小学生のうちは学習机を買わないのもアリ!家の環境で購入を検討しよう


小学生になるお子様に、学習机を買わない、というご家庭が増えています。

転勤が多いために、学習机を買うのは引っ越しの負担になったり、学習机を置くスペースが足りなかったり、といった環境による理由だけではなく、家庭学習のスタイルが変わってきました。

学習机を買わないという選択は、お子様にとってどのような影響をもたらすのでしょうか。

小学生は家族と過ごす部屋で勉強がしたい

近年、東京ガスが行った実態調査によりますと、小学生のほとんどがリビングで宿題や学習をしています。お子様たちは、家族と一緒にいられるリビングを選んでいますし、親側としても、お子様に目の届くリビングで宿題をやらせたい、という思いがあります。

国産家具メーカー、カリモクが調査したリビング学習の実態では、ほとんどのご家庭がリビング学習をさせたいと思っていて、リビング学習を行ったご家庭の多くが、結果的に良かった、という結果があります。

学習机で1人向かい合って、勉強するより、ご家族の中で、教えてもらいながら、見守られながら、勉強をすることで、お子様に嬉しさや安心感をもたらすようです。

小学校入学に向けて学習机を買うという風習にしばられる必要はない

お子様が高学年、中学生と大きくなられて、1人で勉強に向かい合えるようになった時、1人で勉強がしたくなった時、そのタイミングで学習机を買ってあげるのもよいですね。勉強が難しくなる分、教科書や参考書も多くなりますから、学習机の収納力も欲しくなります。

では、それまで学習机を買わない場合、収納はどうすればよいでしょう。

学習机を買わない場合のランドセルや教科書の置き場所

リビング学習が定着している今、ランドセル、教科書、鉛筆削りなど、学用品や勉強道具を、一気に置くことができる棚が売りだされています。

だいたいのものは、移動可能なキャスターがついているので、リビング学習が終わったら荷物ごと移動でき、リビングが片付かない、なんてことがありません。

教科書等の学用品が少ない低学年のうちは、そういった棚一つあれば、収納にはなんの問題もありません。
お子様が中学生、高校生になったら、本棚やパソコン周辺機器の置き場所としても使えますね。

また、わざわざ何万もする棚を買わなくても、というのであれば、学用品が少ないうちはカラーボックスで間に合うでしょう。

学習机があれば勉強の習慣が身につくわけではない

まだ低学年のうちは、わからないことだらけです。わからないことを1人で調べて解決することが難しい年頃ですから、ご家族に聞いて宿題や学習を進めていきたいのです。

ですから、学習机に1人向かっていても、勉強はあまり進まないものです。

ご家族や、にぎやかな兄弟の中で、勉強できる集中力がついたり、宿題をやる時間を守れるようになったりと、ご家族の中で成長されますから、学習机の有無はあまり関係がないですね。

学習机を買わないデメリットはお子様が自分だけの居場所を得られないこと

学習机は、子供部屋でなくても、どんなお部屋に置いても、学習机自体がお子様の居場所であり、自分だけの基地になります。机に座ったら、勉強だけではなく、漫画を読んだり、手紙を書いたりして、楽しい時間を過ごすでしょう。

学習机で、勉強に向かい合えるようになるためには、机という自分の基地で過ごす楽しい時間を経ていくものですから、お子様にとって、学習机は大好きな相棒となりますね。

もし、学習机を買わない場合は、お子様に、基地であり、相棒である居場所を作ってあげられない、というデメリットがあります。

学習机を買わないメリットは子供に目が届きやすい環境作りができる

今は、テレビゲームの時代とは違い、携帯できるゲームが一般的ですので、机にゲーム機を持ち込めることができます。学習机は子供の居場所になりますから、大好きな机に向かって、好きに過ごすでしょう。

しかし、お子様が、学習机で、こっそり持ち出したゲーム機で何時間もゲームをしていては、話は別ですね。全く良くありません。

ですから、まだお小さいうちは、親の目の届く場所で宿題やゲームをさせて、時間やルールを守る習間が身に着くまで、学習机は必要ないこともあるでしょう。使わないものを買わなければ、部屋も狭くならずに済みます。

小学校入学に向けて、必ずや学習机がいるわけではない

ランドセルや、文房具、学習机と、1年生のアイテムが全てがそろった時、お子様もご家族も、小学生になるという実感を得て、とても嬉しくなります。お子様も、実際に小学生になると、喜んで机に座って時間を過ごすでしょう。

しかし、買ってもらった大好きな学習机で、自立して宿題や勉強をやれる子もいれば、まだお小さいですから、大好きなおうちなのに、1人で机に向かうことに心細い子もいます。

せっかく買い与えた学習机は、使われないと物置になってしまいます。仕方のないことですが、親としては、怒りたくもなってしまいます。

ですから、お子様がもう少し大きくなって、本当に学習机の必要性を、お子様自身が感じた時まで、学習机を買わない、という選択をしても良いですね。

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