小学生でもできるヘアアレンジ。ひとりでもこんなにかわいく結べる!
小学生はとても自由におしゃれができるので、私服に合わせてかわいい髪形を作りたいという女の子も増えていきます。
でも親と子どもは別の人。子どもが髪形に興味を持っても親自身がヘアアレンジ苦手な場合もありますね。
でも大丈夫!髪形に興味がある子どもは意外と一人で結べてしまうものです。親がやらないから嫌でも自分の腕が上がることもあります。
最初は手伝ってあげたとしても、自分でできるヘアアレンジが1つでもマスターできればしめたもの!そこから自分で応用していけるかもしれません。
凝りに凝った髪形ではないけれど「小学生が自分でできる」に重点を置き、小3程度を想定したヘアアレンジをご紹介します。
Contents
「自分でできる!」の基本スタイルはひとつ結び
自分でできる最初のヘアアレンジは結ぶ位置によってポニーテールとも呼ばれることがある「ひとつ結び」。
うしろで1つに束ねるだけなら簡単にできる子は多いです。最初はひとつ結びをできるようになることからスタートし、髪を束ねる位置をどんどん上げていきます。
てっぺんではないけれど上の方で束ねることができるとポニーテールになります。この画像は我が家の娘で小3です。
親は一切手出しをしていませんが、このようなポニーテール現在は5分程度でできるようになりました。毎日結んでいるので、まさに継続は力なりですね。
ポニーテール手順
- 耳から上の髪の毛(上半分)をまず一束にする
- 残りの髪の毛、下の方半分を上の髪の毛を束ねた位置に集める
- 一回クシ(コーム)やブラシで髪の毛の表面をとかし、でこぼこにならないよう整える。
初めてトライするときは、ゴムはあらかじめ手首にかけておくか、すぐに取れる位置に置いておくようにアドバイスしてください。
また、水で濡らして水滴がついたクシで溶かすと表面のでこぼこが取れやすく、駆クシも通しやすいです。
でこぼこするのが気になり始めるといつまでたってもアレンジは完成しません。見ている方はそんなに気にならないもの。それを伝えてあげましょう。
自分で結ぶ場合は肩よりも少し下くらいまで髪の毛が長いほうが結びやすいです。短めだとやはり結びにくく、うまくできないので子どもがキイーとなることも…!
髪の毛がちょうどよく伸びてきてからトライさせてみましょう。
上のほうで結べばスポーティーに!ひとつ結びは結ぶ位置で雰囲気が変わる
ポニーテールは結ぶ位置でだいぶ印象が変わります。
- 耳より下で束ねる:大人らしい感じ
- 耳の位置あたりで束ねる:小学生っぽいポニーテール
- 頭の上のほうまで上げて結ぶ:スポーティーな印象に
画像はひとつ結びをかなり上で束ねて、サイドに寄せてヘアバンドをしています。ダダンスやテニスなど体を動かすことを連想しやすい、元気に見える髪型です。
ひとつ結びができるようになると、サイドに寄せてのアレンジが可能になります。基本は横にずらして結ぶだけなので何回かやっているうちにできるようになります。
上のほうでひとつ結びをつくる場合は下を向いて髪をまとめる
スポーティーなこの高い位置でのひとつ結びは、作るときに下を向くことがポイントです。
高い位置でのひとつ結びの作り方
- 耳から上の髪の毛を結びたい高い位置に集める
- 顔を下に向けて残りの髪の毛を手に取りながらかき集める
- 下を向いたままゴムでしばる
高い位置で結ぶには「下を向いて」髪の毛を集めることがポイントだと教えてあげましょう。
サイドに寄せたい場合は、最初にサイドに髪の毛を寄せてから下を向く手順で結ぶとよいです。
「くるりんぱ」には逆りんぱもある!
