春からめでたく一年生!入学までにできる準備は何がある?


「小学校入学まであと1年……、どんな準備をしたらよいのか分からない」と、悩んではいませんか?

初めての入学では、親も子どもも心配に思うことがたくさんあります。

しかし、その心配を和らげるために、年長さんの1年間のうちにできることがあります。

楽しく小学校生活をスタートさせるために、少しずつ入学準備を進めていきましょう。

ここでは、入学準備としてやることを月別にご紹介します。

また、学校で使う持ち物を準備品リストとして提示しています。

園と学校では生活の変化があるので、生活習慣を改善するための準備についても取り上げています。

少しずつで良いので、自信を持って学校生活を送れるよう、準備を進めていきましょう。


何から手を付けたら良いの?やっておきたい一年生の入学準備

小学校にあがると、園生活とは違って、毎日の学習に対応するための学習環境を整えていかなくてはいけません。

そのためには、入学に必要な持ち物を確認したり、生活習慣を見直したりして準備しておくことが大切です。

入学準備品の中で、ランドセルや学習机は早めに購入を済ませている家庭が多く、入学まで余裕をもって準備を進めていくと焦らずに済みます。

ランドセルの新作が続々と登場する6月頃から入学までの過ごし方を、入学準備の視点からみていきましょう。

  • 【6月】 ランドセル選び開始
  • 【7月】 立って着替えができるように練習
  • 【8月】 学童保育について調べる
  • 【9月】 ランドセルを購入
  • 【10月】 子どもに自宅電話番号を教える
  • 【11月】 就学時健康診断を受ける
  • 【12月】 子どもの学習スペースを確保
  • 【1月】 早寝早起きの習慣をつける
  • 【2月】 入学説明会に行く
  • 【3月】 通学路を確認

それぞれの内容を月ごとに詳しくみていきましょう。

【6月】 ランドセル選びを始めよう

品揃え豊富な6月のうちにお気に入りのランドセルを探して、購入を検討しましょう。

先行予約をしているショップの限定モデルなどは、すぐに予約が埋まってしまうことがあるので、早めの予約がお勧めです。

【7月】 立って着替える練習をしよう

小学校にあがると、自宅での着替えはもちろんのこと、学校内での着替えは自分一人で行います。

幼稚園や保育園のときは、地べたに座って着替えをしていた子も、ササッと立って着替えができるように練習しておきましょう。

【8月】 夏休みのうちに学童についてしらべよう

入学後に子どもを学童にあずける家庭は、夏休み期間が情報収集に動きやすい時期です。

地域の中に複数の学童施設がある場合、時間や料金を比較して一つに絞りましょう。

申し込み期限を過ぎてしまわないように、申し込み期限についても確認しておくと安心です。

【9月】 ランドセルを購入しよう

人気のランドセルは、年末ごろには少なくなっていきます。

こだわりがなければ、年末のセールで安く購入することもできます。

しかし、何かと忙しくなる年末を避けたいなら、この時期に購入しておくことをお勧めします。

【10月】 子どもに自宅電話番号を教えよう

帰宅途中に何かあった場合に、子どもが自宅の電話番号もしくは親の携帯番号を知っておくと便利です。

すぐに覚えられない場合は、ランドセルカバーの中に書いておくと安心です。

祖父母の家や親の携帯に、実際に電話をかける練習をしておくとさらに安心です。

【11月】 就学時健康診断を受けよう

就学児健康診断は10~11月頃に行われます。

地域によって実施会場は異なりますが、小学校や公民館、保健センターなどの指定の場所に行き、子どもは健診を受けます。

【12月】 子どもの学習スペースを確保しよう

年末の大掃除と一緒に、すっきりとした環境で子どもの学習スペースを確保してあげましょう。

学習机の購入を考えている場合は、1~3月にかけて次第に忙しくなっていくので、この時期がおすすめです。

【1月】 早寝早起きの習慣をつけよう

新しい年を迎え、心機一転、生活習慣を見直してみましょう。

入学してからいきなり早寝早起きすることは、子どもにも親にも負担がかかります。

この時期から徐々に新しい生活習慣に慣れるように練習していきましょう。

【2月】 入学説明会に行こう

入学説明会では、入学準備品や生活上の注意点などの具体的な説明を聞くことができます。

授業で使う持ち物の指定もあるので、筆記用具を持ってしっかりと聞くようにしましょう。

【3月】 子どもと一緒に通学路を歩いてみよう

入学していきなり歩いたことのない道を歩くのは不安ですね。

かといって、あまり早い内に通学路を歩いて確認したつもりになっていると、時間が経って忘れてしまいます。

3月中の入学一週間前くらいに、親子で何度か通学路を歩いてみると良いでしょう。

また、雨の日は傘を持っていって自分で開閉したり片付けたりしなくてはいけません。傘の使い方もこのときに確認しておくと安心です。

やんちゃな子は、傘を剣代わりにして遊んでしまうこともあるので、まわりの子にケガをさせないためにも、使い方についてよく伝えておきましょう。

それでは、次に入学説明会で指示される主な持ち物をご紹介します。

持ち物は何が必要?4つの項目別にみる【入学準備品リスト】

入学説明会では、子どもが学校に持って行く持ち物の具体的な指示があります。

以下の4つの項目に分けて、どんな持ち物があるのか確認していきましょう。

  • 毎日の持ち物
  • お道具箱に入れておく持ち物
  • 授業で必要な持ち物
  • その他

準備品その1 【毎日の持ち物】

毎日の学習や生活のなかで、よく使うものが以下の5つです。

  • ハンカチ
  • ちり紙
  • 筆記用具類(筆箱、鉛筆、消しゴムなど)
  • 下敷き
  • 連絡袋(必要な場合)

