夏のお弁当のおかずは食中毒対策を!子供が安心して食べられる方法


夏休みの間、子供のお弁当を作らなければならないけれど、食中毒が心配・・・夏のお弁当作りで悩まれているパパ・ママもいるのではないでしょうか?

食中毒が心配なときは、夏場でも傷みにくいお弁当の調理法と保存方法を確認しましょう。食中毒は梅雨から夏にかけて起こりやすくなるので、夏休み中のお弁当は食中毒対策が重要になります。食中毒対策のコツを覚えれば、長い夏休みも安心して過ごせますよね。

パパ・ママの愛情弁当を子供においしく食べてもらうためにも、食材が傷みにくい料理方法と保存方法をとり入れましょう!

ここでは夏のお弁当の調理法と保存方法、注意点、おすすめレシピなどをご紹介しますので、夏場でも傷みにくいお弁当を作りたいときにお役立てください。

夏のお弁当は食中毒に要注意!

子供が夏休みに入ると、パパ・ママにとって悩みのタネとなるのが学童保育などのお弁当ですよね。特に夏の暑い日に持たせるお弁当は、食中毒を防ぐためにも食品が傷まないような工夫が必要になります。

夏場でも子供がお弁当を安心して楽しめるように、まずは食中毒の基本をおさらいしましょう。

食中毒の特徴と予防対策

食中毒は、細菌やウイルスなどがついた食べ物を口にすることで起こります。食中毒にかかると腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状があらわれて、重症の場合は入院や命にかかわることもあります。

特に、6月から10月にかけては気温の上昇とともに食品が傷みやすくなるので、食中毒を起こさないように注意しなければなりません。子供のために愛情をこめて作ったお弁当が、食中毒の原因になったら怖いですよね・・・。

食中毒は、以下の3つの原則で予防できます。

  • 1. 菌をつけない
  • 2. 菌を増やさない
  • 3. 菌をやっつける

食中毒の原因菌を食品につけない、増やさない、やっつけることで、夏のお弁当も安心して子供に持たせることができますね。

食中毒の種類と原因

食中毒には複数のタイプがあり、それぞれ原因や関連する食品が異なります。夏のお弁当を作るときは、食中毒の種類や原因を意識しましょう。

主な食中毒の種類と原因は、以下のとおりです。

  • 【サルモネラ菌】・・・【原因】加熱が不十分な肉類・魚類・卵類など。【症状】腹痛、下痢、吐き気、発熱、頭痛。【発症】食後6時間から48時間。【食品例】牛乳、生卵、生肉、生魚など。【特徴】乾燥と熱に弱い。
  • 【カンピロバクター】・・・【原因】加熱が不十分な肉類、よく洗っていない野菜、飲料水(井戸水・湧水)など。【症状】腹痛、下痢、吐き気、発熱、筋肉痛。【発症】食後2日間から7日間。【食品例】生の鶏肉など。【特徴】乾燥と熱に弱い。
  • 【黄色(おうしょく)ブドウ球菌】・・・【原因】ヒトの皮膚に常在する菌。切り傷のある手で食べ物に触れるなど。【症状】腹痛、吐き気。【発症】食後30分から6時間。【食品例】おにぎり、巻き寿司、お弁当など。【特徴】熱に強いので加熱しても予防できない。
  • 【腸炎ビブリオ菌】・・・【原因】生の魚介類など。【症状】腹痛、下痢。【発症】食後4時間から96時間。【食品例】生魚、刺身、寿司など。【特徴】熱や真水に弱い。
  • 【腸管出血性大腸菌(O157、O111など)】・・・【原因】加熱が不十分な肉類、よく洗っていない野菜、飲料水(井戸水・湧水)など。【症状】腹痛、下痢、血便。【発症】食後12時間から60時間。【食品例】牛乳、生の牛肉など。【特徴】加熱で予防できる。
  • 【ノロウイルス】・・・【原因】加熱が不十分な二枚貝など。【症状】腹痛、下痢、吐き気。【発症】食後1日間から2日間【食品例】生の牡蠣、シジミ、アサリなど。【特徴】熱に弱い。
  • 【E型肝炎ウイルス】・・・【原因】加熱が不十分な肉類・内臓など。【症状】だるさ、発熱、皮膚の変色。【発症】食後6週間ほど。【食品例】豚肉、レバーなど。【特徴】熱に弱い。

