子育てママとパートを両立させる!子供も自分も無理せず働くコツ


最近は、結婚しても仕事を辞めずに続ける女性が増えています。

マイホームやマイカーローン、将来に備えてなど、様々な理由から共働きを選択するようです。

そして、妊娠と出産をきっかけに退職し、その後は育児に専念するというスタイルは珍しいことではありません。

子供の成長を間近で見る生活は楽しく、充実した日々でしょうが、大きくなっていくにつれて「短時間でも働きたい」という気持ちになる女性もいるのです。

一般的には小学生くらいになると時間的な余裕ができていくので、社会復帰を考え始めるようです。

子育てママとしての時間に不満はなくても、社会と繋がるためや子供から少し離れて気分転換するために短時間でも働きたいという気持ちになるのでしょう。

フルタイム勤務になるとハードルは高くなりますが、短時間のパートであれば仕事と家のことの両立は可能です。

無理せず働くためのポイントやコツを身に付けて、子育てママとパートを楽しみましょう。

生活スタイルを決めて不安を解消

パートを始める前に、ご自身がどれくらい働きたいかということについて考えることをお勧めします。

一人暮らしではなく、子育てママという立場がありますので、無理しないで働ける日数と時間を決めるのです。

パートは短時間労働ですから、一般的には週に3~4日程度で4時間以内の勤務をする方が多いようです。

しかし、これはあくまでも一般論ですから、実際にご自身のタイムスケジュールを立ててみて、こなせるかどうかを客観的に考えてみることをお勧めします。

外で働けば肉体的にも精神的にも疲れますので、パートの時間を増やし過ぎれば子育てと家事に悪影響が出てしまうかもしれません。

ですから、パートする際には漠然と考えずに、無理せずに続けられるタイムスケジュールにすることです。

「後で考えよう」と思っていると、面接時に無理な勤務時間帯を聞かれた時に即答できず、企業側の希望をそのまま受け入れてしまうこともあります。

「慣れる前に疲れてしまって辞めてしまった」という子育てママもいますので、具体的な勤務日数や時間を決めた上で面接に臨みましょう。

周りの子育てママに聞いてみる

パートに出たいという気持ちが固まって時間帯を決めても、「自分にできるかな」と不安になることもあるでしょう。

  • 子育てをきっかけに退職し、それからずっと家にいた
  • 大学や短大などを卒業後、すぐ結婚して出産という流れで一度も働いたことがない

上記のような方は、仕事ができるかどうかという不安に襲われて、一歩踏み出すことができないでいるようですが、周りを見れば同じような子育てママはいるはずです。

一人で考えていてもマイナスのことばかり浮かんでしまう可能性がありますし、実際に働いている女性の意見のほうが参考になり、勇気も出るでしょう。

パートに出る子育てママは小学生くらいの子供を持っている方が多いので、家のことや子供のこと、学校行事との両立などについて具体的な話を聞いてみるのです。

パートは正社員とは違いますし、同じように子育てママが多い職場ほど融通が利きます。

そのような環境でパートとして働く方の話を聞けば、不安も払しょくされることでしょう。

また、周りにいる子育てママに相談することが働きたいという意志表示になります。

「私のパート先で今ちょうど募集しているよ」と紹介してもらえることもありますので、働きたいという気持ちになったら周りに話しておくと良いかもしれませんね。

そして、不安が多いようであればパートではなく、短期のアルバイトから始めるという手もあります。

パートで働くよりは気楽にでき、短期間で終わりますので、お試し感覚でしてみることもお勧めです。

パートの時間に子供の過ごし方を考えておく

子育てママがパートを楽しむためには、子供に働くことを理解してもらうことも必要でしょう。

