小学生の子どもが集まるお泊り会!どんな準備をしたら良いの?
「○○ちゃんがおとまりに来ていいって!」
子どもから、こんな声は聞かれませんか?
小学生では、保護者のもとを離れて、お友達のおうちでお泊り会をして楽しく過ごす子が増えてきます。
しかし、子ども同士は仲が良くても、親はあまりお付き合いがない…といった場合もあります。
初めてお誘いを受けると、どんな風に対応したら良いのかわかりませんね。
お誘いを受けてからの対応を含め、どんな準備をしたら良いのかを知っておきましょう。
ここでは、「お泊りする側」と「招く側」の双方の準備についてご紹介しています。
また、お泊りに関する注意事項を2点挙げています。
お泊り会を楽しめるように、参考にしていただけると幸いです。
Contents
思い出づくりだけじゃない!成長につながる小学生のお泊り会
小学生になると、仲の良い子達で遊んだり、お泊りしたりすることが楽しくなります。
お友達の家でお泊りすると、家庭の雰囲気の違いや、ルールの違い、過ごし方など、勉強になることがたくさんあります。
なによりも、普段いっしょにいる保護者と離れて過ごすことで、自立心が育ち、自分でできることへの自信につながります。
また、仲良しの子と寝食を共にすることで、仲間意識が深くなり、強い絆が生まれます。
こうした貴重な体験ができる小学生のお泊り会では、「お泊りする側」と「招く側」の双方の準備が必要です。
特に、低学年の子がお泊りする場合は、親がしっかりと準備を手伝うようにしましょう。
参加する?それとも断る?お泊り会に誘われたときの対応
お泊り会に誘われたとき、どんな対応をしたら良いのでしょうか。
お泊り会の情報をキャッチする場面は「子どもから聞いた」、「仲良しの親から聞いた」など、さまざまな場面があります。
どの場面で聞いたとしても、お泊り会場となるおうちの保護者としっかりと連絡を取れるようにすることが大切です。
子どもから(もしくは保護者から)はっきりと誘われたときは、参加するかしないかのお返事を必ずするようにしましょう。
その後、何時ごろおうちにお邪魔したらよいのかと、特別に必要な持ち物などを確認しておくと安心です。
お泊り会当日が近くなっても返答をしていないと、先方の保護者に迷惑がかかってしまうので、早めに返事をしておきましょう。
次に、お泊りする場合の準備についてみてきましょう。
子どもと一緒に持ち物を確認しよう!【お泊りする側】の準備
まず、「お泊りする側」の準備をみていきましょう。
「お泊りする側」の準備は、ほとんど子どもが持っていく物の準備になります。
たくさん荷物が入るリュックサックに親子で荷物を確認しながら入れていきましょう。
《お泊りする側の準備》
- 保護者との連絡(アレルギーの有無、気になるくせ、約束事など)
- 持ち物(お泊りセット)
- お礼の品(手土産にお菓子など)
- その他(先方と相談して持って行く物)
それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
保護者との連絡(アレルギーの有無、気になるくせ、約束事など)
お泊り会に誘われたら、まずは保護者同士で連絡を取り合います。
お誘いを受けたら、「子どもからお泊り会のお誘いを受けたと聞きましたが、よろしいのでしょうか?」と保護者からきちんと承諾のお返事を聞いてからお泊り会に参加するようにしましょう。
お泊り会の前後は、保護者同士で連絡を取れるようにしておくことが大切です。
- 「何時に行ったら良いのか」
- 「アレルギーはあるか」
- 「気になるくせがあるか」
- 「親との約束事はあるか」
などなど、お互いが知っておいた方が良い情報を共有しておくとスムーズです。
特にアレルギーに関しては、深刻な症状があらわれることがあるので、しっかりと伝えておきましょう。
気になるくせについては、子どもの様子をみて、伝えた方がよいと思うことを伝えておきます。
たとえば、「咳払いをするくせがあるけれど、風邪ではない」とか、「トイレが近いから気にかけてほしい」といったことです。
先方の親が複数の子どもを気にかけるのは、難しいことですが、知っておいてもらうと宿泊時の心配事が少なくなります。
持ち物(お泊りセット)
お泊りに使う道具を、リュックサックなどのかばんに入れておきましょう。
持ち物の中には、先方と確認しておいた方が良い物もあります。
小学生の子が必要なお泊りセットは以下の物があります。