ハンカチやちり紙は、衛生環境をよくするほか、身だしなみの点でも必需品です。

園生活の時は、ハンカチ代わりにペーパータオルだったり、個人用の引っかけタオルだったりして、持ち歩く必要がありませんでしたが、学校では自分で持ち歩いて使います。

拭きやすいからといって、厚手のタオルハンカチにすると、ポケットに入らず子どもが苦労します。

ミニサイズのガーゼハンカチ、もしくは、小さく折りたためるハンカチを用意すると良いでしょう。

筆記用具類は、学校によって指定があるので、よく確認しておきましょう。

たとえば、鉛筆なら「キャラクターもの禁止」「濃さは2B」といった具合です。

本数は授業時数分の用意があれば安心です。

丸つけ用に赤鉛筆を一本入れるよう指定されることもあります。

忘れがちですが、定規を一本用意しておくと後で持ってくるように指示があってもスムーズに対応できます。

そして、下敷きがあるとノートに書いた字が下に写らず綺麗に描けます。

連絡袋はお便りが入る位の大きさ(A4サイズ)のジッパータイプのファイルを用意しておくと便利です。

学校にあがると、先生から配られるお便りや授業のプリントをたくさんもらってきます。

ファイルに入れてくるようにすると、紛失やもらい忘れを防ぐことができますし、保護者から連絡したいことがある場合(手紙や申込書など)にも役立ちます。

準備品その2 【お道具箱に入れておく持ち物】

お道具箱に入れて、学校に置いておくものです。

◎印のあるものは、学校で用意してもらえることが多く、前もって購入しておかなくても大丈夫です。

  • はさみ
  • のり
  • セロテープ
  • クレヨン
  • 色鉛筆

◎おはじきセット
◎ブロックセット
◎書写ペンセット
◎とけい

はさみやのり、セロテープ、クレヨン、色鉛筆はどれも工作で使います。子どもが使い慣れたものや使いやすいものを用意してあげましょう。

おはじきセットやブロックセット、とけいは、算数の時間に使います。

書写ペンセットは書写の時間に使います。

お道具箱に入れる持ち物は、細かくて数が多いですが、一つ一つ忘れずに記名するようにしましょう。

準備品その3 【授業で必要な持ち物】

授業の内容によって使う持ち物です。

◎印のあるものは学校で用意してもらえることが多いので、早めに準備したいときは確認しておきましょう。

◎粘土
◎工作マット
◎鍵盤ハーモニカ
◎生活科バッグ

  • 体育帽子
  • なわとび
  • 絵の具セット

粘土や工作マット、絵の具セットは工作の時間に使います。

絵の具セットは学校で指定の商品を斡旋していることがあるので、購入する前に先輩ママや先生に確認しておくと良いでしょう。

鍵盤ハーモニカは音楽で、生活科バッグは生活の時間に使います。

体育で使う体育帽子やなわとびは、サイズが合うものを用意してあげましょう。

準備品その4 【その他】

準備品1~3に当てはまらないもので、必要な持ち物です。

  • 上履き
  • 上履き入れ
  • レインコート
  • 体操着

上履きや上履き入れ、体操着は、学校で指定がある場合があるので、学校説明会で確認しておきましょう。

聞いておくと安心なことを以下にあげています。

  • 上履き…学校推奨のものはあるか
  • 上履き入れ…手作りか市販か
  • 体操着…体操着かジャージか、体操着の名前つけの位置に指定があるか

レインコートや傘は、子どものサイズにピッタリなものを用意しましょう。

長く使えるようにと大きめサイズを用意すると、引っかけるなど使いにくくなってしまいます。

このように、学校に持って行く持ち物はたくさんあります。

学校説明会での連絡をしっかりと聞いて、準備するようにして下さい。

不安解消のためにやっておきたい!生活習慣の見直しで入学準備

小学校では、園生活で身についた生活習慣では対応できない事があります。

たとえば、「起床時間」についてみてみると、園に比べて始業時間の早い学校では、今までの起床時間では授業に間に合わなくなってしまいます。

具体的な時間割の内容については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。→入学後の生活はどう変わる?小学校一年生のはじめての時間割