寂しさや不安から最初は反対されるかもしれませんが、普段とは違う格好で楽しそうにパートへ出かける様子を実際に見せることで、応援してくれるはずです。

そして、自分にも子供にも負担にならないようなスタイルで働くことを話すだけではなく、実際にパートへ行っている間の子供の過ごし方についても話し合っておきましょう。

できるだけ子供が一人にならないようなパートの仕方であれば、子供に負担をかける心配はないはずです。

子供の祖父母や自分の兄弟など、ご家族と同居している場合は、お願いすることもできます。

しかし、一人の場合は学校から帰宅した後や長期休暇中の過ごし方を考えておかなければなりません。

具体的には、以下のような過ごし方がお勧めです。

  • 年上の兄弟に見ていてもらう
  • 近くの親戚や両親に預ける
  • 学童保育に預ける

上記のように、一人にならない方法はあります。

小学生くらいになれば、一人遊びができるようになりますし、宿題もありますから、それほど周りが手を焼くことはないでしょう。

また、子供の帰宅時間までにパートを終わらせるようにすれば、誰かにお願いするのは長期休暇のみで、普段は子供が一人になることがありません。

子供はどんどん成長していきますので、低学年の時期は人の手を借りるかもしれませんが、高学年に向けて心は成長していき、自立もしていきます。

「一人で留守番できるよ」と子供から頼もしい声を聞くことができたら、パート時間を増やすことや正社員なども視野に入れることができるかもしれません。

諦めていた仕事に就ける可能性もありますので、パートと子供の成長を楽しみながら将来的にしてみたい仕事について夢を馳せてみてはいかがでしょうか。

英会話やピアノなど習い事や塾へ通わせる

子育てママは、子供の安全が確保できなければパートを楽しむことができませんよね。

ただ帰りを待たれるより、子供にとっても良いことがあれば、更にパートに励むことができるのではないでしょうか。

パートをすれば経済的に余裕が出るでしょうから、子供を英会話やピアノなど習い事や塾へ通わせることもお勧めです。

将来の糧になるようなことであれば、パートで母親がいない時間が子供にとって貴重な時間になるはずです。

子供の習い事や塾がある日だけ、パートを長めにして一緒に帰るということもできます。

  • スイーツを食べて帰る
  • 外食して帰る
  • 食べたいお惣菜を購入して帰る

上記のように、帰宅の流れで普段とは違う食事も楽しむことができます。

一緒に過ごす時間が減っても楽しいことが増えれば、子供の心も不安定になりにくく、パートを続けて行けるのではないでしょうか。

子育てママにお勧めのパートはコレ!

パートで働く時間や曜日、子供の安全が確保できたら、実際に働く職種を選びましょう。

パートを無理なく、楽しく続けるためには、あまりハードルを上げないことです。

「以前していた」という理由で選ぶと失敗しやすいので、注意が必要です。

どんな分野でも業界内の常識は変わりやすいですし、若いからできたということもあるからです。

あまり理想は追求せず、希望の働くスタイルが合致していて、勤務地が近い所を選びましょう。

子育てママにお勧めのパートは、以下の6個です。

パートにお勧めの職種 理由
事務 体に負担がかかりにくく、電話応対やお茶出しなど難しいことがない
軽作業 部品組み立てや菓子パン製造など単純作業である
ホール レストランやカフェのホールは様々な世代のスタッフで刺激があり、ランチタイムのみの勤務も可能
コールセンター 主婦が多く、規模が大きい会社は休みやすい
コンビニ レジや品出し、発注など全般的な仕事ができ、24時間営業なので時間を選びやすい
スーパー 総菜コーナーやレジ、サービスカウンターなど様々な配属先があり、売り場には常に責任者がいるという安心感がある

