子供に携帯を持たせる時期。一人で出かけるようになる時がタイミング!
スマホは、電話はもちろん写真や動画撮影に、様々なアプリなどでの便利な機能や位置検索にナビ機能。どんどん多機能になり、大人でも使いこなせないほどですよね。
その一方で、SNSやメッセージアプリでのデリケートな人間関係の問題が生じることも増えていくデメリットも発生していますね。
初めて、子どもに携帯電話を持たせるタイミングはいったいいつなのでしょうか?
携帯電話を持たせるタイミング
初めて子ども自身の携帯電話を持たせるタイミングに焦点をあてて考えてみましょう。
年齢によって子ども用の操作方法が簡単なものから大人用のスマートフォンを持ち変えるタイミングも合わせて考えてみましょう。
幼稚園・保育園のトキ
幼稚園や保育園への登園や降園でも、子どもが外出する場合でも、保護者の付き添いがあるまだまだ幼い園児達は携帯電話を持っているのでしょうか?
この年齢ではさすがにかなりの少数派になるでしょう。
もしくは、上に兄弟姉妹がいて携帯を欲しがりやすい環境もあるかもしれませんね。
または、小学生に上がった時の練習として少し早めに持たせるご家庭もあるようです。
小学校入学と同時
小学校入学すると、ぞくぞくと子ども携帯を契約するご家庭が目立ちます。
両親ともがフルタイムで就業している場合、子ども達は下校後に学童に行くことが多数派となります。
学童から帰る時間は、地域などにより違いはありますが、18時もしくは19時まで預かってくれるところが多いようです。
その時間帯は、冬の時期にはもう真っ暗ですよね・・・。
さらに、曜日によっては習い事に子ども自身が通わなければならない状況もありえます。
子ども携帯は、GPS機能に防犯ブザー、もちろん電話の機能と子どもの初めての一人歩きを応援しやすい機能となっています。
これさえあれば安全!という訳ではありませんが、ご両親が少し安心出来る材料になるのではないでしょうか?
子どもだけで遊び始めるのも、この時期からですね。
少子化の影響から、お友達の数も少し減り、必然的にお家から距離のあるお友達とも遊ぶようになります。
もちろん、その時にも子ども携帯はとても役に立ちますね。
小学校の中学年から高学年
ある市のアンケート調査によると3年生を境に子ども用携帯もしくはスマートフォンの所持率が格段に上がっています。
また、3年生になった時点で『持ちたい』と思っている子どもは6割を超える結果に。
1年生やそれ以前から子ども携帯を持っている子ども達は、スマートフォンへの切り替えも多く見られます。
ゲーム機などを持たせるくらいなら、無料のアプリを使ってもらおうとする気持ちもありそうですね。
さらに、4年生には、学童もなくなり子どもだけでお留守番をする時間が増えます。
一言で4年生と言っても、しっかりしている子や少し心配症の子など性格の違いはもちろんあります。
そういったことが重なって中学年以降は、携帯電話所持率が上がります。
中学校入学と同時
中学校に入学すると、お友達とのメッセージやSNSで繋がりを持ちたい気持ちがより強くなります。
私立中学校の場合、近隣の地域だけにとどまらず離れた地域からのお友達が出来ますので、帰宅後にお友達と繋がりたいと思う子どもの気持ちと、慣れない場所へ通学する不安から両親が持たせる事をよく聞きます。
公立中学校であっても、小学校よりも学区が広がるのでお友達とのつながりを欲する気持ちはどちらの子ども達も同じものです。
様々な調査資料を見ると、『スマートフォン所持率が6割から7割』と記載してありますので、スマートフォン以外の所持も含めると記載されている数字以上になるのは明らかですね。
携帯電話の種類
大まかに分けると『子ども用の機能制限された携帯電話』と『大手キャリアのスマートフォン』さらに最近は『大手キャリア以外の格安スマートフォン』となります。
まずは『子ども用の機能制限された携帯電話』
大手キャリア各社では、子どもの安全面を考慮したキッズケータイが出ています。
発着信は登録してある数件のみ、引っ張ると防犯ブザーが鳴り所在地の地図が添付されたメールが届く、さらに月額使用料金も数百円程度・・・と、『安心』な機能に特化したものです。
幼稚園・保育園から小学校卒業までは十分この携帯で事足りると思います。
しかし、小学校中学年以降、家庭の考え方によってスマートフォンを持たせるご家庭も増えてきました。