食中毒の原因菌の多くは、温かい環境で増殖しやすく、加熱で殺菌・予防できるという特徴があります。夏のお弁当は、衛生管理、調理法、保存方法に気をつけることで食中毒を予防できますね。

夏のお弁当にOK・NGな食べ物

夏のお弁当には、傷みにくい味付けや食材のおかずがおすすめです。

悪くなりやすい食べ物をお弁当に入れてしまうと、菌が繁殖したり、近くのおかずに菌がうつったりする可能性があるので注意しましょう。反対に、抗菌作用のある食材を使えば、菌の繁殖を抑えることができますよね。

ここでは、夏のお弁当におすすめの食材と不向きな食材をご紹介します。

夏のお弁当におすすめな食材

夏のお弁当には、抗菌作用や保存性の高い食品がおすすめです。上手にとり入れて、効果的に食中毒を予防しましょう。

夏のお弁当におすすめな食材は、以下のとおりです。

  • 【梅干し】・・・梅干しには抗菌作用があります。ただし、梅干しが接している部分だけしか効果がないので、ごはんやおかずに使うときは全体にまぶすようにして活用しましょう。
  • 【酢】・・・お酢には抗菌作用があります。生野菜は、お酢でマリネすると傷みにくくなります。
  • 【大葉、ゆかり、生姜、ニンニク、カレー粉、パセリなど】・・・これらの食品には抗菌作用があるので、意識して使うと効果的ですね。
  • 【佃煮】・・・濃い味付けなので保存性があり、常備食品として古くから親しまれています。
  • 【冷凍ゼリーや枝豆など】・・・冷凍のゼリーや枝豆などを、野菜や果物の近くに置くと保冷剤がわりになります。
ご飯を炊くときは、抗菌作用のある梅干しやお酢を入れると傷みにくくなります。目安量は米3カップに梅干し1個、またはお酢を小さじ1杯です。梅干しやお酢を入れて炊いてもご飯の味はほとんど変わらないので、ぜひ試してみてくださいね。

夏のお弁当に不向きな食材

夏のお弁当には、傷みやすい食品はおすすめできません。これらの食品はなるべく使わないようにして、安全なお弁当を作りましょう。

夏のお弁当に不向きな食材は、以下のとおりです。

  • 【生の肉類・魚介類】・・・生や生焼けの食べ物は食中毒の原因につながります。肉類や魚介類は、しっかり加熱して中まで火を通しましょう。半生のおかずはNGです。
  • 【生の卵】・・・生卵や半熟卵は食中毒の原因になります。ゆで卵や卵焼き、オムレツなどを作るときはよく加熱しましょう。
  • 【生の加工食品】・・・ハム、ウインナー、ちくわなどの加工食品は生食できますが、お弁当に入れるときは必ず火を通しましょう。
  • 【生野菜】・・・野菜は水分が多くて傷みやすいので、生食よりも炒めたり煮たりする調理法がおすすめです。生野菜を使うときは、よく洗い、キッチンペーパーなどで水分をしっかりとってからお弁当に入れましょう。
  • 【マヨネーズ】・・・マヨネーズは生卵が入っているので傷みやすい食品です。サラダに使う場合は、当日の朝や食べる直前に利用しましょう。
  • 【薄味の食品】・・・おかずは味付けが濃いほど保存性が高くなります。お弁当のおかずは薄味よりも、濃い味にしましょう。
  • 【汁気が多い食品】・・・汁気が多いおかずは傷みやすくなります。煮物やタレ焼きなどは水分を飛ばしたり、しっかり水気をとったりしましょう。
  • 【前日の作りおきおかず】・・・前日のおかずは、なるべく使わないほうが安心です。前日のおかずを利用するときは、冷蔵庫で保存した食品を使って、再加熱しましょう。

夏のお弁当の作り方「調理前のポイント」

梅雨から夏にかけての時期は、気温が高くなるので食中毒が起こりやすくなります。愛情をこめて作ったお弁当を悪くさせないためにも、安全な調理法で食中毒を予防しましょう!

