子どもにイライラする時どうしたらいい?イライラする時の対処法


子どもにイライラする時はどんな時でしょう。言う事を聞かない時や、何度も注意しているのに直らない時、せっかく作った食事を好き嫌いで食べないなんていう場合も子どもにイライラしてしまいますよね。

あまりにも毎日子どもにイライラしてしまって、自己嫌悪に陥ってしまうという人もいるでしょう。こんな時、どうやって子どもにイライラしないで過ごせる自分を取り戻しますか?

まず、なぜ子どもに対してイライラしてしまうのか考えてみてください。色々な理由が考えられますが、実は子どもに原因がある訳ではなく自分に原因があるのです。ここでは、子どもにイライラした時に手をあげてしまう場合の対処法についてもご紹介していきます。

子どもにイライラする時の原因

子どもにイライラするのは、親なら誰にでも経験があるはずです。なぜ子どもにイライラする時があるのかと言えば、結局子どもが自分の思い通りになっていない事が理由になっていませんか?

では、なぜ自分の思い通りに行動しない子どもにイライラする時があるのでしょうか。ここから一つひとつ述べていきますが、自分の精神状態や性格に原因があるかもしれません。

他の子どもと比べてしまう

同じクラスの○○ちゃんはできるのに、うちの子どもにはできない…そう考えただけで子どもにイライラする時はありませんか?何でできないの?あなた以外の子はみんなできてるじゃない!と、語気を強めて言ってしまう事もあるかもしれませんね。

誰にでも得手不得手はあるもので、全てが他の子どもと同じようにできる訳ではありません。でも、子どもにイライラする時は、つい他の子どもと比べてしまっている時であるという人も多いようです。

家庭と仕事の両立が大変

家にいる時は家事や子供の世話に追われ、仕事も空いている時間を利用してやっている…息つく暇のない忙しさが続いていると、ちょっとしたことでも怒りっぽくなっている自分に気が付きませんか?

何でもきちんとこなさないと満足できない性格の人は、手を抜く事ができずに毎日の忙しさで疲れているのかもしれません。やけに子どもにイライラするなと思ったら、自分に余裕が無いという事も考えられます。

心と体を休ませる時間を作る事ができないと、八つ当たりに近い状態になってしまうのです。子どもにイライラするのが自分の精神面で限界が来ているサインと捉え、自ら休息を作るようにしなければイライラが爆発してしまうかもしれません。

周囲とのトラブルも原因に

例えば、ママ友とのトラブルや職場の人間関係、夫婦間の不和や舅姑との不和など、周囲とのトラブルを抱え込んでしまっている場合も、ふとした時に子どもにイライラする事があります。

トラブルを抱え込んでしまうとストレスも溜まってしまい、普通の精神状態ではいられなくなってしまう事もあるでしょう。昨日は許せた子どもの行動が今日は許せなくなってしまっている場合もあるのです。

子どもには何も関係が無いところのトラブルでありながら、子どもにイライラする事で家庭の雰囲気も壊れてしまいます。トラブルの解決をしない事には、子どもにイライラするのも日常化してしまう恐れがあるのです。

自分の思い通りにしたい

自分の思い通りにならないとイライラしがちな人は、子どもに関しても自分の思い通りにならないとイライラしてしまうでしょう。子どもが自分の考えているように行動しなかったり思っていたよりもテストの点数が悪かったりすると、イライラしてしまいきつく当たってしまいます。

子どもを自分の思い通りにしたい気持ちが強い人は、自分の理想としている子どもにしたいという思いが強過ぎるのです。そして、思いが強すぎるのだという事を自分自身が気が付いていません。

子どもの未来を思い描き、その理想に近づけるためには今こうあるべきであると思ってしまい、そのレベルに達していないと子どもにイライラするのです。親の思い描いている子どもの未来が、果たして本当にその子にとって幸せな未来であるのか…そんな保証はどこにもありません。

子どもにイライラする時の対処法

他人から見て子どもに非が無いのに親がイライラしてりつけている…そんな場面に出くわしたことはありませんか?どう見ても、親が自分の感情をコントロールできなくなってしまっている状態ですよね。

