子供が爪を噛む原因はストレス?爪噛みを治せる方法や便利グッズ

子供の爪を噛む姿はよく見かけますが、我が子が爪噛みをしていると気になりますよね。何か月もお子さんの爪を切っていないのに爪が短いようであれば、ひょっとするとお母さんの見えないところで爪を噛んでいるかもしれません。

子供が爪を噛むのは、精神的な問題が深く関係していると言われています。100%の子育てをしていると思っていても、子供にはストレスに感じてしまっている場合もあるのです。

子供が爪を噛むのは癖になってしまい、大人になっても爪噛みを続ける場合があります。子供のうちに爪を噛む癖を治したいのであれば、まずはその原因がどこにあるのかを考えてみましょう。ここでは、子供の爪を噛む原因や対処法についてご紹介します。

子供が爪を噛む原因とは?

子供が何気なくやってしまう爪を噛むという行為には、何らかのストレスが大きく関わっていると言われています。昔から愛情不足が原因とも考えられていましたが、実際のところはそれだけでは無いようです。

これから子供が爪を噛むようになってしまう原因となるストレスについて、詳しくご紹介していきます。お子さんの様子と照らし合わせて考えてみてくださいね。

寂しさからのストレス

例えば、忙しくて子供をかまってあげる時間が無い…そんな事は、どのお母さんにだってありますよね。いつ、どんな時でも子供の傍にいて遊んだり話を聞いてあげたりするは、ひと言で言ってしまえば無理な話です。ワーキングママなら尚更、帰宅してからは家の仕事をしなければならないので、ついつい子供の事が後回しになってしまいがちではないでしょうか。

でも、そんな時子供はとても寂しいと感じてしまっているかもしれません。お母さんが忙しそうにしているので、言い出せないでいるのかもしれないのです。

また、下に小さな弟妹がいる子供は、お母さんを取られてしまって寂しいと感じる時もあります。でも、子供にとって我慢しなきゃと頑張ると、それもストレスになっているはずです。

そんな時に、子供は爪を噛む事で心を落ち着かせています。そして、寂しいと感じるたびに爪噛みをしてしまい、いつしかそれがやめられない癖になってしまうのです。

干渉し過ぎによるストレス

子供に任せるのが不安で、常に様子を見て何か起こればすぐに手を差し伸べる…これの度が過ぎてしまってはいませんか?常に子供の様子を気にしていると、子供にも親の不安な感情がそのまま伝わってしまい自分も不安に感じてしまうようになります。

また、子供同士の喧嘩や学校での出来事にもいちいち首を突っ込んでしまい、子供に成り代わって相手に抗議をしてしまうような事を繰り返していると、子供は自分の事を「親に信頼されていないダメな人間」と考えてまた不安になるのです。

失敗をしないように、傷つかないようにと親の干渉が激しくなると子供にとって不安からストレスに感じるようになります。過干渉や過保護は自分自身では気が付きにくい事かもしれません。周囲の言葉にも耳を傾けて、振り返ってみてください。子供の爪を噛む原因が、親の過干渉であるという場合は少なく無いのです。

家庭内の不和が原因でストレス

子供にとってやはりお父さんとお母さんの仲が良い方が理想的ですが、現実は必ずしもそうとは限りません。家庭によって色々な事情があるわけで、両親の仲があまり良く無いという場合もあるでしょう。

子供が爪を噛む原因には、家庭内の不和により不安を感じストレスになっている事も考えられます。お父さんとお母さんがちょっとした口喧嘩をしているのを見るだけでも、強いストレスとなってしまうのです。

子供は脳が完全に発達している訳では無いので、少しの事でもストレスに感じてしまいます。両親の仲が悪い事で自分がストレスを感じていると認識するのもまだ難しく、何となくモヤモヤとした気持ちを処理するために爪を噛むなどの行為に走り気持ちを落ち着かせるのです。