- 寝具類(パジャマ)
- 洗面用具(歯ブラシ、フェイスタオル)
- バス用品(シャンプー、リンス、ボディーソープ、スポンジ、バスタオル)
- 着替え(トップス、ボトムス、下着、靴下)
- ぬいぐるみやおもちゃ
これだけあれば、安心してお泊りできます。
先方の都合や宿泊人数の多さから、お風呂に入れないときは、バス用品は要りません。
先方のママに確認しておくと準備しやすくなります。
もし、お風呂が借りられない場合は、お泊り会の前に、入浴を済ませておくと良いでしょう。
お礼の品(手土産にお菓子など)
お泊り会では、先方のパパやママにお世話になる場面が多くなります。感謝の気持ちを込めて、お礼の品を持って行きましょう。
大人向けのお菓子の他、おやつの時間に子ども達みんなで食べられるお菓子や、ジュースなどがあると、喜ばれます。
また、泊まる子どもの人数が分かっていれば、人数分のパンを持っていくと軽食の時に出してもらえて、先方の負担が減らせます。
その他(先方と相談して持って行く物)
先にお伝えした物を持っておけば、お泊り会で困ることはほとんどありません。
ただし、先方から持ってきて欲しいと頼まれた物を用意して行くこともあります。
例えば、よくあるのが布団や枕などの寝具類です。
お客さん用の敷き布団や布団などを持っていない家庭にお邪魔するときは、お昼寝マットを持って行ったり、枕を持って行ったりすることもあります。
どんな持ち物を持って行ったら良いのか不安になったら、先方のママや一緒にお泊りする子のママと連絡を取り合ってみて下さい。
ちいさなお客さんをおもてなし!【招く側】の5つの準備
子ども達を「招く側」の準備をみていきましょう。
「招く側」の準備では、お泊り会場となるおうちの保護者が準備することが圧倒的に多くなります。
子ども達が集まっておもてなしする時のメインは食事と睡眠がしっかりできるようにセッティングすることですが、他にも準備しておいたほうが良いことがあります。
《招く側の準備》
- 保護者との連絡(アレルギーの有無、気になるくせ、約束事など)
- 招待状の準備
- 食事の準備
- 寝床の準備
- 遊ぶ物の準備
それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
保護者との連絡(アレルギーの有無、気になるくせ、約束事など)
【お泊りする側】でも挙げましたが、お泊りする子の保護者と連絡をこまめに取り合うことが大切です。
アレルギーの有無や子どもとの約束事など、事前に連絡がない場合はこちらから聞いておきましょう。
何かあったときにすぐに連絡するために、電話番号を知っておくことも大事です。
招待状の準備
お泊り会に誘う子に招待状を作っておくと、とても盛り上がります。
招待状には、日時と場所、持ち物などを書いて子どもから相手の子へ渡してもらいましょう。
書くことが好きなら、招待状は子どもに書かせても良いですね。
食事の準備
宿泊日によって違いがありますが、午後から一泊の予定なら、その日の夕食、翌日の朝食と昼食の準備が必要です。
負担にならないようなメニューを考えておき、段取りよく調理していきましょう。
子ども達が好きなメニューを加えると、盛り上がります。
以下のメニューは簡単にできて、子ども達に人気のメニューです。
- たこ焼き
- 唐揚げ
- ポテト
- おにぎり
- ラーメン
- ピザ
料理上手なママなら、子ども達の好物を事前にリサーチしておいて作るのも良いですね。
寝床の準備
寝る場所の確保はとても大事です。
初めてのお泊り会だと、興奮してなかなか眠れない子もいますが、ひとりひとりの寝る場所が確保されていれば、やがて安心して眠りについてくれます。
真ん中に寝相の悪い子を寝かせると、蹴られたり布団を取られたりといった睡眠中のトラブルが出てきます。
そのため、寝相の悪い子は端の方、寝相が良い子は中の方といった順番を決めておくと安心です。
敷き布団が足りなくて窮屈になりそうなときは、遠慮せずにお泊り会に来る子の親に「敷き布団やそれに変わるもの」を持ってきてもらえないか相談してみましょう。
お泊り会で会場に選ばれたとしても、すべて背負わず、まわりの人と協力し合いながら進めていってくださいね。
遊ぶ物の準備
子どもがたくさん揃うと、おもちゃやゲームがなくても、それぞれが遊び始めます。
そのため、気合いを入れて遊ぶ物を準備する必要はありません。