子どもにイライラする状態が続くと気持ちも昂りやすくなり、りつける方法もどんどんエスカレートしていきます。ひどくなると、手をあげてしまうようになってしまうかもしれません。

そこで、是非試していただきたい、子どもにイライラするようになった時の対処法を詳しくご紹介していきます。

思いっきり手抜きをしてみる

家事も子育ても仕事も完璧にできるのはもちろん素晴らしい事ですが、それが原因で子どもにイライラする時があるのだとすると、その完璧は意味の無い事だと言えます。今、全てを自分で100%こなさなくてはならない状況であるのなら、手を抜いて自分の時間を作ってみてはいかがでしょうか。

ロボット掃除機や食洗器など、今は家事のお手伝いをしてくれる便利なアイテムがたくさんあります。お買い物はネットスーパーを利用すれば、買い物に行く手間も無くなりますし、わざわざ重たい思いをする必要が無くなるのです。

ここ数年で、家事が楽になる便利なアイテムはどんどん増えてきています。そんな便利なものが身近にあるのですから、子どもにイライラするほど忙しいのであればどんどん活用すれば良いのです。

時間に余裕ができれば心にも余裕が生まれます。子どもにイライラする時が多くなったと感じたら、家事を手抜きして自分の負担を軽くしてみてはいかがでしょうか。

気晴らしをする

子どもにイライラする時は、きっと何をしてもすぐにイライラしてしまう心理状態になっています。たまたまそんな時に子どもが言う事を聞かなかったり失敗などをすると、子どもにイライラしてしまうのです。

周囲とのトラブルがあったり疲れが溜まっているなど理由はひとそれぞれ違う事でしょう。でも、そんな時に共通して言えるのは心に余裕が無い状態であるという事です。

そんな時は気晴らしをしてみましょう。例えば、休日に子どもを旦那さんに任せて一日ショッピングを楽しんだり、夜、お友達と飲み会をするのも良いでしょう。気分転換できる自分な好きな事をして楽しめば、気持ちもスッキリして心に余裕ができるのです。

気持ちをリセットするだけでも、子どもにイライラしやすくなってしまっている状況を改善することができます。子どもにイライラする時は、それだけでも暗い気分になってしまいます。あなたが笑顔になれる事を見つけて、思いっきり気晴らしをしてみてください。

相談してみる

子どもにイライラする事で悩んでいる人は大勢います。一人で悩んでいても、なかなか解決策は思い浮かばないでしょう。そこで、身近な人であれば自分の母親に相談してみるのも一つの方法です。

自分を育ててくれたお母さんは、子育ての大先輩でもあります。もちろん、お母さんにも子どもにイライラする時があったでしょう。だからきっと気持ちは分かってくれるはずで、そんな時の良い解決方法を教えてもらえるかもしれません。

また、ママ友同士で話してみるのも良いでしょう。同じ年代の子どもを持つママ同士、同じように子どもにイライラする事で悩んでいる人もきっといるはずです。

でも、そんな悩みを打ち明ける勇気が無いのであれば、ネットで相談してみるという方法もあります。子育て中の悩みを打ち明けて、色々な人からアドバイスをもらったり共感してもらうと、気持ちも軽くなるはずです。

「Yahoo!知恵袋」や「教えてgoo」などは、小学生の子どもを持つ親御さんの悩みをたくさん見る事もできます。子どもにイライラする事を相談している方ももちろんたくさんいるので、先ずはそちらからじっくり読んでみるのも良いでしょう。

昔の写真や動画を見てみる

子どもにイライラする事が増えていると感じたら、子どもの赤ちゃんだった頃の写真やビデオなどを見ると気持ちを落ち着かせる事ができます。まだ、親になりたてだった自分に戻る事ができ、また、子どもの成長も振り返る事がでるのです。

子どもの小さい時の写真や動画は、心の疲れを癒してくれる効果もあるでしょう。子どもに対して頻繁にイライラしているなと感じたら、一人の時間にゆっくりと眺めてみるのも心を落ち着かせる事ができる方法です。

