1年生向けのなぞなぞは何がある?問題20問とおすすめ本4冊
「なぞなぞ」は、小学校1年生が大好きな遊びです。
なぞなぞ問題が書かれた本があれば、一人でも楽しめますし、相手がいれば、コミュニケーションを取りながら楽しむことができます。
そうして、頭を使いながら遊ぶことで、豊かな想像力と発想力が生まれます。
とはいえ、どんな問題でも良いのではなく、楽しんで遊ぶには子どものレベルに合った問題を出題することが大切です。
ここでは、「なぞなぞ」のメリットを確認し、1年生が楽しめる「なぞなぞ」について、ご紹介します。
また、親子で一緒に遊べる「なぞなぞ」問題20問と、1年生におすすめの「なぞなぞ本」を4冊ご紹介します。
色んな「なぞなぞ」に触れ、親子で発想力を磨いてみましょう。
Contents
相手がいると会話の練習に!1年生が遊ぶ「なぞなぞ」のメリット
子どもと過ごすちょっとした時間にすぐに遊べて、頭の回転を促す「なぞなぞ」は、小学校低学年の子にとって、とても楽しい遊びです。
「なぞなぞ」は問題を解いていく力が養われるので、たくさん解けることで自信につながります。
遊びの中で、言葉の知識や理解を深められるので、語彙力が高められるのも魅力です。
また、1年生は、「相手の話を最後まで聞く」練習が必要な時期です。
なぞなぞは、最後まで聞いて答えるという一連の流れがあるので、自然とその練習ができます。
- 語彙力
- 問題を解いていく力
- 相手の話を最後まで聞く力
これらの力のほかに、相手がいればコミュニケーション能力を養うのに役立ちます。
「なぞなぞ」から会話が生まれ、お互いに意思疎通をはかりながらやりとりすることで、自然と相手の気持ちを考えたり、会話のルール(順番に話すなど)を実践したりすることができるのです。
それでは、1年生が楽しめる「なぞなぞ」について、実際にみていきましょう。
思考力が付く!1年生が楽しめる「なぞなぞ」ってどんなもの?
1年生になぞなぞを出すときは、思い浮かびやすい答えのものを用意して出すのがコツです。
答えに「ホットヨガ」など、馴染みのない言葉が出てきては、子供達はざわついてしまいますね。
「鉛筆」や「消しゴム」などの文房具や、「リンゴ」や「おにぎり」といった食べ物など、1年生に馴染み深い答えの問題を用意してあげましょう。
「なぞなぞ遊び」が楽しくなってくると、子ども自身が「問題を出すよ」と言ってくることがあります。
子どもなりに考えて作った問題は、想像力豊かで面白いものばかりです。
なぞなぞに答えるのも、なぞなぞを作って問題を出すのも、「自分で考える」力が必要です。
こうした力を伸ばすためにも、楽しんで「なぞなぞ遊び」をしていきましょう。
一緒に考えて遊んでみよう! 1年生向けのなぞなぞ問題20問
1年生向けのなぞなぞ問題を20問用意しました。簡単な問題10問と、難しい問題が10問です。
どちらも、1年生が想像しやすい「食べ物飲み物」に関する問題と、「学校で使うもの」に関する問題から出題しています。
子どもが退屈しているときや、何もすることがないときの待ち時間などに、頭を使って考えながら遊んでみましょう。
とけるかな?簡単ななぞなぞ問題10問
「なぞなぞ」初心者にもやさしい問題です。答えは10問目のあとに載せているので、子供と一緒に考えてみて下さい。
〈食べ物飲み物問題〉
問題2 はなのうえにつのがあるどうぶつが なにかのんでいるよ、なーんだ?
問題3 うえからよんでも、したからよんでもおなじ あかいやさい、なーんだ?
問題4 りんりんりん…となるすずが5こあるよ、このたべものなーんだ?
問題5 みどりやきいろなのに、「ちゃ」といわれるやさい、なーんだ?
〈学校で使うもの問題〉
問題7 さしてもさしてもいたくならないよ、これなーんだ?
問題8 ふたつのながい「は」がじまん。じょうずにかみきる、これなーんだ?
問題9 はじめはまっしろなのに、いつのまにか ひらがなとカタカナがたくさんならんでいるよ、なーんだ?