しかし、せっかく同年代の子どもが集まるのだから、みんなで楽しめるゲームを用意しておきたい所ですね。
以下のテーブルゲームは、みんなで遊べるのでお勧めです。
【オセロ】
白と黒の石を交互に置いていき、色の多い方が勝ちとなるゲーム
【ナンジャモンジャ】
カードに描かれたキャラクターに名前を付けていき、早く呼ぶとカードがもらえるゲーム
【ドンジャラ】
手持ちのパイを交換していき、種類の同じパイを3個3セット揃えるゲーム
【人生ゲーム】
ボードの上で就職や結婚など、さまざまな人生を歩んでいくゲーム
オセロは1対1の2人で遊びますが、ナンジャモンジャやドンジャラ、人生ゲームは複数名で遊ぶことができます。
お泊りの前にチェック!楽しく実行するための注意事項2点
お泊り会を開催、もしくは参加するときの注意事項について知っておきましょう。
【注意事項1 子どもの様子に応じて、お泊りの判断をする】
子どもの中には、毎日欠かさず薬を飲んでいる子やアレルギー症状が強く出る子もいます。
子ども自身で服薬ができる、アレルギーの出る物を理解して避けられるという場合はそれほど心配ありませんが、それが難しい場合は対処法を考える必要があります。
薬を飲みやすくして持たせたり、アレルギー症状が出てしまった後の対処法をお泊り先の家庭に知らせたりしておきます。
仲良しグループでお泊まりするときは、どうしても泊まりたい!と子どもからお願いされるかもしれません。
しかし、危険度の高い心配事が少しでもある場合、お泊りを見送る判断をすることも大切です。
同じように、風邪をひいたときや熱っぽいときは、無理せず休ませて下さいね。
【注意事項2 お泊り会場となる家庭の負担にならないようにする】
一度、お泊り会を経験すると、「次も、次も」と子ども達は次回の開催を楽しみにするようになります。
お泊り会がとても楽しく充実していた証拠なのですが、「次は○○ちゃんのおうちでしよう!」というように、子ども同士で勝手に話が盛り上がってしまうことがあります。
お泊り会に参加はできても、家の都合(寝る場所がない、在宅介護しているなど)で子どもを呼んでお泊まり会場にすることができない家庭もあります。
自宅をお泊り会場にできないけれど、お泊り会に誘われた場合は、早めに「うちは場所がないので、お泊りできませんが大丈夫ですか?」と、一言聞いておくとよいかもしれません。
お泊り会を開催してくれるママも、早めに知っておけば、子ども達だけで次回の話が挙がったときに「待った」をかけやすくなります。
そうなると、お泊り会ができるおうちがある程度決まってきます。
いつも同じおうちばかりがお泊り会場になっていたら、負担になっていないか気に掛けて聞いてみて下さい。
ここでも、ママ同士で連絡を取り合うことが大切です。
お泊り会が負担になって、疎遠になってしまった…ということのないように、お泊り会の宿泊場所や日程を決める時は、かならず親同士が相談できるようにしておきましょう。
お泊り会の準備はこまめな連絡から!楽しい思い出を作ろう
お泊り会についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
泊まる方も招く方もどちらも準備が必要なことがわかりました。
また、楽しくお泊り会を開催するために、注意事項を心に留めておくことが大事です。
ここで、双方の準備や注意事項についておさらいしておきましょう。
【お泊りする側】の準備
- 保護者との連絡(アレルギーの有無、気になるくせ、約束事など)
- 持ち物(お泊りセット)
- お礼の品(手土産にお菓子など)
- その他(先方と相談して持って行く物)
【招く側】の準備
- 保護者との連絡(アレルギーの有無、気になるくせ、約束事など)
- 招待状の準備
- 食事の準備
- 寝床の準備
- 遊ぶ物の準備
どちらの場合も、しっかりと保護者同士の連絡が取れるようにしておくことが大切です。
初めてお誘いを受けたら、子どもは大喜びで行きたがりますが、注意事項にあるように親目線で冷静にお泊りの判断をすることも大切です。
【注意事項】
- 子どもの様子に応じて、お泊りの判断をすること
- お泊り会場となる家庭の負担にならないようにする
今回はパスしても、数ヶ月後、半年後、一年後…と、チャンスはまだまだあります。
楽しくお泊り会をするために、注意事項を確認して準備を始めていきましょう。
子ども達の絆が深まる楽しい思い出が作れますように。