親としての株が上がる!きちんとした学校への欠席連絡文例


欠席連絡。

お子様が学校を欠席するとき、どのような形で欠席連絡をされていますか。

子供の体調不良で慌ただしい状況のなかでも、伝えるべき情報をきちんと伝えられているでしょうか?

欠席理由と普段お世話になっていることへのお礼など、書くべきことが多く、上手く欠席連絡の文章が書けないという方も多いようです。欠席する理由を簡潔に分かり易く伝達することは非常に重要なことです。

ここでは、先生に敬意を示しつつ、欠席理由を明確に伝えられる方法を考えていきます。これは文章だけでなく、電話連絡の際にも応用することができますので、是非活用してみてください。

伝えなければならないこと

先生に必ず伝えるべき情報とはどのようなものでしょうか。
ここでは先生の立場に立ってそれらを考えていきます。

お世話になっているお礼

まず最初に感謝の気持ちを簡潔に伝えます。

先生に敬意と感謝の気持ちを表すことは先生との関係をスムーズにいかせるための鍵となります。
そのために、相手を高める尊敬語、自分をへりくだる謙譲語、丁寧な表現である丁寧語の3つを上手く使い分けて文章を作るように意識してみましょう。

わざわざ伝えなくても、という気持ちになることもありますが、やはり感謝の気持ちは要所要所で伝えていきましょう。人間関係を豊かにするためには感謝の気持ちを相手にしっかりと伝えることが重要です。

例:いつもお世話になっております。
  日頃より大変お世話になっております。

子供の状態

お子様の状態を明確に、また簡潔に伝える必要があります。強いて言えば、欠席連絡においては、この情報が一番大事な情報と言えるかもしれません。

お子さんが体調を崩し気持ちが落ち着かないなかで文章を考えていると、簡潔過ぎる、逆に文章が長くなってしまってまとまりがない文章になってしまうこともあるかと思います。

医師の診断で病名がついている場合は病名を記入し、また簡単に症状を記入することで文章を読んだ先生がその子の状態を把握しやすくなります。

例:今朝からノロウイルスによる下痢と嘔吐があります。
  昨晩からインフルエンザによる高熱があります。

欠席すること

お子さんの状態を記入したら、欠席するということを伝えましょう。

遅刻・早退の場合は、何時頃遅刻する、何時頃早退する、という情報も記入すると、先生も学校側も対応しやすくなるでしょう。

例:本日は欠席いたします。
  本日は病院受診のため遅刻しますので、○時間目から出席いたします。
  本日は定期受診のため、○時間目に早退いたします。

締めのことば

欠席の対応をしてくださる先生に、対応をお願いしますという気持ちを伝えましょう。

例:よろしくお願いいたします。
  どうぞよろしくお願いいたします。
  よろしくお願い申し上げます。

欠席連絡の文例

例文を2つ紹介いたします。
文例1:〇〇先生
    いつもお世話になっております。
    □□が風邪のため熱を出しておりますので、本日は欠席いたします。
    よろしくおねがいいたします。
                    保護者の名前

文例2:〇〇先生
    日頃より大変お世話になっております。
    昨晩より□□の体調が悪く、本日は病院で診察を受けますので
    欠席いたします。
    明日の出席につきましては、また改めてご連絡いたしますので、
    どうぞよろしくおねがいいたします。
                    保護者の名前

分かりやすい文章とは

他人が読んで分かりやすい文章とは、どのような文章かを考えてみましょう。

簡潔かつ明確に

文章をいきなり書くのではなく、まずはメモ帳に伝えるべきことを簡単に書き出してみるのがよいでしょう。このひと手間で、文章作成のしやすさもグッと上がりますし、失敗の確率も減らすことができます。

相手の立場に立って文章を考えてみる

まずは想像力を働かせてみて、何も状況の分からない相手がこの文章を読んでその状態を想像し理解できるか、ということを考えてみましょう。

文章を作成して見直す時は、このことを少し意識して確認してみると良いかもしれません。

もし、自分だったらここがわかりづらいと感じる箇所があれば、その部分は文章を読んでいる相手にとってもわかりづらいと考えられるでしょう。その部分はもう少し詳しく書き直してみると良いでしょう。

また、何かをお願いする時には、本題に入る前に「お忙しいところ申し訳ありませんが」とか「お手数をおかけしますが」などクッションの役割を果たす前置きの表現を使うと、相手の負担に配慮している姿勢が伝わりやすいです。

伝えたいことが伝わると関係もうまくいきやすい

これまでに自分の考えていること、伝えたいことが相手に上手く伝わらず、人間関係がぎくしゃくしたことはありませんか?相手に別の意味で捉えられてしまったとか、そんなつもりじゃないのに、とか、そういったことは簡単に起こるこの言葉は、使い方によって相手に良い印象も悪い印象も与えることができるのです。

親としてどのような文章を書くべきか

親としてその場面に応じた正しい日本語が使えるということは非常に重要なことです。親の背中を見て子は育つというように、親の言葉づかいは子供にも大きく影響します。

そこで、改まった場面にふさわしい敬語の一部を紹介いたします。

今日→本日
昨日→昨日
おととい→一昨日
あさって→明後日(明後日)
前から→かねてより、以前より
すぐに→ただちに、早急に
たぶん→おそらく
わりと→比較的
また電話します→日を改めてお電話いたします
どうもすみません→誠に申し訳ございません

先生の立場を尊重し、敬意を払って接することが大切です。親は子の鏡、親を見れば子が分かるというように親の対応や振る舞いが子供の生き方に与える影響は大きいのです。

この機会に、もう一度自分の文章を見直してみませんか?

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