かぼちゃランタンの作り方は簡単!子どもと一緒に楽しむ方法


ハロウィンのかぼちゃランタンを作ってみたいけれど、やり方がわからない・・・子どものために、または親子で楽しむために、かぼちゃランタンの作り方を知りたいパパ・ママもいるのではないでしょうか?

かぼちゃランタンを自作したいときは、基本的な作り方とコツを確認しましょう。かぼちゃランタンは正しい手順と作り方を覚えれば、誰でも簡単に作ることができます。好みのデザインで細工すれば、世界に1つしかないオリジナルのかぼちゃランタンが楽しめますよね!

今年のハロウィンは、親子で一緒にかぼちゃランタン作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

ここでは、かぼちゃランタンの基礎知識、必要な道具、簡単な作り方、注意点などをご紹介しますので、オリジナルのかぼちゃランタンを作りたいときにお役立てください。

ハロウィン&かぼちゃランタンとは

秋のイベントの一つといえば、10月31日のハロウィンですよね。アメリカでは国民行事として大いに盛り上がるハロウィンですが、近年は日本でも娯楽イベントとして親しまれつつあります。

毎年ハロウィンが近くなると、デパートや雑貨店などではハロウィングッズが販売されます。そして、ハロウィンの定番グッズの1つに「かぼちゃランタン(ジャック・オー・ランタン)」があります。ハロウィンの時期になると、奇妙で可愛い、オレンジ色のかぼちゃランタンを目にすることが多くなりますよね。

かぼちゃランタンは、カボチャの中身をくり抜いて目鼻口などをつけた「観賞用の提灯」です。かぼちゃランタンは雑貨店などで購入できますが、自宅で手作りすることも可能です。

かぼちゃランタンは簡単に自作できますので、今年のハロウィンは親子で「ジャック・オー・ランタン」作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

ここでは、ハロウィン&かぼちゃランタンの基礎知識をご紹介します。

ハロウィンは秋のイベント(お祭り)

ハロウィンは、毎年10月31日におこなわれる秋のイベントです。アメリカでは国民的な大イベントですが、ハロウィンの起源はアイルランドと考えられています。

アイルランドの古代ケルト文化では10月31日が1年の終わりと定められており、この日の夜は死者や悪霊、精霊、魔女などがあの世からやってくると信じられていました。そして古代ケルト人は、悪霊や魔女などと同じ仮装をすることで、仲間だと思わせて身を守っていたそうです。

そして、19世紀になるとヨーロッパの移民とともにハロウィンの風習もアメリカ大陸に伝わりました。その後、宗教行事や各地の風習とあわさって現在のハロウィンの姿となり、国民的な秋のイベントとして親しまれるようになりました。

ハロウィンの語源は、カトリックの宗教行事「諸聖人の日」が関連していると考えられています。カトリックでは11月1日を「諸聖人の日(All Hallo)」と定めており、10月31日は「諸聖人の日の前夜(Hallows Eve)」になることから、「ハロウィン(Halloween)」という語源になったとされています。

ハロウィンの楽しみ方は国によって異なりますが、アメリカではゾンビや魔女などに仮装した子ども達が「Trick or treat!(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!)」と言いながら近所の家々をまわって、お菓子をもらうことが定番となっています。

また、悪霊を退けるためのアイテム「かぼちゃランタン(ジャック・オー・ランタン)」を戸口に飾ることも、ハロウィンの定番イベントとなっています。

ハロウィンの「かぼちゃランタン」とは?

かぼちゃランタンとは、かぼちゃの中身をくり抜いて作った「装飾用の提灯」であり、ハロウィンの悪霊を怖がらせて退けるためのお守りとされています。昔はハロウィンあとにカボチャパイなどにして食べられたこともあったそうですが、現在は主に観賞用としてのみ使われています。

ハロウィンのかぼちゃランタン(かぼちゃおばけ)は、アイルランドの古い民話がもとになっています。

【アイルランドの古い民話】・・・昔アイルランドにいた、ケチで乱暴な男ジャックは、悪魔をだましたことで天国にも地獄にも行けなくなってしまいました。そして、ジャックは「カブのランタン」を持って、この世とあの世をさまよい歩くようになったそうです。

ジャックの提灯(カブのランタン)は死者の魂のシンボルとなり、悪霊を退けるためのアイテムとしてハロウィンで作られるようになりました。このように、最初の頃はかぼちゃではなく、カブでランタンが作られていたそうです。