ここでは、夏のお弁当の作り方「調理前のポイント」を3つご紹介します。

1. 食材の選び方

食材を買うときは新鮮なものを選んで、消費期限を必ず確認しましょう。鮮度の悪いものや消費期限が過ぎたものは使わないほうが安全です。また、調理時間や手間がかかると細菌が増えやすくなるので、簡単に使える食材がおすすめです。

2. 食材は冷蔵庫で保存する

買った食材は、鮮度が落ちないように冷蔵庫で保存しましょう。特に夏は、冷蔵庫の開閉回数を減らして、庫内の温度を下げないことがポイントになります。また、冷蔵庫に食品を入れ過ぎると庫内の温度が上がるので気をつけましょう。

肉類や魚介類はラップに包んで、ほかの食材と触れないように保存してくださいね。

3. お弁当箱・調理器具を洗う

お弁当箱や調理器具は、使う前にキレイに洗いましょう。不衛生な道具は、細菌が増殖する原因になります。お弁当箱のゴムパッキンも忘れずに洗いましょう。お弁当箱や調理道具を洗ったあとは、清潔なふきんを使って隅々まで水気を拭きとりましょう。

夏のお弁当の作り方「調理時のポイント」

調理時は、菌をつけない、増やさない、やっつけることがポイントになります。

ここでは、夏のお弁当の作り方「調理時のポイント」を8つご紹介します。

夏場におにぎりを作るときは、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
おにぎりは夏だと危険?子供も安心して食べられる保存方法とレシピ

1. 手と食材を洗う

手洗いは、食中毒予防の基本といわれています。細菌や汚れを落とすためにも、調理する前によく手を洗いましょう。また、生肉を触ったあとも、一度手を洗うことがポイントになります。

生魚や野菜など水洗いできる食材も、流水で汚れを落としてから調理しましょう。

2. 調理器具を洗う

まな板や包丁などの調理器具はこすり洗いをして、仕上げに熱湯で殺菌消毒しましょう。特に、生肉や生魚を扱ったあとは、調理器具をそのまま使いまわさないで一度洗ったほうが安全です。

細菌の付着や食品の劣化を防ぐためにも、衛生的な調理器具を使いましょう。

3. 食材は別々にお皿に入れる

肉類、魚介類、野菜類などは別々にして、同じお皿にまとめて入れないようにしましょう。一つのお皿に食材をまとめて置くと、細菌がついたり、傷みやすくなったりする原因になります。

特に、生肉はほかの食材と触れあわないようにすることがポイントです。

4. しっかり加熱する

食中毒の原因菌の多くは熱に弱いので、食材に火をとおすことで殺菌できます。肉類・魚介類・卵類・加工食品・冷凍食品などは、よく加熱しましょう。

特に生野菜は、水分が多いので傷みやすい食材です。野菜もなるべく煮たり、炒めたり、ゆでたりするなどして加熱しましょう。加熱の目安は、75℃以上で1分間以上です。

電子レンジを使う場合は、加熱ムラを防ぐためにも途中でかき混ぜたり、ひっくり返したりすることがポイントになります。

5. 調理時間と手間は少なく

調理時間や手間のかかる料理・食材は、それだけ細菌が増えやすくなります。キャラ弁のような凝ったお弁当は、手作業が増えるので注意しましょう。傷みにくいお弁当を作りたいときは、調理時間や手間の少ない料理・食材がおすすめです。

6. なるべく素手で触らない

手には細菌やウイルスがたくさんついているので要注意です。おかずを触るときやおにぎりを握るときは、ラップやビニール手袋を使ってなるべく素手で触れないようにしましょう。

特に、切り傷があったり、腫れ物に触ったり、絆創膏を貼っていたりする手で調理すると「黄色ブドウ球菌」という食中毒を起こす可能性が高くなります。ヒトの皮膚には常在菌があるので、なるべく素手で食品に触らないようにしましょう。

7. 濃い味&抗菌食材を活用

味付けが濃いほど保存性が高くなるので、お弁当のおかずは薄味よりも濃い味がおすすめです。また、梅干しや酢、生姜といった食材には抗菌作用があるので、意識してとり入れると効果的です。