問題10 はさまれてもおこらない、しかくくてうすいかお。これ、なーんだ?
問題の答えをみていきましょう。
【簡単ななぞなぞ問題の答え】
答え2 サイダー
答え3 トマト
答え4 リンゴ
答え5 かぼちゃ
答え6 えんぴつけずり
答え7 かさ
答え8 はさみ
答え9 ノート
答え10 したじき
さて、いくつ答えられましたか?
「食べ物問題」は比較的簡単に思いついたのではないでしょうか?
「学校で使うもの問題」は、入学してからよく目にするものが答えになっているので、ひらめきやすくなっています。
つぎに、1年生にはちょっと難しい問題を見てみましょう。
とけるかな?難しいなぞなぞ問題10問
こちらも、10問目の最後に答えを載せています。
〈食べ物飲み物問題〉
問題2 おりょうりすると なみだがでてくる やさい、なーんだ?
問題3 おすしやさんに ちゅうもんしたら、おかねをはらわされたよ、ちゅうもんしたのはなーんだ?
問題4 ひとつなのに「じゅう」というよ、あまくてまるい、これなーんだ?
問題5 いつもどなってばかりののみもの、なーんだ?
〈学校で使うもの問題〉
問題7 「けん」は「けん」でも、あわがでてくる「けん」って、なーんだ?
問題8 おなじところにいるのに、どんどんすすんでいくもの、なーんだ?
問題9 「つえ」のあいだに、すうじの9がはいったよ。これなーんだ?
問題10 けがをしていないのに、いつもおんぶされてがっこうまでやってくるもの、なーんだ?
問題の答えをみていきましょう。
【難しいなぞなぞ問題の答え】
答え2 たまねぎ
答え3 いくら
答え4 まんじゅう
答え5 コーラ
答え6 こくばんけし
答え7 せっけん
答え8 とけい
答え9 つくえ
答え10 ランドセル
言葉遊びの「なぞなぞ」問題があり、すぐには答えが思い浮かばないこともあるかもしれません。
なぞなぞが初めてという子には、ジャンル別に出題したり、文章を見せたりすると、考えやすくなります。
また、問題の答えがなかなか出ない子には、答えにつながるジェスチャーで解答を促すと楽しめます。
もっとなぞなぞを楽しみたい人には、さまざまなジャンルのなぞなぞが書かれた「なぞなぞ本」がオススメです。
次でみていきましょう。
読みやすくて楽しい!小学校1年生におすすめのなぞなぞ本
「なぞなぞ本」を購入するときは、必ず子どものレベルにあったものを選んであげましょう。
興味をもったのに、難しすぎる問題ばかりが並んでいる本を選んでしまっては、「なぞなぞ」が嫌になってしまうかもしれません。
小学1年生向けの本は、ひらがなが多かったり漢字にふりがながふってあったりして、読みやすいよう工夫されています。
問題をみても、低学年で答えられる問題が集められています。
本の内容は、イラストが多いものや、ストーリー性があるもの、文字が多いものなど、さまざまです。
好みの本が分かれば、シリーズ本を購入しやすくなりますし、失敗がありません。
好きなキャラクターで選ぼう!おすすめの「なぞなぞ本」4冊
小学校1年生におすすめのなぞなぞ本は、以下のものがあります。
- まじめにふまじめかいけつゾロリなぞなぞ大百科
- ぴょこたんのなぞなぞ一年生
- なぞなぞだいすき1年生
- すみっコぐらし~なぞなぞなんです~
1年生が好むキャラクターのなぞなぞ本は、読み進めやすくおすすめです。
それぞれみていきましょう。
【まじめにふまじめかいけつゾロリなぞなぞ大百科】
初級~上級まで、200問のなぞなぞに挑戦できるなぞなぞ本です。
最後には「なぞなぞゾロリじゅくテスト」にチャレンジして、力試しができます。
だじゃれ好きな主人公ゾロリと、楽しく問題に取り組めるので、問題を出し合う相手がいなくても読み進められる一冊です。
楽天では、購入者からの評価が大変高く、読書習慣をつけるための一冊としてもおすすめです。
●出版/作…ポプラ社/原ゆたか、嵩瀬ひろし
●価格…756円(税別)
●サイズ…174㎜×123㎜
●ページ数…159ページ
【ぴょこたんのなぞなぞ一年生】