かぼちゃでランタンが作られるようになったのは、ハロウィンの風習がアメリカ大陸に伝わってからだといわれています。アメリカではカブよりもかぼちゃが多く収穫できたので、かぼちゃで作るランタンが定着したそうです。

現在のかぼちゃランタンは、悪霊を退けるためのお守りというよりも、ハロウィンを盛り上げるための装飾アイテムとして親しまれています。かぼちゃランタンはハロウィンが近くなるとお店で販売されますが、自宅で作ることもできます。

ハロウィン用かぼちゃの選び方&買い方

かぼちゃランタンを作るときに欠かせないのが、オレンジ色のハロウィン用かぼちゃです。かぼちゃにはいくつか種類がありますので、ハロウィン用かぼちゃの選び方と入手先、購入時期などを確認しましょう。

ここでは、ハロウィン用かぼちゃの選び方と買い方をご紹介します。

ハロウィン用かぼちゃの種類は「ペポかぼちゃ」

かぼちゃの種類は主に「日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃ」の3つに分けられます。そして、ハロウィン用かぼちゃには「ペポかぼちゃ」が多く使われています。

  • 【ペポかぼちゃ】・・・・味が淡泊で、変わったものがあります。おもちゃかぼちゃ、ズッキーニ、金糸うり(そうめんかぼちゃ)などがあります。

かぼちゃランタンを作るときは、観賞用の「おもちゃかぼちゃ」を選びます。おもちゃかぼちゃにはさまざまなサイズやユニークな形がありますので、好みのものを選びましょう。子どもが持ち運びできるサイズを選ぶこともおすすめです。

ハロウィン用かぼちゃの入手先と購入時期

ハロウィン用かぼちゃは、秋になると販売されます。ハロウィンが近づく頃になったら花屋やホームセンター、雑貨店、デパートなどをのぞいてみましょう。また、農業学校や道の駅などでも購入することができます。

ハロウィン用かぼちゃの購入時期は、早すぎず、遅すぎないタイミングがおすすめです。かぼちゃは農作物なので、早い時期に購入してしまうとハロウィン前に傷みやすくなります。また、遅い時期に購入してしまうと良い商品が売り切れてしまう可能性があるので注意しましょう。

かぼちゃは加工しない状態だと1、2週間ほどもちますので、ハロウィンの1、2週間前を目安に購入時期を選びましょう。また、加工したかぼちゃは2日から5日ほどしかもちませんので、かぼちゃランタンを作るタイミングを考慮することもポイントです。

かぼちゃランタンを作るための道具

ハロウィン用かぼちゃを手に入れたあとは、かぼちゃランタンを作るための道具を用意しましょう。事前に必要な道具を準備しておけば、作業がスムーズに運びますよね。

ここでは、かぼちゃランタンで用意する道具をご紹介します。

かぼちゃランタンで用意するもの・一覧

かぼちゃランタン作りに必要なアイテムは、以下のとおりです。

  • ハロウィン用かぼちゃ
  • ナイフ(または包丁、引き回しノコギリ、彫刻刀など)
  • スプーン(またはレンゲ)
  • 油性マジック(またはクレヨンなど)
  • バケツ(またはゴミ袋)
  • タオル
  • 新聞紙
  • 手袋
  • ロウソク(またはLEDライト)

ナイフはかぼちゃを切るとき使い、スプーンはかぼちゃの中身をとり出すときに使います。油性マジックは、目鼻口をかぼちゃに下描きするときに使用します。

バケツはゴミを捨てるために、タオルは汚れをふき取るために、新聞紙は作業台を汚さないために役立ちます。手袋は、カッティングする際のケガ防止や滑り止めに便利です。

かぼちゃランタンではロウソクを使用しますが、火の心配がいらないLEDライトがおすすめです。LEDライトを使う場合は、かぼちゃのサイズにあわせて大きさや個数を選びましょう。

かぼちゃランタンの作り方&手順

必要な道具を用意したあとは、かぼちゃランタン作りにチャレンジしましょう。かぼちゃランタンは基本的な作り方とコツを覚えるだけで、誰でも簡単に作ることができます。

親子で一緒に楽しみながら、世界に1つしかないオリジナルのかぼちゃランタンを作りましょう!