上記のように、誰にでも覚えやすい職種は人気が高いようです。

また、資格と経験がある場合は短時間でも雇ってくれることもあります。

  • 歯科衛生士
  • 看護師
  • 美容師

上記のような分野は基本的なことは変わりにくいので、ブランクを感じることなく仕事することができるようです。

融通が利くパートは続けやすい

小学生くらいになれば、手がかからなくなってくる時期ではありますが、病気になることや怪我をすることもあるかもしれません。

パートを選ぶ際には、勤務地や時間、職種だけではなく、融通が利くかどうかもポイントです。

パートを長く、楽しく続けたいのであれば、人間関係が良好であることが望ましいので、休むことで関係性が悪くならない職場が理想的です。

雇い主はもちろんですが、一緒に働く仲間から理解してもらうことができるように、同じような立場の人が多いパートを選んだ方が良いでしょう。

子育てしていない人が多い職場では、残念ながら子供が体調を崩しても理解されにくいからです。

やはり、同じように子育てを頑張っており、悩みつつも頑張っている子育てママのほうがお互い様という気持ちで接してくれるでしょう。

子育てママのパートは、仕事ではなくどうしても子供が中心になってしまうのですが、それは仕方ないことです。

小学生から中学生くらいになれば、もっと手も離れ、自立もしていきますので、風邪を引いても一人で寝かせておくことができるようになります。

パート先に迷惑をかけるかもしれない期間はずっとではないのです。

とは言え、休みが続けば周りに対して申し訳ないという気持ちになりやすいので、できるだけ自分一人で抱えない仕事を選びましょう。

あなたがいないとわからないという状況にならず、代わりの人がいる仕事であればストレスも溜まりにくいはずです。

また、パートを続けるためには、周りに好印象を与えることも大切ですから以下のようなこともお勧めです。

  • パートだからと甘えず、セールやイベントなどの繁忙期にはパート時間の延長や休憩返上などできる限り協力する
  • 同僚が年下でも敬語を遣い、先輩として立ててくれる
  • 仕事中には子供の話は一切せず、明るく前向きな態度で働く

上記のようなこと以外では、きちんと仕事をこなすことも周囲から理解されやすくなります。

やはり、パートとは言え成果を上げることで、子供や家庭のことで休んでも、他の人から何も言われず、むしろ「休んでも大丈夫だよ」と心配されるようになります。

子育てとパートを両立し、楽しく続けたいのであればパート先で重宝される人材になることではないでしょうか。

一人で抱えずにご主人の協力と理解を求める

子育てママがパートと家のことを両立させるためには、ご主人の協力と理解も必要になります。

共働きしている夫婦は珍しくないのですぐ納得してもらえる場合もあれば、「家にいることが当たり前」と思っていて反対されることもあるようです。

パートに出てから子供や家のことで協力を求めるためには、しっかり理解してもらってパートを応援してもらいましょう。

  • 子離れの練習としてパートを始めたい
  • 子供のために貯金を増やしたい
  • 社会と繋がりたい

上記のようなことだけではなく、「あなたのお小遣いを増やしたい」という言葉もお勧めです。

「家計が苦しい」、「好きな物が欲しい」などは、ご主人の稼ぎが悪いと言っているようなものですから、気分良く了承してもらうために言葉は選びましょう。

短時間のパートなので、家庭のことに支障が出ることはないでしょうが、慣れるまでは洗濯物の取り込みやお米の研ぎ忘れなど、家事を忘れることも起こるかもしれません。

何度も忘れてしまうと子供にもご主人にも迷惑がかかりますので、自宅でしなければならないことを書きだしておくと忘れにくくなるでしょう。

小学生くらいになってからパートに出る方は多いですが、学年によっては自分のことで精一杯です。

家のことを任せることは難しいので、パートの日だけでもご主人に協力してもらってはいかがでしょうか。

パートを家庭内改革のきっかけにする

家庭内のルールは生活の中で作られていきます。

子育てをきっかけに仕事を辞めて主婦になった場合は、家事全般を一人でこなしているという方もいるでしょう。

子育てママをしながらパートをすると体力的な問題も出てきますので、パートをすることをきっかけにして家庭内を改革してみることもお勧めです。

家事や子育てに参加しないご主人とお手伝いをしない子供を変える、家庭内改革のチャンスです。

ご主人もお子様も怒られてはやる気が出ませんので、褒めて伸ばしていきましょう。

家族でも恥ずかしがらずに感謝の気持ちやお礼を言葉で伝えるのです。

また、子育てを一人でしてきた場合にはご主人が休みの日にパートを入れて、子供と遊んでもらいましょう。

小学生くらいになると手がかからないので簡単と思っているかもしれませんが、食事やおやつ、一緒に遊ぶなど、ただ見ているだけが子育てではないことに気づいてもらいましょう。