特に梅干しは、ごはんと炊くときやおにぎりの具にもぴったりですよね。

8. 水分をよく切る

水分が多い食材は低温でも傷みやすいので注意が必要です。生野菜を使わないようにしたり、炒め物に片栗粉を入れたり、煮物を煮つめたりするなどしておかずの水分を減らしましょう。

おかずの汁気が気になるときは、キッチンペーパーで水分をしっかり拭きとることがポイントになります。

夏のお弁当の作り方「詰めるときのポイント」

お弁当箱に詰めるときは、菌をつけない、増やさないことがポイントになります。

ここでは、夏のお弁当の作り方「詰めるときのポイント」を7つご紹介します。

1. お弁当箱を清潔にする

お弁当箱は清潔なものを使いましょう。おかずを詰める前に、酢やアルコールでお弁当箱を拭くと抗菌効果がアップします。市販の抗菌シートをお弁当の上に乗せて、細菌の増殖をおさえる方法もおすすめです。

2. なるべく素手で触れない

お弁当箱におかずを詰めるときは、キレイな箸を使ってなるべく素手で触らないようにしましょう。調理時に使用した箸を使いまわすのは厳禁です。手作業が必要な場合は、使い捨てのビニール手袋がおすすめです。

3. 前日のおかずは再加熱する

前日のおかずをお弁当に入れるときは、冷蔵庫で保存したものを再加熱してからお弁当に詰めましょう。

前日のおかずをお弁当に使うときは、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
お弁当のおかずは前日に作ると便利!おすすめの調理法と保存方法

4. ごはんとおかずは冷ます

ごはんとおかずは、よく冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。食べ物が温かいうちにお弁当箱に詰めてフタをすると、容器の中に蒸気がこもって水滴が発生する原因になります。水分が多くなると食品が傷みやすくなるので注意しましょう。

ごはんやおかずは別々のお皿に入れて、涼しい場所で冷ましてからお弁当箱に詰めることがポイントです。

5. おかずの水気を切る

おかずの水分が多いと細菌が増えやすくなります。生野菜や果物のように汁気が多い食品はキッチンペーパーでしっかり水分をとりましょう。削り節やゴマ、お麩など、おかずの汁気をとってくれる食材を近くに置くこともおすすめです。

6. お弁当箱は隙間なく詰める

ごはんやおかずを隙間なく詰めると、持ち運びのときにお弁当箱の中身が崩れにくくなります。お弁当箱のおかずが混ざってしまわないように、ごはんやおかずは隙間なく入れましょう。

7. おかずを容器にわける

サラダや果物、おかずは容器(カップ)で小分けするのがおすすめです。容器は使いまわしができるものよりも、使い捨てのほうが衛生的です。

特に、水分が多い生野菜や果物は、ほかのおかずとわけて用意するほうが安全です。

夏のお弁当の保存方法「食べるまでのポイント」

夏のお弁当は、保存方法も大切なポイントになります。せっかく作ったお弁当が、おいしく食べてもらう前に傷んでしまったら困りますよね。特に夏は気温の上昇とともに細菌が増えやすくなるので、お弁当の保存方法にも工夫が必要になります。

ここでは、夏のお弁当の保存方法「食べるまでのポイント」を3つご紹介します。

1. 涼しい場所で保管する

お弁当は、なるべく涼しい場所で保管しましょう。風通しが良くて、通気性のある場所がおすすめです。日光があたる場所には、お弁当を置かないように気をつけましょう。

持ち運びの際は、保冷バッグやクーラーボックスを利用すると安心ですね。

2. 保冷剤を活用する

お弁当の温度を上げないように、保冷剤を活用しましょう。保冷剤を使うときは2つ用意して、お弁当をはさむように上下に置くことがポイントです。保冷剤がわりに、冷凍したミニゼリーやペットボトルを使う方法もおすすめです。

3. 抗菌グッズを使う

市販の抗菌シートやフィルムを使うと、お弁当を細菌から守ることができます。抗菌グッズの使い方はごはんとおかずの上に置くだけなので、毎朝忙しいパパ・ママでも簡単に利用できますね。