ひとつ結びの結び目を真ん中で割って隙間を作り、くるっと一回しする「くるりんぱ」。
結び目から下の毛の束を上から差し込んで下に引っ張るのが通常の「くるりんぱ」ですが、髪の束を下から差し込んで上の方へひっぱる「逆りんぱ」もあります。
通常の「くるりんぱ」スタイルは全体的に下にさがるので大人しめな印象になります。
逆りんぱの場合は髪にボリュームが出てぴょんぴょんする感じになるので元気な雰囲気になります。
「くるりんぱ」「逆くるりんぱ」は最初は一緒にやってあげれば簡単なので小学生ならすぐ覚えられます。
また、もしお子さんが美容室を利用していれば、髪を切った後美容師さんに「くるりんぱ」をしてあげて欲しいと頼んでみましょう。
ほとんどの美容室で快くやってくれますし、鏡があるのでどうやっているのかが分かりやすいです。
みつあみがまだ出来ない場合は、まず毛糸を3本結び合わせるなどして練習してみましょう。
前髪が長い場合は前髪でみつあみを作るのも、自分で見ながらできるのでオススメです。
編み込みらしきものでも全然問題なし!
編み込みができると「おお!カワイイ」というヘアアレンジになるのですが、小学生が自分の髪の毛を完璧に編み込みするのは結構難しいようです。
であれば編み込みらしいものでも大丈夫!少しでも周りから毛束を足しながらみつあみできるだけで、ただのみつあみとは違う感じになりますのでかわいいですよ!
画像は完璧な編み込みではありませんが、ちょっとずつ周りの毛束が巻き込まれてはいるので少し凝った印象になります。
目立つヘアゴムがアクセントになり、可愛く仕上がりました。完ぺきを求めるとなかなか子どもだけでアレンジできる域にいきません。
大人は「子どもでこのくらいできれば上出来!」と思うことが大切です。
編み込みの応用ダンススタイル
ヒップホップダンスの雰囲気の髪型です。みつあみを3,4本作る途中で真ん中あたりだけを編み込んでバラバラしないように固定します。
大人がやるのに比べて、編み込み部分もよく見ると「なんとなく」できているのですが、あまり気になりません。
みつあみができるようになって、編み込みは周りの毛を巻き込んで作ると分かるだけでこんなヘアアレンジも自分でできるようになります。
最初からこれを作れるわけではないのでまずはみつあみの練習から始めてみるといいですね!
小学生らしいツインテール
ここでは飾りゴムがあるととてもかわいく仕上がります。束ねる毛の量が少なくて済むので最初はひとつ結びよりもアレンジしやすいかもしれませんね!
前日からの準備の定番みつあみパーマ
自分が子どもの頃やっていた方も多いのではないでしょうか。お風呂上りに髪の毛が濡れている状態でみつあみを何本も作ります。
みつあみのまま寝て、翌朝外すとパーマが完成!子どもにできる手軽な即席パーマです。割ときつくクセがつけられます。
また100円ショップなどでスポンジ製のカーラーも売っています。寝るときに気にならなければまいて寝るのもいいでしょう。
こちらはゆるめのクセ付けですが「自分でカーラーに巻く」というのが大人と同じ感じがして子どもは嬉しいようです。
小学生は毎日校帽をかぶって登校!髪形は崩れやすい
小学生は校帽をかぶって登校します。脱いだりかぶったりするので複雑なヘアアレンジが崩れてしまうこともあります。
帽子が浮いてしまうこともあるので、なるべく上に盛り上げないようにヘアアレンジするといいでしょう。
小学生の体育ではバレッタが使えないことも
小学校にもよりますが、バレッタや髪の毛を挟んでまとめるバンズクリップなど体育の授業では外さないといけない場合もあります。
せっかくヘアアレンジしても外さないといけないこともあるので、使ってはいけないものがあるかどうか事前に確認できるといいでしょう。
パッチンどめやゴムの可愛さだけでどうにかなる!用意してあげたいヘアアレンジ小道具
髪の毛をきれいにとかして、カラフルなピンで留めるだけでもりっぱなヘアアレンジになります。
パッチンどめは小学生にとても使いやすいアイテムなので好きなものを何本か用意してあげましょう。ピン類はよくなくなるので、複数本必要です。
凝った模様が描かれているとてもかわいいパッチンどめもあり、サイドを2,3本並べて留めるだけで結ばなくてもとてもかわいいヘアアレンジになります。
前髪を伸ばしているお子さんには特におすすめ!長い前髪を横に流してパッチンどめするだけでとてもおしゃれになります。
ピンにお花や星などのモチーフを載せた飾りピンもアクセントになります。ただパッチンとするタイプでないものは、落としてしまうすこともあるので注意しましょう。
あると便利な小物
- ピン
- パッチンどめ
- ヘアバンドなど
あると便利なヘアゴム
- 太いゴム
- 主に使い捨ての細いゴム(シリコンゴム)
- 飾りがついたゴム
- シュシュ
ゴムがアクセントになるとひとつ結びだけでもとても可愛い印象になります。いろいろな種類があることで結ぶ気持ちもアップしますね!
