子供が初めて友達の家に行く!親が教えておくべきマナーとは?


小学生になると、お友達から「家に遊びに来て!」とお呼ばれする機会も増えて来ます。よその家に子供だけが行くとなると、迷惑を掛けてもその場で注意する事ができないので、予め家に遊びに行った時のマナーを教えておく必要があるでしょう。

子供が友達の家でNG行為をしてしまうのは、全て親の責任であると言えます。また、よその家で守らなければならないマナーを教えておく事は子供の為にも絶対に必要です。

子供が友達の家で恥をかく事が無いよう、教えておくべきマナーについて述べていきます。子供が友達の家でやってしまいがちな失敗についてもご紹介していきますので、お子さんには特に気を付けたい注意点として教えてあげてください。

子供が友達の家に行った時の3つのマナー

せっかく子供の友達が家に招いてくれたのですから、親としては快く行かせてあげたいところです。でも、今まで子供によその家に行った時のマナーを教えていないのであれば、遊びに行くまでにしっかりと教え込んでおきたいところです。

子供が友達の家に遊びに行った時、絶対に守らなければならない3つのマナーについて述べていきます。これさえきちんとできれば、友達の親御さんから「また家に遊びに来てね」と言われる事でしょう。

1.挨拶を忘れずに

子供が家に遊びに来て、一番最初に印象付けるのが挨拶です。

「こんにちは!お邪魔します。」

家の玄関に入る時、大きな声で友達の親御さんの目を見て笑顔ではっきりと言えるようにしておきましょう。これができれば、相手の親御さんにとても印象が良くなります。

お友達から「入って!」と声を掛けられても、そのまま黙って家の中に入って行ってはいけません。必ず親御さんがいるはずなので、まずは挨拶をして顔を見せてからお家の中に入れさせてもらいましょう。

また、おやつを出された時は「いただきます」「ごちそうさまでした」と言うのも基本です。これらの挨拶をきちんとさせられる自信が無いのであれば、子供に友達の家へ行かせるのを考えた方が良いかもしれません。

2.靴を揃えてから家の中へ

玄関で靴を脱いだら、その場で自分の靴を揃えるのも忘れないようにしましょう。家の中にお尻を向けて靴を脱ぐのでは無く、家の中を向いて靴を脱ぎ、靴の先が玄関のドアに向くように直します。

そして、揃えた靴は玄関の端の方へ置くのも忘れないでください。よそのお家に行った際の挨拶や靴を揃えるなどのマナーは、できれば子供が小さい頃から慣れさせておいた方が良いでしょう。

もしも、今までよそのお宅に行く機会が余り無かったのであれば、実際に自宅の玄関で練習しておいた方が良いかもしれません。初めての友達の家に訪問して緊張し、すっかり忘れてしまう場合もありますので、失敗しないように何度かリハーサルをして行きましょう。

3.帰る時は片づけをする

帰る時間が近付いてきたら、子供には必ず友達の家で片づけをするように言っておきましょう。出してきたオモチャやゲーム、おやつを出されたのであれば食器類を一カ所にまとめて置くなど、遊びに行った時の何も無い状態にきちんと戻してから帰宅させます。

遊びが終わったらお片付けするのは、家でも日頃からやらせておきたいところです。子供の友達が家に遊びに来ると、家庭でどんなしつけをしているのかが垣間見えます。友達の家に行った時だけでなく、子供には遊び終わった際の片付けを家庭でも習慣づけておくべきでしょう。

もちろん帰る際の「お邪魔しました!」という挨拶も忘れてはいけません。子供が友達の家で最後の最後まできちんとして帰る事ができれば、またきっと誘ってもらう事ができるでしょう。

子供が友達の家でやってはいけないNG行為

あくまでも子供が友達の家にお邪魔するので、マナーとしてはこの3つが守られれば何かあったとしても大目に見てもらえるでしょう。でも、子供がやってしまいがちな友達の家でのNG行為についても親から予め注意しておく必要があります。