夏のお弁当の保存方法「食べるときのポイント」

お弁当を食べるときは、菌をつけない、口にしないことがポイントになります。

ここでは、夏のお弁当の保存方法「食べるときのポイント」を3つご紹介します。

1. 食べる前に手を洗う

手には細菌やウイルスがたくさんついているので、お弁当を食べる前にしっかり洗うことが大切です。子供には、日頃から食事前に手を洗う習慣を身につけさせていると安心ですね。

2. あやしいときは食べない

お弁当から変な味やにおいがするときは、食べないように伝えておきましょう。万が一に備えて、あやしいときは食べないという選択も必要になります。パパ・ママが注意喚起することで、子供も安心して判断できますよね。

3. なるべく早めに食べる

どんな食べ物でも、長い時間放置すると傷みます。お弁当はなるべく早めに食べましょう。また、お弁当のごはんやおかずが残ったときは、あとで食べないほうが安全です。

夏のお弁当におすすめのおかずレシピ・6選

夏休みの間、学童保育などで毎日子供のお弁当を作るときに、悩みのタネとなるのがおかずのレパートリーですよね。特に夏の時期は食中毒を防ぐためにも、傷みにくいおかずを選ぶことが大切なポイントになります。

主菜が思いつかない、副菜を1品追加したい・・そんなときは、夏にぴったりのおかずレシピをご参考ください。

ここでは、夏のお弁当におすすめのおかずレシピ・6選をご紹介します。

主菜1. 「鶏のからあげ」

子供が好きな食べ物ランキングの上位に入っている人気のおかずです。お弁当においしい鶏のからあげが入っていれば、子供も笑顔になりますよね。

≪材料(1人分)≫

  • 鶏もも肉・・・60g
  • 片栗粉(または小麦粉)・・・適量
  • サラダ油・・・適量
  • 【味つけA】・・・にんにく(すりおろし):少々、生姜:少々、しょうゆ:小さじ1強
  • 【味付けB】・・・にんにく(すりおろし):小さじ1/8、しょうゆ:大さじ1/4、酒:大さじ1/4、オイスターソース:小さじ1/4、鶏ガラスープの素:小さじ1/4

≪作り方≫

  1. 鶏もも肉は一口大に切り、好きな「味付け」で下味をつけて15分ほど置く。
  2. 鶏もも肉の水分をとって片栗粉をまぶし、170℃のサラダ油で揚げる。

≪ポイント≫

  • 鶏もも肉に下味をつけるときは、ビニール袋が便利です。
  • 片栗粉と小麦粉では、揚げたときの仕上がりが異なります。お好みでどうぞ。
  • 鶏もも肉を揚げるときは中温で3分、仕上げに高温で30、40秒が目安です。

主菜2. 「ピーマンの肉詰め」

ハンバーグも、子供が好きな食べ物ランキングに入っている人気のおかずです。ピーマンの中にお肉を詰めることで、野菜も一緒に食べてもらえますね。

≪材料(1人分)≫

  • ピーマン・・・30g
  • ひき肉(豚や鶏)・・・50g
  • たまねぎ・・・20g
  • 卵・・・10g
  • 片栗粉・・・1g
  • 油・・・適量
  • 【味付けA】・・・パン粉:5g、無調整豆乳:小さじ1、ウスターソース:小さじ1/3、塩:小さじ1/8、こしょう:小さじ1/8
  • 【味付けB】・・・パン粉:3g、みそ:小さじ1/3、塩:小さじ1/3、しょうゆ:少々

≪作り方≫

  1. ピーマンは半分に切って種をとりのぞき、たまねぎはみじん切りにする。
  2. たまねぎを電子レンジで3分ほど加熱する。
  3. ひき肉に、卵と好きな「味付け」を加えたあと、たまねぎを混ぜてよくこねる。
  4. ピーマンの中に片栗粉をつけて具材を詰めたあと、肉の表面にも片栗粉をまぶす。
  5. 油をひいたフライパンで肉詰めピーマンを炒めて、よく火がとおったら完成!