子供の面倒を一人で見ていなかったご主人の場合には、あなたの大変さが理解でき、家のことに協力的になるはずです。

子育てとパートがどれだけ大変かと気づいてもらうことができれば、ご主人の協力を求めることができるので長く続けることができます。

子供は成長していきますので、今はできなくてもそのうちに家事を手伝ってくれ、「疲れた?」と肩もみや労いなど体も気遣ってくれるかもしれません。

ご主人も子供もパートをすることで良い意味で変わることが期待できますので、パートをする際には協力と理解を必ず求めることをお勧めします。

家事やパートのストレス発散は定期的に行う

パートに慣れるまでは緊張感がありますので、疲れを感じにくく、毎日が充実しているのであっという間に日々が通り過ぎることでしょう。

しかし、ある程度仕事を覚えて、環境の変化に慣れるとストレスが蓄積していくこともあるようです。

「何のためにパートをしているのか」と考え、初心に戻ることで乗り切れることもありますが、解決できない場合には心と体が疲れている可能性があります。

ストレスで辛いだけの日々になってしまったらパートを続けることが難しくなりますので、ご家族にぶつけて迷惑をかけないようにするためには定期的に発散することです。

「パート先を変えようかな」と思うこともあるかもしれませんが、疲れやマンネリはどんな仕事でも起こり得ることですから、辞めることではなく解消する方法を考えましょう。

簡単なリラックス法でパートを続けよう

子育てだけでもストレスが溜まるでしょうが、そこにパートが入ってくれば更に辛くなるので、お金をかけず簡単なリラックス法を取り入れましょう。

家族で旅行して、現実から離れてストレス発散することもできますが、気軽にできる方法のほうが良いですよね。

お勧めのリラックス法は以下です。

  • 自宅にいる時やリラックスできる香りのお香やアロマを炊く
  • クラシックやヒーリングミュージックなどリラックスできる音楽を聴く
  • 詩や短編小説など簡単に読めるジャンルで読書を楽しむ
  • お気に入りの香りの入浴剤を入れてゆっくり湯船に浸かる

子育てとパートで忙しくなると夫婦の時間を持つことが難しい日もあるでしょうから、上記の方法だけではなく、寝る前に夫婦でマッサージをし合うこともお勧めです。

夫婦の間に隙間ができてしまうと子供にも伝わってしまう可能性があり、不安定な心を招く恐れがあります。

マッサージしながら「今日はどんなことがあった?」とその日の出来事を話すことで、リラックスできるだけではなく、夫婦間のコミュニケーションも取れるでしょう。

子育てママとパートを楽しみたいなら頑張り過ぎないこと!

ご紹介したように、パートを楽しみながら続けるためには、ご自身で働きやすい環境を整える必要があります。

子育てが一段落した頃からパートを始める方は多いようですが、完全に手が離れるわけではないので、社会人になるまでは色々お世話が必要です。

頑張ることは大事ですが、頑張り過ぎると持ちません。

完璧にこなそうと思わず、程々に手を抜くこともポイントかもしれません。

パートの仕事では手を抜けませんが、家事であればご自身のさじ加減で調整できるはずです。

頑張り過ぎて気持ちがピリピリしてしまうと、子供はあなたに近寄りがたくなり、ご主人も気まずくなることでしょう。

特に、お金に余裕がなくてパートをしている場合は、どうしても給与を多くするために働く日や時間を増やしたいという気持ちになるかもしれませんね。

しかし、無理をすれば体も心も壊れてしまい、治療のためのお金がかかりますので、くれぐれも自分を追い込まないことです。

周りの子育てママだけではなく、ご主人にも相談し、楽しみながらパートを続けていきましょう。

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