幼稚園や保育園の卒園式。基本マナーとママにおすすめの服装

もうすぐ大切なお子様のご卒園式が近づいてきましたね。

わが子が、初めての集団生活を学んだ保育園・幼稚園。園生活の中で、成長したわが子の姿を見られる最後の儀式。春からは様々な小学校へ、初めての別れの儀式でもあるのが卒園式です。

そんな素敵な一日に、ママも卒園式にふさわしい服装で思いっきり感動しましょう。


卒園式とはどういった儀式なのか?

では、卒園式とはいったいどういった行事なのでしょうか?

各園、様々な進行であるとは思いますが、一般的な例をあげて考えてみましょう。

式次第の例

まず、卒園式とは、在籍した幼稚園・保育園で習うべきものを履修出来ました。と認定し、そのあかしである卒園証書を園児に授与し、先生を始め保護者の方々や周りの方々がお祝いするという行事です。

内容は、幼稚園・保育園も小中学校も同じですが、やはり幼稚園・保育園の場合は年齢も幼いことから簡単にしたものを多く見ます。

式次第とは、卒園式の進行をこのように進めていきますといった卒園式のあらすじのようなものです。

【式次第】

  • 開会のことば
  • 卒園児の入場
  • 園長先生のお祝いの言葉
  • 卒園証書授与
  • 祝辞
  • 祝電披露
  • 記念品授与
  • 在園児からの送辞・卒園児からの答辞
  • 閉会のことば
  • 卒園児の退場

一般的にはこのような式次第をよく見かけます。

園によっては、もっと簡略化してあったり、易しい表現で書いてあったりするところもあります。

祝辞は、園によって人数も変わります。

保護者会会長や地域の住民の代表の方、お寺や教会に付属している保育園・幼稚園ですと、住職様や神父様も祝辞やお祝いの言葉をお話しされるケースも多いです。

保育園・幼稚園のカラー

お子様が在園されていらっしゃる保育園・幼稚園はどういった雰囲気の園でしょうか?

例えば、はだし保育を推奨する保育園・幼稚園であったり、お勉強の準備を重視する保育園・幼稚園など教育方針の違いや地域の文化の違いなどがあります。

気になるママの服装マナー

卒園式のママの服装は、一般的なマナーに、保育園・幼稚園のカラーを加味してお考えになって下さい。

登園・降園時のお母さまの服装であったり、式典の時の先生の服装などが参考になりそうですね。

ママの服装

まずは、洋装から考えましょう。

一般的に、入園式では、明るいカラーのスーツをおすすめされる事が多いです。春らしさ、新しい生活、期待を予感させる雰囲気と優しいイメージがすてきですね。

卒園式の基本的な服装は、略礼装・セミフォーマルになります。

卒園式も、もちろん新しい生活や期待を予感させますが、まずは長年通っていた保育園・幼稚園とのお別れの儀式でもある卒園式です。

ブラック・ネイビー・ダークグレーなどシックで落ち着いた色合いのスーツを選ばれる事が多くあります。
  • ジャケット+スカートをシックなカラーに、アイボリーの華やかなブラウスをトップスに。
  • ジャケット+パンツをシックなカラーに、キリっとカッコよくシャツをトップスに。
  • ボレロ調のジャケット+ワンピースで、少し甘めの雰囲気に。

また、自由な雰囲気の保育園や幼稚園では、セットアップで参列される方もいらっしゃるようです。

普段にも使いやすいセットアップなら、タンスの肥やしにならないので良いのではないでしょうか?
ただし、細身のパンツや、生地によってはカジュアルすぎるものもありますので、光沢のある生地や、足の形がしっかり出過ぎない形をお選びください。

ジャケットは濃いめのカラーにして、パンツやスカートをツイード生地にしても素敵ですね。

洋装は、長袖+襟が狭め+肌見せ少なめがポイントです。

色は、たくさん選ぶほどではありませんので、生地や質感、ラインなどにこだわって素敵なスーツやセットアップを選んでくださいね。

次に和装の場合ですが、略礼装ですので、訪問着・付け下げ・色無地をお勧めします。

色は、洋装の様にしばりはありませんが、あくまでも主役は子どもですので、淡い色合い」や、少しくすんだ色合いをおすすめします。
昔は、黒の羽織を羽織ったりしたようですが、今は見かけません。