≪ポイント≫

  • 調味料を変えると色々な味が楽しめます。
  • 具材に人参のみじん切りを加えても、おいしく仕上がります。

主菜3. 「アスパラガスのベーコン巻き」

アスパラガスをベーコンで巻いて焼くだけの簡単なおかずです。ほかの野菜でも代用できるので、お弁当に色のあるおかずを入れたいときに便利ですよね。

≪材料(1人分)≫

  • アスパラガス・・・2本(約30g)
  • ベーコン・・・2枚
  • 黒コショウ・・・少々

≪作り方≫

  1. アスパラガスを4cmに切り、電子レンジで2分ほど加熱する。
  2. アスパラガスにベーコンを巻いて、爪楊枝でとめる。
  3. アスパラガスとベーコンをフライパンで炒めて、黒コショウをふって完成!

≪ポイント≫

  • 人参やプロセスチーズを加えても、おいしく仕上がります。
  • 電子レンジの加熱時間は、具材の大きさにあわせて調整してください。

副菜1. 「卵焼き」

お弁当のおかずの定番といえば卵焼きです。各家庭によって味付けが違うので、お弁当のおかず交換にぴったりですよね。

≪材料(1人分)≫

  • 卵・・・1個
  • サラダ油・・・適量
  • 【味つけA】・・・砂糖:小さじ1/3
  • 【味つけB】・・・砂糖:小さじ1、塩:0.5g
  • 【味つけC】・・・麺つゆ:小さじ1/2、砂糖:小さじ1/2

≪作り方≫

  1. 溶いた卵と、好きな「味付け」を加えて混ぜます。
  2. 油をひいたフライパンに、卵を流して広げます。
  3. 好みの具材があれば入れて、クルクルと巻いて焼いたら完成!

≪ポイント≫

  • 調味料を変えると色々な味が楽しめます。
  • 枝豆やスライスチーズ、カニかまぼこなどを加えても、おいしく仕上がります。

副菜2. 「かぼちゃのサラダ」

人気のサラダの1つです。茶巾しぼりで可愛く整えれば、女の子も男の子も喜びますよね。

≪材料(1人分)≫

  • かぼちゃ(冷凍可)・・・40g
  • その他(きゅうり、にんじん、ハム、りんご、レーズン、チーズなど)・・・適量
  • 【味つけA】・・・マヨネーズ:小さじ2弱、塩:少々、こしょう:少々
  • 【味つけB】・・・マヨネーズ:小さじ1/2、プレーンヨーグルト:小さじ1/2

≪作り方≫

  1. かぼちゃは一口大に切り、電子レンジで1分30秒ほど加熱したあと、あらくつぶす。
  2. かぼちゃと好みの具材、好きな「味付け」を加えて和えたら完成!

≪ポイント≫

  • かぼちゃの皮をとると、食感がなめらかになります。
  • ラップなどに包んで形を整えると、可愛い仕上がりになります。
  • マヨネーズを減らしてヨーグルトを増やしても、おいしく仕上がります。

副菜3. 「さつまいもの甘煮」

さつまいもの甘さがやみつきになるおかずです。甘い物が好きな子供は、嬉しくなりますよね。

≪材料(1人分)≫

  • さつまいも・・・50g
  • 【味つけA】・・・レモン汁:3g、砂糖:3g、水:30g
  • 【味つけB】・・・バター:5g、砂糖:10g、酢:小さじ1、水:1/2カップ
  • 【味つけC】・・・オレンジジュース:大さじ1、砂糖:小さじ1
  • 【味つけD】・・・はちみつ25g

≪作り方≫

  1. さつまいもは5mmから1cmの大きさに切り、電子レンジで加熱したり、鍋でゆでたりしてやわらかくする。
  2. 鍋にさつまいもと好きな「味付け」を加えて、汁気がなくなるまで煮たら完成!

≪ポイント≫

  • 調味料を変えると色々な甘さが楽しめます。
  • 皮付きりんごを加えても、おいしく仕上がります。
  • お弁当に詰めるときは、水分をしっかりとりましょう。

お弁当のおかずは夏でもおいしく安全に作りましょう!

いかがでしたか?

夏のお弁当は、調理法と保存方法が大切なポイントになります。食中毒の原因菌の多くは加熱すると殺菌できるので、お弁当用のおかずはしっかり中まで火をとおしましょう。また、気温が上がると食品が傷みやすくなるので、完成したお弁当は保冷剤と一緒にすると安心です。

夏休みの間、パパ・ママが手作りした愛情弁当を、お子さんが安全においしく食べてくれたら嬉しいですね。

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