「これは友達の家で絶対にやっちゃダメ!」と子供にしっかりと伝えておきましょう。子供のNG行為で友達の家でびっくりされないように、ここは釘を刺しておいてくださいね。

おやつの催促

友達の家に遊びに行ったら、おそらくは黙っていてもおやつやジュースが出て来る事と思います。でも、必ずしもそうとは限らず、その家の方針でおやつを出さない場合もあるのだという事を子供に伝えておく必要があるでしょう。

やってしまいがちな子供のNG行為として「おやつ無いの?」「ジュース飲みたい」と、友達の家でこちら側から催促してしまう事です。おやつやジュースで家が汚れるのが嫌で、綺麗好きな親御さんは敢えて出さないという方もいらっしゃいます。

また、アレルギーなどで友達自身がスナック菓子などを食べる事ができず、おやつ無しで遊ばせる親御さんもいらっしゃるのです。その家、その家の考えがあっておやつを出す出さないがあるのですが、子供にはおやつが出なくても絶対に催促してはいけないという事を教えておきましょう。

通された部屋以外には入らない

友達の家に遊びに行ったら、ここで遊ぼうという部屋に通されるはずです。友達の部屋かもしれませんし、親御さんの目の届くリビングかもしれません。いずれにしても通された部屋で遊べるように、準備がされているはずです。

それなのに、他のご家族の寝室に入ったりウォークインクローゼットを開けたり、キッチンに入って勝手に冷蔵庫を開けたり…うちの子はそんな事はしないはず!と思っていても、意外とこれらのNG行為をしてしまう子供はいるものです。

子供なら目新しい事には興味津々になり、よその家の中がどんな風になっているのか、悪気は無いにしろ覗いてみたい衝動を抑える事ができない場合もあります。でも、覗かれた家の人にしてみたら例え子供の友達とは言え良い気持ちはしないでしょう。

子供が友達の家に行くならば、通された部屋以外は絶対に入らないように言ってください。この子供のNG行為が原因で、二度と友達の家から呼ばれなくなってしまったというケースも実際にあるのです。

家の中では大人しく遊ぶ

一軒家で生活している子供がやってしまいがちなNG行為で、友達の家で暴れ回って遊んでしまう場合があります。もしも、子供が遊びに行く友達の家が集合住宅であれば、足音にも声の大きさにも注意しなければなりません。

一軒家で生活している子供の場合、静かに生活しなければならないという事にあまり注意はしないでしょう。ドンドン飛び跳ねても大きな声を出しても、外に音が漏れさえしなければ迷惑を掛ける相手は家族だけです。

友達の家では、できるだけ静かに遊ぶ事を子供に教えておきましょう。遊びに行く家が集合住宅でなく一軒家だとしても、大きな声で騒いだり走り回ったりするのはNG行為です。

また、ベッドやソファーの上で飛び跳ねたり、ボール遊びなども絶対にしないように言っておきましょう。「そんな事はしないはず」とは思っても、実はこのNG行為をしてしまっている子供は少なくないのです。

勝手に家の物を触らない

友達の家に行くと、自分の家には無い珍しい物があるかもしれません。欲しいと思っていたゲーム機や、初めて見る電化製品や家具などが置いてある場合もあるでしょう。

でも、絶対に黙って触ったり使ったりしてはいけません。よその家の物に勝手に触る事を禁止しておきましょう。

もちろん、引き出しなどを開けたりするのもNG行為です。興味があるのであれば、家の人に直接「これは何ですか?」と聞いて教えてもらいましょう。親御さんのご厚意で触らせてもらえるかもしれませんが、促されない限りは触ってはいけません。

約束の時間に帰宅する

子供が友達の家に遊びに行くのであれば、何時に帰宅するのかはっきりさせておきましょう。お友達の家に迷惑を掛けない時間までに切り上げさせて、帰宅させる必要があります。