環境が変わった事でのストレス

引っ越しに伴う転校などで環境が変わってしまい、子供が爪を噛むようになったという話もよく耳にします。見ず知らずのところへ行くのは大人でも不安になりますが、それは子供でも同じ事です。ただ、心の処理をまだ上手くできないので、子供の場合は爪を噛むという行動を取る事が少なく無いのです。

そして、環境が変わるというのは引っ越しだけではありません。クラス替えがあったり、担任の先生が変わってしまったりという変化でも、子供はストレスを感じ始める原因になります。

また、新しい習い事などを始めた時にも同様の事が言えるでしょう。新しい環境に慣れると子供の気持ちは落ち着きますが、爪を噛むという癖だけが残ってしまう場合もあるのです。

ストレス以外にも原因はある?

子供が爪を噛む原因には、全てがストレスが関係しているのかと言えばそういう訳ではありません。何となく退屈な時に始めてしまった爪噛みが、癖になってしまったというケースもあるようです。

但し、子供と言えども退屈と感じるのはストレスですよね。やはり、子供が爪を噛む原因はストレスが大きく関係していると言えるのでは無いでしょうか。

子供の爪を噛むのを治す方法

子供の爪を噛む姿は、決してお行儀が良くありません。爪を噛む事で深爪をしてしまう場合もありますし、爪の形も不自然になってしまいます。できれば子供には、爪を噛む癖をやめてもらいたいところですよね。

では。子供の爪を噛むのをやめさせるにはどうしたら良いのでしょうか?

癖になってしまっているのをやめさせるには、簡単にはいきません。でも、放置していると大人になってもストレスがある度に爪を噛んでしまうかもしれないのです。

まずは、できるところから始めていきましょう。

子供の爪をこまめにチェックする

子供が爪を噛むという事は何かしらのストレスが原因となっています。でも、そもそも噛む爪があるのも原因の一つになっているので、爪のケアをこまめにしてあげる事が必要です。

爪の状態を子供と一緒に観察していくのも、爪を噛む癖を治すために有効な手段となります。

爪切りで形を整えてあげる時などにも「噛んでないね、えらいね。」「噛まないとこんな風に爪が綺麗な形になるよね!」などと言ってできるだけ褒めてあげましょう。

爪を噛む事のデメリットを子供に教える

頭ごなしに爪を噛んではダメと言っても、子供は癖になっているので爪を噛むのをやめる事ができません。まずは、何故ダメなのかを具体的に教えてあげる必要があるのです。

爪を噛むと口から爪に付いていたばい菌が入ってしまい、病気になってしまう可能性があります。また、爪を噛み過ぎて深爪になった場合にも皮膚からもばい菌が入りやすくなり、化膿してしまうと爪を剥がして治療をしなければならない場合もあるのです。

子供の爪を噛むのをやめさせるには、少し大げさに言っても良いでしょう。爪を噛む事のデメリットをきちんと説明して、「爪を噛むと怖い事になる」というイメージを持たせます。

子供とのコミュニケーションの取り方を改める

日常的に子供をかまってあげられていない場合やその逆に干渉し過ぎている場合、子供への接し方を改めてみましょう。子供の爪を噛む癖をやめさせるには、子供の感じる不満や不安などのストレスを軽減させる事が必要です。

子供がかまってもらえない寂しさで不満を持ってしまっている場合、できるだけスキンシップをしながら子供と接するようにしてみましょう。頭をなでてあげる、手を握ってあげる、抱きしめてあげるなど、体に触れてあげながら話を聞いてあげると子供も安心して満足します。

干渉し過ぎている場合、子供を黙って見守る子育てに変えてみましょう。親が手を出し口を出していると、子供の成長を妨げる事にもなります。

また、しつけについても厳しすぎる面があると感じるのであれば改めてみましょう。子供の話にも口を挟まず、しっかり最後まで聞いてあげる事も忘れないでください。

不安を取り除いてあげましょう

環境の変化により不安な気持ちが爪噛みの原因になっていると考えられる場合、その不安を取り除いてあげる必要があります。それには、新しい環境は楽しいというイメージを持たせるようにする事がポイントです。