親がしてあげられるサポートは口を出さないこと、道具は用意してあげること
子どもが自分でできるようになるためには親はあまり口を出さずにいることが大切です。
毎日同じゴムで結ぶより、いくつかお気に入りのゴムを持っているほうが気分もあがり、ちょっと新しいヘアアレンジに挑戦してみようかなという気にもなります。
例えばメイクボックスに道具がギッシリ…!マニキュアを何色も持っている…!など道具が充実していると気分が上がるのは大人も同じですね!
画像は我が家の娘のヘアアレンジスペースです。洗面所に専用のスペースが作れないのでタオル掛けの上に設置しました。
とっても小さくて、十分とは言えないスペースなのですが、そこは自分の好きなように好きなものを置けるためちゃんと大事にしています。
よく女の子のおもちゃや雑貨で引き出しのついたミニの鏡台がありますが、そういうものでも気分が上がって毎日結ぼうという気になるようです。
小さくてもいいのでヘアアレンジ専用スペースを作ってあげられるといいですね!
時間はどんどん過ぎていく!ヘアアレンジの時間を十分に取った朝の行動を
小学生の朝は飛ぶように時間が過ぎていきます。時間割や宿題など、前日に必ず済ませておくのが平日に自分でヘアアレンジすることの条件です。
でこぼこが気になってやり直すことが必ず発生すると考え、やり直しの時間を最初から想定してヘアアレンジタイムを取るように言っておいた方が無難です。
やり直しするにも、ゴムとゴムの間に髪の毛が挟まるような結び方をしていることも多く、まず外すのに時間がかかってしまうこともあります。
最低でも15分は取っておかないと遅刻です。出る時間が押すと親が焦って朝からけんかになることも多いです。
また洗面所は髪の毛がバラバラ…という光景が日常茶飯事になると思いますが、時間のあるときはきちんと自分で片付けさせましょう。
ただし毎日の登校前は大目にみてあげることも必要です。毎日注意されると結ぶのが嫌になってしまう可能性があります。
好きこそものの上手なれ!信じて任せれば上手に結べるようになる!
基本のひとつ結びがうまくできるようになると、そこから束ねる毛の分量や位置でさまざまなアレンジができるようになります。
まずはひとつ結びを色々な位置で結ぶことからスタートすると応用が利かせやすいです。
また、小学生は字が読めるので、漫画雑誌やヘアアレンジの本などを参考にしながら自分でやってみるようになります。
図書館にもアレンジの本が置いてあることが多いので、利用するといいですね。子どもが何かを一生懸命やっているとき、親は口を出さないことが大切です。
何か聞かれたり助けを求められれば手を貸してあげて、基本は自分のしたいようにアレンジさせていると、あっという間に上手に結べるようになります。
自分で髪形を生み出したりもするので驚くことも!そんなときは「上手!」の一言でますます上手くなります。
本当に自然に「自分で作ったの!スゴイ!!」とほめたくなる髪型をすんなりつくるようになるでしょう。ほめるときは本気でほめてあげてください。
ここで使った画像のヘアアレンジは大人の手が一切加わっていません。大人が手伝えばもっと上手に…と思うものもありますが、自分でやることで上達します。
最初は全く結べないところからスタートするのですが、自力でできるようになっていく「毎日やる・うまくなりたい!」という情熱はすごいものです。
ヘアアレンジだけでなく様々な子どもの情熱の方向を捉えて、そういう気持ちをどんどん伸ばしてあげられるといいですね!