子供に勉強を習慣づける方法。まずは親が机に向かおう!
「子供が勉強をしない」親にとって悩みの種ではないでしょうか?心配だからこそ、つい何度も怒ってしまいますよね。怒っても子どもは勉強をすることはありません。
子供が勉強をしないのは、親の習慣も影響していると言われています。口うるさく叱る前に、一度自分の行動を見直してみませんか?
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習慣1:親が机に向かう姿をみせる
「子供は親の背中をみて育つ」という言葉を一度は聞いた事がある人も多いはずです。この言葉にあるように、子供は親の行動をしっかりと見て学んでいます。親が机に向かっていないのに、子供だけ机に向かわせようとしても子供にとって不満が溜まってしまいます。
できれば何かの資格を取るなど勉強の時間を子供の前で作る事が大切です。しかし、今さら勉強なんて・・・と思う場合は、料理本や雑誌などでも構いません。椅子に座って作業をしている姿を子供に見せてください。その時間を増やすことで、子供が自然と机に向かうようになっていきます。
習慣2:勉強の提案をする
「勉強しなさい」と言っても、子供によっては何から手をつけたら良いかわからない場合もあります。何をしていいかわからない子供に対して、「しなさい」というセリフは困惑させるだけになっていまいます。
困惑させないためにも提案をするような言い方に変えることも大切です。例えば「この宿題からやってみない?」「30分宿題頑張ったら、休憩しようか」などがあります。
質問形に変えることで、子供が自分で勉強の内容を決めることに繋がります。それによって自主性が芽生え、自分で決定したことを行える力を身につけることができます。
また事前にやるべきことを書き出すというやり方もあります。やるべきことを書き出すことで、何をしなければいけないか視覚的にはっきり分るようになります。さらにやり終えたことを赤ペンなどで消すと、やり遂げた達成感が得られやすくなります。
習慣3:生活のリズムを整える
生活のリズムが乱れていると、勉強時間が確保することが難しくなります。勉強時間を決めることで、習慣に繋がりやすくなります。
子供にとっても、別のことに無中になっているときに「勉強しなさい」と声をかけられても、勉強したくないですよね。しかし、この時間は勉強する時間とある程度決まっていれば、この時間だけ頑張ろうと勉強に対する意欲が湧いてきます。
今まで生活リズムが乱れていた場合は、まず寝る時間や食事の時間などを固定することから始めてみてくださいね。また学校から帰ってきてから、15分だけ勉強することから始めても構いません。徐々に生活リズムを整えるような取り組みをしましょう。
習慣4:一緒に勉強をする
どうしても仕事が忙しく、子供の勉強に付き合う時間がない親も多いはずです。しかし、習慣がつくまでは一緒に勉強をすることが大切になります。
親が丁寧に勉強を見ることで、子供にとっては勉強の時間が親とのふれあいの時間になります。ふれあいの時間が楽しければ、勉強が楽しいと脳に刷り込ませ、自分から机に向かうようになってきます。
ここで注意してもらいたいことが、優しく教えるという点です。「なんで分らないの?」と怒鳴ってしまっては、子供にとって楽しくありません。分らなくても怒らずに、一つ一つをゆっくり丁寧に教えるように意識してください。
また座り方も重要です。真正面に座った状態で勉強をみると、子供は威圧感を感じやすくなると言われています。できれば真横か机の角を挟んで座るようにしてください。
習慣5:観たいテレビは録画する
テレビは誘惑が多いです。子供でも、どうしても観たいテレビがあったりします。そのテレビを遮って「勉強しろ」ということは、子供にとって苦痛でしかありません。
どうしても観たいテレビは、録画するようにしてください。例えば「ここまで勉強したら、そのあと観てもいいよ」と伝えることで、勉強に対するモチベーションが上がります。大人でも、頑張ったあとはご褒美ほしいですよね。子供も一緒です。勉強を習慣がつくまでは、頑張ったあとに子供が喜びそうなものを与えるようにしてみてくださいね。
子供が机に向かえないのは当たり前!親の考えで子供は楽になる
親の習慣を変えることで、子供が机に向かうようになります。ただ考え方を変えることも必要です
子供は、遊ぶことに必死です。楽しいことに夢中になるのは、子供であれば当たり前のこと。机に向かって勉強させるってことは、この楽しさを奪うことになってしまいます。
そのため勉強を習慣づけるためには、勉強=楽しいって思わせることが大切です。親が勉強は「つらい」「面白くない」「我慢するもの」といったイメージだと、子供も勉強に対して同じイメージを持ちやすくなります。
親が勉強に対するイメージを変えることで、子供にもいい影響を与えやすくなります。まずは、楽しさの中で勉強を行えるようにしてくださいね。
リビング学習がいいの?
最近はリビングでの学習がいいと言われています。しかし、全ての子供にとっていいとは限りません。
リビング学習は、低学年の頃は親の目も届きやすいためおすすめです。しかし高学年になると、自分の部屋で勉強をした方が良いケースがあります。
- リビングにテレビがあり、常についている
- 弟や妹がまだ幼い
などの場合、リビングが勉強できる環境とは言いがたいです。幼い兄弟が勉強の邪魔をするケースもあります。リビングで集中力がかけるのであれば、自分の部屋での勉強に変更するようにしてください。学習の状態をみながら、判断してくださいね。
ただ自分の部屋で勉強するときは、できる限り誘惑になるようなものは置かないようにしてください。シンプルな部屋で勉強するようにしましょう。
焦らずに、少しずつ勉強時間を増やしましょう!
今まで全く勉強習慣がない子供に、急に何時間も勉強させることは大変です。子供にとってもストレスになってしまいます。
子供の勉強時間は徐々に増やしていくようにしてください。まずは5分~10分程度から始めるようにしましょう。子供が自分から机に向かうようになれば、勉強の時間も徐々に長くなっていきますよ。
焦らずに子供のペースで取り組むようにしてくださいね。