子どもにイライラすると手をあげてしまう時の対処法

子どもにイライラすると大きな声で怒鳴ってしまったり、手をあげてしまうという事で悩んでいる人もいるでしょう。今、親がしつけと言えども子どもに手をあげる事が大変問題視されています。

子どものしつけの為に手をパチンと叩くのではなく、子どもにイライラするという理由で手を上げると虐待になっていく恐れがあるのです。感情のコントロールができない状態になっており、そのような親の様子に世の中がとても敏感になっていると言えます。

自分の行動を振り返ってみる

子どもにイライラすると手をあげてしまう場合、その瞬間はカッとなっているので自分をコントロールする事ができない状況になっている事が考えられます。そこで冷静な自分を取り戻す事ができれば、子どもにイライラする事で叩く事は無いでしょう。

子どもにイライラすると手をあげてしまうのであれば、冷静を取り戻した時に自分の取ってしまった行動を振り返ってみてください。そして、何故自分は子どもにイライラして手をあげてしまったのかをよく考えてみるのです。

例えば最近忙しかったとか、寝不足が続いていたとか、仕事がうまくいっていなかったなどの理由が考えられるはずです。子どもにイライラする理由がどこにあるのかが分かれば、その理由となっている事を改善していく必要があります。

子どもに手をあげたくないのに、イライラするとつい叩いてしまうという場合、自分を見失ってしまうほど精神的に追い詰められているという事も考えられるでしょう。子どもにイライラすると手をあげてしまうのは、自分に問題があるのだという事を認識する必要があります。

子どもにイライラする時は1人になる

子どもにイライラする時に手をあげてしまう様になっているのであれば、その前に1人になる時間を作ります。「イライラする」と感じたら、すぐに子どもの前からいなくなり5分でも10分でも1人になって心を落ち着かせるのです。

1人になれる場所であれば、トイレの中でも構いません。ゆっくりと深呼吸をして、高ぶる気持ちを抑えるようにしてください。気持ちが落ち着いてから、子どもに何故そのような行動をしたのか聞き、いけない事であれば冷静に嗜めるようにします。

手をあげてしまった時は謝る

子どもにイライラする事が原因で手をあげてしまったのであれば、気持ちが落ち着いてからで良いので子どもに「さっきは叩いてごめんなさい」と謝ってください。ここのところ忙しくてイライラしていたなど、子どもに理由を正直に話してみましょう。

自分が子どもにイライラして手をあげてしまったのは、全て自分の責任であると考えてください。子どもが悪いからイライラしてしまい、しつけのために叩いたというのは間違っています。

子どもに理由を話す際も「叩いてしまったのは悪かったけど、あなたのそういうところがイライラしたからなの」という言い方はいけません。「手をあげたのは、子どものせい」という意味にしかなりません。子どもにイライラする事で手をあげた事を、正当化するような言い方で謝っても全く意味がありません。

カウンセリングを受ける

子どもにイライラする事で手をあげるようになり、自分自身が後から反省しているにも関わらず毎回手をあげてしまう…そんな時は専門家のカウンセリングを受ける事をお勧めします。

自分の気持ちを制御する事ができなくなってしまっているので、今後、もっとひどい暴力で子どもを支配するようになってしまうかもしれません。全国の各自治体で相談窓口が設置されているので、子どもの為にも自分自身の為にもカウンセリングを受けましょう。

子どもにイライラする原因は自分にある

子どもと言えども小学生くらいになると自我が芽生えてくるので、親の言う通りに行動したり思い通りにはならなくなります。そして、時には反抗的な態度を見せる場合もあるでしょう。でも、それは子どもの成長している姿として認めてあげなければなりません。

それができずにただただ子どもにイライラするのであれば、自分に原因があると考えた方が良いでしょう。子どもにイライラしているのではなく、自分がイライラしてしているだけなのです。

自分がイライラしている原因を見極め、それを改善する事で子どもにイライラする事も無くなります。但し、自分のイライラの原因が分からなかったり、改善しようとしても上手くいかない環境であったり、イライラするたびに子どもに手をあげてしまう様であれば一人で悩まずに誰かに相談してください。

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