そうなると、様々なメッセージアプリでのお友達との会話や、ゲームアプリの話についていけないなどの子どもなりの関係の弊害が出てきます。
次に『大手キャリアのスマートフォン』の場合
契約するプランや、使い方、スマートフォンの機種代金にもよりますが、お友達や家族との連絡手段やSNSなどインターネットを使う事を考えると、やはり月額1万円近くかかりそうですね。
子ども用の制限された携帯電話と違う事は、インターネットの閲覧が自由に出来る事でいわゆる子どもには有害なサイトに自由にアクセス出来てしまう事ですね。
携帯電話会社によっての利用制限をかけるなど、工夫をして使わないと心配になりますね。
最後に『大手キャリア以外のスマートフォン』
携帯電話会社ではないモバイルがぞくぞくと登場していますね。
各社付加サービスを排除して、月額利用料金を抑えています。
さらに、子どもに持たせるスマートフォンに持たせてほしい機能の位置情報のお知らせや、無断でアプリのインストールする事を制限出来る、有害サイトへのアクセスを制限するなど、初めてスマートフォンを持たせる親の気持ちに配慮してあるものが目立ちます。
家庭によって、子どもに携帯電話を持たせるタイミングや、そもそも携帯電話が必要かどうか。
どこかの時点では、必ず悩む問題です。
また、生活状況や環境によってもタイミングも変わります。
イマの子どもとムカシの子ども
生活状況や環境によって変わる『子どもが携帯電話を持つタイミング』とは一体何でしょうか?
イマの子どもとムカシの子どもの違いは一体何なのでしょうか?
生活環境の違い
ムカシの子どもは、母親が専業主婦か、パート勤務で子どもが下校した後、自宅にいてあげられる生活状況が多くありました。
もしくは、3世代で暮らしていると、祖父母が自宅におり下校後の安全が確保されていました。
下校後も、今ほど習い事に通う数が多くない子どもの方が多数で、友人同士お互いの家を行き来したり、公園などである程度安全に遊ぶことが出来ていました。
しかし、イマの子どもは、共働きの核家族の家庭がとても多く、また少子化の影響から友人の家との距離も遠く、下校後の時間に子どもが一人でいる時間が増えたように思います。
さらに、最近のニュースなどを見ると、登下校すらも安心してさせられない思いを持つほどの恐ろしいニュースが度々流れてきています。
わが子を守らなければとの思いで出来る事は、子どもに携帯電話を持たせてマメに連絡を取る事くらいではないでしょうか?
習い事の増加
ムカシの子どもに比べ、イマの子どもは、多数が週に3~4の習い事をしています。
スイミング・ピアノ・バレエや、学習の塾や公文、学研などはお馴染みですが、さらに、英会話やプログラミング、体育の家庭教師まであります。
男の子にしろ女の子にしろ、帰りの時間は特に心配になりますよね。
交友関係も大切です
イマの子ども達は、本当に頑張っています。
交友関係を健全にはぐくもうとしても、時間がありません。
家の距離や、習い事でのすれ違いなど、下校後に会うチャンスはとても少ない子ども達がたくさんいます。
そうなると、スマートフォンならではのメッセージアプリやSNSが、子どもにとって魅力的に感じますよね。
もちろん、過度なのめり込みや、心配の種は増えてしまいますが、上手に使って子どもなりのささやかな友人関係を大切にしてあげたいものです。
常識と状況と
親の私達が携帯電話を持った時の常識は、今よりもっとゆっくりでした。
もともと携帯電話は、車載の電話で高級車を使う一部のビジネスマンが使う程度でした。
しかし、90年代になると状況は変わりだしました。
その後、少ししてからPHSや携帯電話が高校生や大学生に普及し始めました。
その頃の携帯電話は、画面はモノクロで写真やアプリはおろか、電話とメールの機能しかありませんでした。
今では、本当に多機能になったスマートフォン。
お友達とのスケジュールを合わせる事もアプリの中で。
初めて訪れる場所でも、地図やナビを画面上に表示してくれます。
スマートフォンや生活環境の進化と合わせて、常識もどんどん変化していきます。
『我が家では、子どもが自分で電話代を稼げるようになってから』
家庭によって決めごとは、もちろん様々ですが、世間の常識や生活環境の変化で子ども達を危険にさらす事がないように、親も柔軟に考える事が望まれるのではないでしょうか?
子ども達の健やかな成長を願って。