ここでは、かぼちゃランタンの手順と作り方をご紹介します。

手順1「デザイン&下描き」

まずは、かぼちゃランタンのデザインを決めて油性マジックで下描きしましょう。目鼻口の形を「○・△・□・☆」にするなどして、自由な発想でデザインします。良いデザインが思い浮かばないときは、インターネットの利用もおすすめです。

インターネットで「かぼちゃランタン」を検索すると、さまざまなデザインの作品を見ることができます。また、かぼちゃランタンの型紙を配布している情報記事サイトもありますので、良いデザインが思いつかないときは利用してみましょう。

手順2「ナイフでヘタ(またはお尻)のくり抜き」

かぼちゃランタンの下描きが終わったあとは、ナイフでヘタ(またお尻)をくり抜きましょう。かぼちゃの汚れやニオイが気になる場合は、作業台に新聞紙を置くことをおすすめします。

まずは、かぼちゃの中身をとり出すために、頭のヘタ部分、またはお尻(底)部分を円形にカットしましょう。切る範囲が小さいと中身がとり出しにくくなりますので、手が入る大きさを目安にカットすることがポイントになります。

また、カットする部分によって仕上がりのイメージが変わりますので、ヘタ部分とお尻部分のどちらを切るかは慎重に決めましょう。くり抜いた部分は、かぼちゃランタンのフタになりますので、内側の果肉をキレイにカットしておきましょう。

手順3「かぼちゃの中身をとり出す」

くり抜いた部分にスプーンを入れて、かぼちゃの中身をとり出しましょう。かぼちゃのぬめりやニオイが気になるときは、ビニール手袋の着用がおすすめです。果肉や種をとりのぞいたら、バケツやビニール袋などに入れて捨てましょう。

かぼちゃの中身はしっかりとりのぞかないと、果肉や種の水分で傷みやすくなります。かぼちゃランタンを長持ちさせるためにも、かぼちゃの中身はキレイにとり出しましょう。

手順4「目鼻口の部分をカット&くり抜き」

油性マジックのあとが残らないように注意しながら、下描き部分に切りこみを入れましょう。切りこみは下描きの大きい部分から始めて、徐々に細かい部分にうつることがポイントになります。また、顔鼻口の部分をカットするときは、刃先でケガをしないようにゆっくりと丁寧に作業しましょう。

下描き部分に切りこみを入れたあとは、かぼちゃの内側から外側に向かって皮を押してはずします。とりはずしにくい部分は無理やり押さないで、もう一度切りこみを入れてはずしやすくしましょう。

手順5「乾燥&ロウソクを設置」

かぼちゃは水分が多いと傷みやすくなりますので、加工したかぼちゃは風通しがよくて、直射日光のあたらない場所で乾燥させましょう。

しっかり乾燥させて「かぼちゃランタン」を完成させたあとは、かぼちゃの中にロウソクやLEDライトを設置して明かりを灯しましょう。暗闇の中で幻想的に光るかぼちゃランタンは、ハロウィンの雰囲気を大いに盛り上げてくれることでしょう。

かぼちゃランタンのアレンジ方法&楽しむコツ

かぼちゃランタンは細工や装飾を工夫するだけで、簡単にアレンジすることができます。基本のかぼちゃランタンも素敵ですが、アレンジしたかぼちゃランタンもさまざまな雰囲気を楽しむことができますよ。

ここでは、かぼちゃランタンの簡単なアレンジ方法とコツをご紹介します。

簡単アレンジのやり方&雰囲気アップのコツ

かぼちゃランタンの簡単なアレンジ方法と楽しみ方のコツは、以下のとおりです。

  • 【カットしないで長持ち】・・・ナイフでカットしなくても、色紙や油性マジックで目鼻口を作ることができます。なるべく子どもに刃物を使わせたくない方やかぼちゃランタンを長く楽しみたい方におすすめです。
  • 【ユニークな形を活かす】・・・ハロウィン用かぼちゃには、さまざまな形があります。ユニークなかぼちゃはその形を活かして、個性的なかぼちゃランタンに仕上げましょう。
  • 【文字や絵柄を演出する】・・・かぼちゃに文字や絵柄を彫ると、明かりを灯したときに言葉や模様が光で表現されます。お気に入りのフレーズやイラストを彫って、個性豊かなハロウィンを演出しましょう。
  • 【デコレーションして雰囲気UP】・・・魔法使いの帽子、コウモリの羽、吸血鬼のマントなどのハロウィングッズをかぼちゃランタンにデコレーションして、雰囲気をアップさせましょう。
  • 【光の色をアレンジする】・・・かぼちゃランタンの内側にカラーセロハンを貼るだけで、光の色をアレンジすることができます。色の選び方やつけ方を工夫して、オリジナルの光を楽しみましょう。

上記のほかにも、かぼちゃランタンの周囲にハロウィングッズを飾ると雰囲気がぐっとアップします。ぜひ試してみてくださいね!