なぞなぞだけではなく、間違い探しや迷路が載っているなぞなぞ本です。ストーリーも一緒に楽しめる一冊なので、長く楽しめます。
親が子どもの時に読んでいたという人も多く、少し古い言い回しのある部分がありますが、親子でコミュニケーションをとりながら楽しく解答を考えることができます。
●出版/作・絵…あかね書房/このみひかる
●価格…900円(税別)
●サイズ…A5判
●ページ数…79ページ
【なぞなぞだいすき1年生】
言葉あそびで解けるなぞなぞや、楽しいなぞなぞがイラストと一緒にたっぷりと収録されています。
1年生で習うような漢字が文章の中に出てきますが、「ふりがな」がふってあるので、一人でも楽しく読み進められます。
●出版/作…ポプラ社/作 小野寺ぴりり紳 絵 伊東ぢゅん子
●価格…700円(税別)
●サイズ…182㎜×130㎜
●ページ数…175ページ
【すみっコぐらし~なぞなぞなんです~】
たっぷり222問のなぞなぞ問題と、可愛らしいイラストが載った一冊です。
すみっコぐらしにちなんだ問題もあるので、好きなキャラクターがいる子にはとても楽しめます。
低学年には難しい漢字も出てきますが、「ふりがな」がふってあるので、ひらがなが読める子なら無理なく読み進められます。
●出版/作…KADOKAWA アスキー・メディアワークス/サンエックス監修、キャラぱふぇ●編集部 編集
●価格…800円(税別)
●サイズ…18.5×12.8×1㎝(梱包サイズ)
●ページ数…80ページ
子どもの好みに合いそうな本はありましたか?
なぞなぞ本を探すときは、子どもの好きなキャラクターの「なぞなぞ本」がないか、探してみると良いでしょう。
まだ文字を読むのが苦手な子でも、イラストを眺めるのを楽しんだり、読書習慣になったりして、メリットはたくさんあります。
ぜひ、子どもに合った「なぞなぞ本」を探してあげて下さいね。
相手がいると倍楽しい!なぞなぞで、親子一緒にやわらか頭に
1年生が楽しめるなぞなぞについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
いろいろななぞなぞを解くことで、想像力が豊かになり、柔軟な発想力を養うことができます。
また、一緒に問題を出し合って遊べば、コミュニケーション力も高められます。
順番に問題を出し合って遊ぶなど、親子遊びを楽しみながらコミュニケーションの時間がとれます。
こうした「なぞなぞ」のメリットをまとめると、以下のようになります。
- 語彙力をつける
- 問題を解いていく力をつける
- 相手の話を最後まで聞く力をつける
- コミュニケーション能力を高める
たくさんのことをすぐに吸収してしまう1年生。「なぞなぞ」にはメリットがたくさんあります。
積極的になぞなぞ遊びを楽しんでいきたいですね。
ただ、1年生では、まだひらがなを習い始めたばかりで読めない子がいれば、漢字を覚えてすらすら読める子もいて、読む力に差が出ます。
1年生が楽しめるなぞなぞについて、おさらいしてみましょう。
〈1年生が楽しめるなぞなぞ〉
- 1年生が馴染み深い答えのなぞなぞ
- 「自分で考える」力を引き出す楽しいなぞなぞ
そして、今回ご紹介した以下のなぞなぞ本は、1年生が楽しめるものばかりです。
- まじめにふまじめかいけつゾロリなぞなぞ大百科
- ぴょこたんのなぞなぞ一年生
- なぞなぞだいすき1年生
- すみっコぐらし~なぞなぞなんです~
図書館や古本屋さん、書店などで実際に手にとってみたり、子供と一緒に選んでみたりすると、お気に入りの一冊と出会えるはずです。
大切なのは、子どもに合った本を探すことです。
親が子どものために選ぶ本と、子どもが自分で読みたいという本が、同じとは限りません。
初めのうちは、子どもが楽しいと思える「なぞなぞ本」がベストです。
「なぞなぞ」から興味が広がり、自然と自分でさまざまなことを考える力を付けていくことでしょう。
時間があるときは、子供と一緒になぞなぞ遊びを楽しんで、やわらか頭を目指していきましょう!
楽しい親子のひとときが過ごせますように。