にしておきましょう。予め約束している場合は問題ありませんが、突然遊びに行くとなると話は別です。

同じように親が共働きの留守宅に呼ばれて遊びに行ってしまう場合や、外出先で災害に見舞われるなどの危険も考えられます。必ず親に連絡を取り許可を得るのはもちろんですが、予めその日に突然遊びに行くような話は断るように言っておく方が良いでしょう。

もちろん、夏休みに子供だけで留守番している家に遊びに行くのも、親が不在の自宅へ遊びに来させるのも厳禁です。そこはしっかりと子供に言い含めておく必要があります。

鍵の取り扱い

鍵っ子と言えば首から鍵をぶら下げているイメージでは無いでしょうか。鍵を首からぶら下げると確かに落としてしまったり失くす心配が無く、すぐに取り出しやすいので便利です。

しかし、近年では遊具などで引っ掛けてしまった際に首を絞めてしまう恐れがあるため、首から鍵をぶら下げるのは危険であるという認識が一般的になっています。鍵は、伸び縮みするスパイラルチェーンやリール式のキーホルダーなどを使ってポケットの中に入れておいたり、カバンの中に入れる事ができるように工夫しておきましょう。

また、学童保育や習い事などから帰宅した際に自分でカギを開ける時は、周囲に誰もいないか注意させましょう。家に着く前から後ろから怪しい雰囲気の人がついて来ていないかにも、注意を払う必要があります。

子供が家に着いてカギを開けた瞬間に、家の中に突然入って来られるという犯罪事例も少なくありません。周囲の状況を確認できたら、カギはなるべく素早く取り出せるように予め用意しておき、速やかに家の中に入りましょう。

家の中に入ったら、すぐにカギを閉めてチェーンもする事を習慣づけておきます。防犯意識を高めておく事は、留守番をするならば尚更です。夏休みに子供が留守番をする事で、責任感が芽生えるかもしれませんね。

火は使わない

小学生でも高学年になると、ガスコンロの火を使う事ができる子供もいる事と思います。共働きで夏休みに子供1人で留守番をしなくてはならない場合、ご飯の心配もあるでしょう。毎日お弁当を用意してから出勤…できない事ではありませんが、正直言って毎日は大変です。

「カレーを作っておいたから、ガスコンロに火をつけて温めて食べてね。」「レトルト食品をお湯で温めてから食べてね。」

こんな事ができれば、お米を炊いて用意しておくだけで良いのですごく楽です。でも、できれば大人のいない子供だけの留守番で火を使わせる状況はおすすめできません。

もしも火事が起きてしまった場合、留守番をしていた子供だけで無く近隣の住民にまで危険が及びます。取り返しのつかない事になる場合も考えられるのです。親の責任として、夏休みに子供1人で留守番させる場合、親のいない間に火を使ってはいけないという事をきちんと約束しましょう。

食事はレンジを使って調理できるものなら安心です。レンジの取り扱いにも注意が必要ですが、今のレンジでは火事になる心配は殆どありません。使用する際には取り出す時の火傷にだけは注意することを教えておきましょう。

夏休みに子供の留守番で仕事に行く

子供の夏休みに合わせて仕事を休む事ができるのが理想的ですが、なかなかそう上手くはいきません。また、夏休みだけ仕事を休めば収入面にも大きな影響が出て来ます。もしも、1人で留守番ができるお子さんなのであれば、夏休みに子供の留守番で仕事に行っても良いのではないでしょうか。

子供の留守番は、何年生からだったら大丈夫という決まった定義はありません。高学年でも留守番ができない子供もいれば、1年生で留守番が平気という子供もいるのです。

ここでご紹介してきた内容から、我が子が夏休みの留守番が可能な子供なのか考えてみてください。留守番は少しずつ慣れさせて様子を見て、本人の気持ちもよく聞き留守番ができるのであれば、夏休みの留守番にチャレンジさせてみましょう。

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