帰る時間が決められていないと、子供は友達の家でダラダラといつまでも遊んでしまう場合があるのです。そうならないようにする為にも、帰宅の時間を決めてその時間に帰って来るように約束しておきます。

子供が友達の家に行く時の親としてのマナー

子供が友達の家に行く時に、親としては絶対に教えておかなければならないよその家でのマナーがあります。でも、子供を送り出す親の側にも相手の親に対するマナーがあるのをご存知でしょうか。

ここからは、子供が友達の家に呼ばれた時に覚えておきたい親のマナーについてご紹介していきます。小学生の子供が友達の家に遊びに行く場合は、こんなルールがあるという事も参考にしていただければと思います。

行く前に連絡を取り合う

小学生の子供が友達の家に遊びに行くのであれば、相手の親御さんに「お世話になります」と、連絡を入れる方が良いでしょう。まだ子供が低学年で、学校で子供同士が勝手に約束してしまっている場合、相手の親御さんが遊びに来るのを知らなかったという場合も考えられます。

「〇月〇日にお邪魔させていただくお約束をしてきたみたいなのですが、ご迷惑ではありませんか?」

相手の親御さんには、ご迷惑なら断っていただいても大丈夫ですよという意味を込めて、このようなメッセージを送れると良いですね。子供同士が約束してしまっても、実は相手の親御さんが仕事をしていてその日は無理だったり、小さな弟さんや妹さんがいるなど、まだ家に友達を呼べるような状態では無いという場合もあるでしょう。

その際、「もしもよろしかったら我が家へ寄越してください!」と言えると、子供達の気持ちも傷つかずに済みますね。ひょっとしたら家に呼ぶ事になるかもしれないけど…という場合も想定して、まずは相手の親御さんと連絡を取り合ってみてください。

手土産を用意する

初めて子供が伺う友達の家ならば、お菓子やジュースなどの手土産を持たせる方が良いでしょう。もちろん、持たせない主義の親御さんもいますが、一般的に言えば手土産は持たせる方が常識です。

高価な物は必要無く、みんなで食べられる個包装になっているお菓子なら、食べきれなくても伺った先のご家族で食べてもらう事ができます。集まる人数にもよりますがお菓子ばかりが集まる場合も考えられ、ジュースやお茶のペットボトルもおすすめです。

お礼の連絡も忘れずに

子供を友達の家に迎えに行ったのであれば、玄関先でお礼を言う事ができます。でも、子供を1人で帰宅させた場合は、帰宅後なるべく早くお礼の連絡を入れましょう。

今は殆どの親御さんがlineなどのツールを使って連絡を取り合っている事と思います。わざわざ電話を掛けてお礼を言わなくても、SNSを使ったメッセージで十分です。

今日はお邪魔させていただき、ありがとうございました。○○ちゃんのママにとても良くしてもらったと、大変喜んで先ほど帰宅いたしました。
次は○○ちゃんも是非、我が家へご招待しますね。楽しみにしています!

という様な感じでお礼の連絡をします。次回は友達を家に呼ぶ約束も忘れないようにしましょう。一方的に遊びに行く関係では無く、双方の家を順番に行き来できる関係が理想的です。

子供が友達の家に遊びに行く時のマナー

小学生になると親が一緒では無く、子供同士で友達の家に遊びに行く約束をして帰って来る事も珍しくありません。子供なりに自分のスケジュールも把握できており、あとは親に確認してみるという段階で話してくる事が多いでしょう。

子供が友達の家に遊びに行くのも、ある意味社会勉強の一つになります。ここで述べてきたよその家に行った時のマナーは基本的な事なので、これからもずっと役に立つでしょう。

最後に気を付けたい点ですが、くれぐれも親御さん不在の家に子供を遊びに行かせるのはやめましょう。親御さんのいない友達の家に子供を行かせるのは、マナー違反とも言えます。相手の親御さんとはしっかりと連絡を取り合ってから、遊びに行かせるようにしてください。

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