例えば、「近所にはこんな楽しい遊ぶ場所があるから家族みんなで行けるわね」とか、「今まではできなかったけど、こんな事ができるようになるのよ」など、楽しいことが待っているという話をどんどんしてあげてください。

「心配はいらないから安心してね」と、笑顔で話してあげる事で子供の心も落ち着きます。今までとは違う環境になるのを前向きに捉えられるようにしてあげると、子供は爪を噛むのをやめるようになるでしょう。

退屈させないような工夫をする

子供が爪を噛むには何もする事が無くて退屈なため、何となく爪を噛んでしまったのが癖になったという場合もあります。例えば両手を使ってゲームを夢中でしている時は、爪を噛むのが癖になっている子供でも爪噛みしませんよね。

子供が爪を噛むのをやめさせるためにも、子供が退屈しないような工夫をしてみてください。できれば、手を使って集中して遊べるものがおすすめです。一緒に折り紙で遊んだりパズルを与えてみたり、作成キットなども集中して遊ぶ事ができます。

退屈な時に遊べるものが全く無いと、ついつい爪を噛んでしまうので癖が取れません。手持無沙汰になっている時間が多いお子さんであれば癖をやめさせる間だけでも、退屈しないような遊び物を与えて爪を噛まないように工夫してみましょう。

子供が爪を噛むのをやめさせるおすすめのグッズ

子供が爪を噛むのをやめさせる為に、色々工夫をしてみたがそれでもなかなか治らない!そんな時には爪噛みをやめさせるグッズを使ってみましょう。あまりにも苦過ぎて子供が爪を噛むのを思わず躊躇してしまう、そんな便利なおすすめグッズをご紹介します。

ビターネイル

見た目は透明なマニュキアですが、子供がいつものように爪を噛むと強烈な苦みが口の中に広がります。ただ、この苦みはギネス認定の苦みの成分で、おもちゃなどの誤飲防止用にも使われているものなので安心です。

ピーマンが嫌いな子供が多いのは、ピーマンの苦みに対して敏感に反応してしまうのが原因と考えられています。子供の爪を噛む癖を、苦みを利用して防止するのはかなり有効であると言えるでしょう。

かむピタ

植物由来成分配合の国産品なので、小さなお子さんからでも安心して使う事ができる爪噛み防止グッズです。爪に塗ってからドライヤーなどで乾かすだけで、その効果は一日中持続します。

手洗いくらいでは落ちないので、朝塗っておけばOKです。子供が爪を噛むと強烈な苦みを感じるので、爪噛みしたいと思わなくなります。落とすときは、消毒用のアルコールでさっと拭き取るだけです。

マヴァラ バイターストップ

一度塗ると3~4日は効果が持続するので、毎日塗り直すのが面倒な方にはおすすめです。一度口の中に入れてしまうと苦みが長い時間持続してしまうので、数回でほどで子供の爪を噛む癖が治ったという声も少なく無い様です。

価格も他のグッズと比べるとリーズナブルなので、気軽に試してみる事ができます。他のグッズと同様、マニキュアのように爪に塗り、乾かすだけで完了です。落とすにはリムーバーを使う必要があります。

子供が爪を噛む原因を取り除く

子供が爪を噛むのをやめさせたいと思っている親御さんは多いでしょう。そして殆どの親御さんは、まず「爪を噛むのはやめなさい!」と頭ごなしに注意をします。けれども、どんなに注意をしても結局目の届かないところで子供が爪を噛むので、いつの間にか癖になってしまうのです。

子供が爪を噛むようになるには必ず原因があります。そしてその原因の殆どがストレスからくるものだと言われているのです。

子供はまだストレスを認識する事ができず、心にモヤモヤした不快なものを解消するために爪を噛むようになります。早いうちにストレスとなっている原因を取り除いてあげなければ、大人になっても爪を噛む癖が抜けなくなってしまうのです。

子供が爪を噛むようになったら、まずはストレスと考えられる原因を取り除いてあげましょう。子供が爪を噛むのは無意識にやっているので、頭ごなしにりつけても意味がありません。

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