着物の格は、訪問着・付け下げ・色無地で、帯は、金・銀の袋帯で二重太鼓の結び方にしましょう。

帯締めや帯揚げも、全体を馴染ませるカラーにするとより控えめな雰囲気で卒園式のお母さまらしくなります。

小物で上質感とフォーマル感をプラス

和装は、着物と帯の華やかさがありますので、十分に式典らしくなりますのでこれ以上小物は必要ありません。

一粒パールのピアスやイヤリングで耳元を飾る程度に控えめにしましょう。
ロングヘアであれば、アップスタイルにしてパール調のヘアアクセサリーを控えめの位置(低めの位置をおすすめします)につけてください。

バッグは、和装バッグがもちろんぴったり合いますが、手荷物が増えがちな園ママです。

いっそ和装バッグにこだわらず、荷物に合わせてカジュアルすぎないものを選んだり、目立ちにくいサブバッグを持つと便利でしょう。

洋装の場合・・・スーツだけではお祝いムードが足りませんよね。そこで活躍するのが、華やかな印象になるコサージュやブローチです。

コサージュは、明るい色がお勧めです。黒色のコサージュは「喪」を連想させるので避けてくださいね。

スーツに合わせて似合うコサージュを探しても良いでしょうし、思い出にコサージュの手作りも素敵ですね。

人とは少し違うものを!とお思いのお母さまは、生花も素敵です。
お子様がお嬢様であれば、お嬢様のヘアに生花&お母さまのスーツの胸元に生花・・・とリンクさせても清楚でおしゃれですね。
生花を選ばれる際は、香りのきついお花や、花粉のつくお花を避けて、お花屋さんと相談しながら選んでくださいね。

ブローチですと、コサージュよりはサイズ感が小さくなりますので、同じシリーズのブローチの二個付けはいかがでしょうか?

ブラックのスーツでシックに決めている中、胸元のブローチがしっかりお祝いをアピールしてくれますので、とても華やかになります。

また、ブローチですと、普段のニットなどに使うとこなれて見えますのでお気に入りのブローチをそろえておくととても便利です。

コサージュにしても、ブローチにしても、付ける位置は左胸の鎖骨辺りにつけるのが素敵に見えるポイントです。ジャケットに襟があれば、襟につけるとしっくりします。

後は、真珠のネックレスや、輝き過ぎないアクセサリーで、首元や耳元を華やかにすると、シックなカラーのスーツでも、しっかりお祝いの席にぴったりの華やかさになります。

卒園式から謝恩会はありますか?

保育園も幼稚園も卒園式の後は謝恩会がある園を多く見ます。謝恩会は、卒園児の保護者から先生たちへのお礼の会となります。

謝恩会会場はどんな感じ?

卒園式を行ったお遊戯室などのお部屋に、椅子やテーブルなどを並べて仕出しのお弁当などで謝恩会を行う園もあれば、ホテルの宴会場で結婚式さながらの謝恩会を行う事が通例となっている園もあります。

どちらの謝恩会も、とても心温まるもので、お子様もお母さまも素敵な思い出になるものです。

卒園式と謝恩会は同じ服装で大丈夫?

もちろん卒園式と謝恩会、同じ服装で大丈夫です。気を付ける事は、謝恩会の会場によっての服装の違いです。

例えば、お遊戯室などのお部屋で行う謝恩会の場合、園児用の椅子を転用して保護者も座る場合があります。その時、スカートの長さによっては少し気を付けなければならないことになりますよね?

ホテルでの謝恩会会場の場合、大きな会場ですので、ジャケットを脱いで、ストールなどで華やかさを足しても良いかもしれません

卒園式は着物で、謝恩会はワンピースに変えるお母さまも中にはいらっしゃいます。
わざわざ?と感じるかもしれませんが、着慣れない着物を長時間着ていて体調を損ねてしまいせっかくの思い出が・・・という例も多くありますので良い選択かもしれませんね。

園によってそれぞれの持ち味のある謝恩会ですので、保育園・幼稚園のママともに、例年の謝恩会会場で気を付けるべき服装のポイントやアドバイスをお聞きになれる状況であれば、聞いてみましょう。

心に残る素敵な卒園式を

お子様はもちろん、ママだって初めての事は分からないし、ドキドキするのは当然ですよね。でも、基本さえしっかり押さえておけば安心です。

マナー違反ではないだろうか・・・と心配になるのはもちろん母として当たり前の心配ですが、卒園式当日は、親子ともに十分準備して、大切な式典を思う存分楽しんできてくださいね。

お子様のご卒園本当におめでとうございます。春からの新しい生活が毎日笑顔があふれるものになりますように。
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