保湿が重要！トラブルを予防する子供の乾燥肌対策

子供の肌は潤いがあり、なめらかな肌と勘違いしている人は多くいます。

実は、子供こそデリケートな肌をしているため、しっかりとした正しいスキンケアを行うことが重要と言われています。

なぜ、子供に乾燥肌が多いの？

子供の肌と大人の肌は全く違います。だからこそ子供にあったスキンケアを大なうことが重要になります。スキンケアを正しく行うためにも、子供の肌のことをきちんと知ってくださいね。

角質層が薄い

子供の肌は、大人と比べると薄いと言われています。これは、角質層が大人よりも薄いためです。大人の肌と比べると半分くらいの薄さとも言われています。

角質層とは肌の一番外側にあり、バリア機能の役割があります。外部からの刺激の侵入や水分を保つ働きをしています。そのため、角質層が薄い子供の肌は、外からの刺激の影響を受けやすく、その刺激に弱いという特徴があると言われています。

皮脂腺の発達が未熟

子供は皮脂腺の発達が未熟な時期です。皮脂腺とは、真皮層にあり皮脂を分泌する働きがあります。皮脂は水分の蒸発を防ぎ、肌の潤いを保つ役割をしていると言われています。

そのため皮脂腺が未熟な子供は、皮脂の量が少なく肌が乾燥しやすい状態になっていると考えられます。

乾燥肌になると、何がダメなの？

乾燥肌は、見た目だけの問題ではありません。乾燥肌によって、様々なトラブルを招く可能性があります。

• かゆみ
• 紫外線の影響を受けやすくなる
• アレルギーを起こしやすくなる

乾燥肌はバリア機能が低下している状態です。そのため外部からの刺激を受けやすくなります。さらに肌がかゆくなってしまうため、無意識に掻いてしまうことがあります。肌を掻くことで、さらに肌にダメージを与え乾燥させるという負のスパイラルに陥ることがあります。

食物アレルギーと乾燥肌の関係

最近の研究で、肌の乾燥の状態が食物アレルギーの発生に影響を及ぼすことが判ってきました。肌のバリア機能が低下し湿疹があることで、食物などの様々なアレルゲンが体内に入りやすくなると言われています。体内に入ったアレルゲンが、アレルギーを引き起こす可能性が高くなると考えられます。

これは赤ちゃんの頃だけの問題ではなく、どんな世代の人にも起こります。肌のトラブルだけでなく、アレルギーを予防するためにも保湿は重要になってきます。

乾燥肌を予防するために･･･とにかく清潔に肌を保ちましょう

乾燥肌を予防するためには、まずは清潔に肌を保つことが大切です。乾燥肌は刺激に弱いため、とにかく刺激になる物質を取り除き刺激を与えないことが重要になってきます。

キレイに身体を洗う

1日に1回は、石鹸で丁寧に身体を洗うようにしてください。特に保湿用のワセリンなどを肌に付けている場合には、1日に1回はキレイに洗い流すようにしましょう。

ただ身体を洗う際のポイントがあります。せっかくキレイに身体を洗っても肌に刺激となる場合があるので注意しましょう。

・低刺激の石鹸を使用する
市販の石鹸やボディソープには、刺激が強い商品が多くあります。子供のデリケートな肌のことを考えると、香料が少ないなど低刺激のタイプの商品を選ぶようにしてください。

・原液を肌につけない
ボディソープや石鹸は、必ず手の平で泡立ててから使用しましょう。原液のまま使用すると、肌に余計なストレスをかけてしまいます。

泡立てネットや泡で出てくるタイプ商品を選ぶなど、肌に負担をかけないように身体を洗いましょう。

・身体をこすらない
汚れを落とそうと、ゴシゴシ洗いたくなる人も多いですが、このやり方では肌にダメージを与えてしまいます。撫でるように優しく洗うように心がけてください。

手洗いでも十分ですが、綿のタオルなどで優しく撫でるように洗うようにしても構いません。ただかゆみが強い時には、手洗いの方がいいとも言われています。

熱すぎるお風呂や長風呂はNG

熱すぎるお風呂は、肌に必要な皮脂など必要以上に洗い流すと言われています。そのため、38度から40度程度の湯船に浸かるようにしてください。

また長風呂も肌を乾燥させやすくします。長時間湯船に浸かりすぎないように注意してください。

乾燥肌を予防するために･･･保湿をしっかり行いましょう

丁寧に身体を洗った後は、次は保湿です。せっかく刺激がないように身体を洗ったのに、保湿を忘れてしまえば肌の乾燥を予防することはできません。毎日継続して行うようにしましょう。

・保湿剤は低刺激のタイプを選ぶ
保湿剤は、多くの種類のアイテムが販売されています。

• ローション
• 乳液
• クリーム
• 軟膏

などのタイプがあります。基本的には長く続けやすいタイプの商品を選んでもらって構いません。ローションは、水分が多くサラッとしているため、重ね塗りすることで保湿効果がアップすると言われています。軟膏は油分が多く、ややベタつきやすいため、夜寝る時に使用することがおすすめです。

保湿剤を選ぶ際の注意点として、低刺激のタイプを選ぶようにしてください。保湿剤によっては肌に合わないことがあります。子供の肌に合うかどうかを事前に試してから購入するようにしましょう。

・保湿剤は、入浴後すぐに使用する
入浴してから時間が経つにつれて、肌は乾燥しやすくなります。そのため少しでも早く全身に保湿剤を塗るようにしましょう。

乾燥しやすい部位だけでなく、全身に塗ることが大切になります。顔も忘れずに保湿しましょう。

子供の肌はデリケート！スキンケアをしっかり行いましょう

子供の肌は、乾燥しやすくデリケートです。毎日スキンケアを行うことで、あらゆるトラブルを予防することに繋がります。乾燥肌が酷い場合には、一度病院を受診するようにしてください。必要であれば薬など処方されることがあります。

キレイな肌を保つためにも、清潔と保湿を習慣にしてくださいね。

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