かぼちゃランタンの長期保存方法

かぼちゃは農作物なので、かぼちゃランタンにも使用期限があります。かぼちゃランタンが傷み始めるとカビや異臭、腐食、虫の発生などが起こります。かぼちゃランタンの使用期限は作り方や保存方法によって変わりますので、なるべく長く楽しみたい方は気をつけましょう。

ここでは、かぼちゃランタンの長期保存方法をご紹介します。

かぼちゃランタンを長持ちさせるポイント

かぼちゃランタンを長持ちさせる方法とポイントは、以下のとおりです。

  • 【油性マジックや色紙で顔を作る】・・・かぼちゃはナイフなどで加工すると傷みやすくなります。無加工のかぼちゃは1、2ヵ月ほど、加工のかぼちゃは2日から5日ほど保存することができます。かぼちゃランタンを長く楽しみたいときは、油性マジックや色紙でデザインしましょう。
  • 【かぼちゃをよく乾燥させる】・・・かぼちゃの中に果肉や種が残っていたり、乾燥が不十分だったりすると水分で傷みやすくなります。かぼちゃランタンを長く楽しみたいときは、かぼちゃの中身はキレイにとりのぞいて、しっかり乾燥させましょう。
  • 【涼しい場所で保管する】・・・かぼちゃは、温かい場所や湿った場所に置くと傷みやすくなります。かぼちゃランタンを長く楽しみたいときは、直射日光があたらない、涼しくて湿気の少ない場所で保管しましょう。
  • 【腐り始めたかぼちゃは捨てる】・・・かぼちゃランタンを複数作ったときに、腐り始めたものが出たらすぐに移動または捨てましょう。腐ったかぼちゃは、カビなどをうつしてほかのかぼちゃを悪くしてしまう可能性があります。

かぼちゃランタンは工夫すると長く楽しめますが、最後には必ずお別れがあります。かぼちゃランタンがやわらかくなってきたり、異臭がしてきたりしたら、虫がわく前に処分しましょう。

かぼちゃランタンを作るときの注意点

かぼちゃランタンを作るときには、いくつか注意点があります。安全にかぼちゃランタンを楽しむためにも、気をつけたいポイントを確認しておきましょう。

ここでは、かぼちゃランタンの注意点を4つご紹介します。

気をつけるべき4つのポイント

かぼちゃランタンの4つの注意点は、以下のとおりです。

  1. 【傷をつけないように注意】・・・かぼちゃランタンを作るときまでは、かぼちゃの表面に傷がつかないように大切に保管しましょう。かぼちゃは傷がつくと腐りやすくなります。
  2. 【細工するときのケガに注意】・・・かぼちゃをカットするときは、ナイフでケガをしないように注意しましょう。特に子どもが刃物を扱う場合は、保護者の目の届くところで作業させることがポイントです。また、ケガ防止のために手袋の着用もおすすめです。
  3. 【湿気の多い場所に注意】・・・かぼちゃランタンを戸口や庭に置くときは、湿気の多い場所はさけましょう。湿気のある場所に設置すると、かぼちゃランタンが傷みやすくなります。どうしても湿気のある場所に設置する場合は、すのこを使うなどして湿気対策をしましょう。
  4. 【放置しないように注意】・・・かぼちゃランタンには使用期限があります。腐り始めたかぼちゃランタンを放置すると、カビや悪臭、虫がわく原因になります。かぼちゃランタンが傷み始めたら捨てるようにしましょう。

かぼちゃランタン作りの注意点を守って、親子でハロウィンを気持ちよく楽しめたら素敵ですよね。

かぼちゃランタンの作り方は簡単!親子で一緒に楽しみましょう

いかがでしたか?

かぼちゃランタンは、ハロウィンの雰囲気を盛り上げてくれる定番アイテムです。お店で購入するだけでなく、ハロウィン用カボチャと必要な道具をそろえれば、自宅で簡単に手作りすることもできます。

好みのデザインで自作すれば、世界に1つだけのオリジナル・かぼちゃランタンが楽しめますよね。今年のハロウィンは、親子で一緒にかぼちゃランタン作りにチャレンジしてみませんか?

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