他にも、入学してからできていないと困ることとして、以下のことが挙げられます。

  • 早寝早起き
  • 好き嫌いの克服
  • 一人での着替え
  • 和式トイレの使用
  • 通学路の確認

生活習慣を改善させるには、どうしたらよいのかみていきましょう。

生活習慣改善のための準備 【早寝早起き】

8時ごろ起きても間に合っていた園時代。学校にあがってからは当然アウトです。

始業時間が8時~8時30分の学校が多く、よほど近所に住んでいない限り遅刻してしまいます。

子どもと起きる時間、寝る時間について話し合い、早寝早起きの習慣が付くように準備しておきましょう。

寝る時間がどうしても早くならない場合は、日中に体を動かしてよく遊ぶことと、朝はいつもより早めに起こすことを心がけて下さい。

適度に日の光を浴びることも大切です。

生活習慣改善のための準備 【好き嫌いの克服】

学校では給食がでるので、好き嫌いがあるとメニューによっては食べられないことがあります。

以前働いていた学校の生徒で、麺類がどうしても食べられない子がいました。

金曜日は毎週麺類が主食として出る学校だったので、その日は牛乳と副菜(デザート)だけで過ごしていて、放課後は空腹になっていました。

苦手なモノを無理に食べさせる必要はありませんが、できる範囲で少しずつ食べてもらうよう努力してみてください。

生活習慣改善のための準備 【一人での着替え】

学校では身の回りのことは自分の力でできるようにしておくことが大切です。

着替えが一人でできれば、体温調節のために服を脱ぎ着することがスムーズにできます。

また、裏返った服を戻して着ることや、靴の履き方も確認しておくと安心です。

生活習慣改善のための準備 【和式トイレの使用】

入学予定の学校のトイレが和式だったら、初めて使用する子は困ってしまいます。

和式トイレに苦手意識をもってしまうと、学校にいる間に排泄できず、帰宅まで我慢してしまう子もいます。

近所で和式トイレを見つけたら、使い方を教えて練習するようにしましょう。

まだ学校のトイレでは和式の割合が高いので、入学前までに和式トイレの使い方を覚えて苦手意識を無くしておくと安心です。

生活習慣改善のための準備 【通学路の確認】

通学路は、一緒に歩く子がいても親子で何度か確認しておくことをお勧めします。

子どもの目線では分からなかった危険な場所や、大きな交差点での注意点など、気をつけて欲しい所を数回に分けて教えていきます。

一度や二度聞いただけでは忘れてしまいますが、何度か繰り返すうちに覚えてくれます。

合わせて、帰宅中のふざけあいや道路への飛び出し、交通量の多いところで走らないことなどをしっかりと伝えておきましょう。

また、入学前に一緒に学校に行ってもらえる子を探しておくと安心です。

準備万端で入学しよう!園生活最後の一年ががんばりどころ

ここまで、月別の入学準備でやること、入学準備品、生活習慣改善のための準備についてお伝えしました。

4月の入学に向けて、園生活最後の1年間の行動が大切です。

入学1~2ヶ月前になると直前の準備でバタバタしてしまうので、できることから順にこなしていくことがポイントです。

スムーズに入学準備ができるよう、今回ご紹介した入学準備項目を参考に準備を進めていって下さい。

今回ご紹介した入学準備について、以下にまとめています。

【月別の入学準備でやること】

  • 【6月】 ランドセル選び開始
  • 【7月】 立って着替えができるように練習
  • 【8月】 学童保育について調べる
  • 【9月】 ランドセルを購入
  • 【10月】 子どもに自宅電話番号を教える
  • 【11月】 就学時健康診断を受ける
  • 【12月】 子どもの学習スペースを確保
  • 【1月】 早寝早起きの習慣をつける
  • 【2月】 入学説明会に行く
  • 【3月】 通学路を確認

【入学準備品】
※◎印のついたものは、学校で用意してもらえることが多いので、購入前に確認すること。

  • ハンカチ
  • ちり紙
  • 筆記用具類(筆箱、鉛筆、消しゴムなど)
  • 下敷き
  • 連絡袋(必要な場合)
  • はさみ
  • のり
  • セロテープ
  • クレヨン
  • 色鉛筆

◎おはじきセット
◎ブロックセット
◎書写ペンセット
◎とけい
◎粘土
◎工作マット
◎鍵盤ハーモニカ
◎生活科バッグ

  • 体育帽子
  • なわとび
  • 絵の具セット
  • 上履き
  • 上履き入れ
  • レインコート
  • 体操着

【生活習慣改善のための準備】

  • 早寝早起き
  • 好き嫌いの克服
  • 一人での着替え
  • 和式トイレの使用
  • 通学路の確認

余裕を持って準備をすすめるために、カレンダーに予定を書き込むなどして、見通しをもって動いていきましょう。

準備品はすぐに購入できるものもありますが、子どもの生活習慣はすぐには変えられません。慌てずにペースをつかむためにも、今日から少しずつ準備を始めてみませんか。

小学校にあがってからの生活がイメージできなければ、先輩ママに話を聞いて、心の準備をしておくとよいでしょう。

不安を無くして、楽しく学校生活を送るために、この1年頑張ってみて下さい。

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