小学一年生で家庭学習を習慣にする!勉強嫌いにしない方法とは


小学校に入学すると、新しい生活になるのでお子さんはもちろんの事、親御さんもしばらくは落ち着かない毎日を過ごす事になるでしょう。でも、小学一年生のそのタイミングこそが家庭学習を定着させるチャンスなのです。

小学一年生で家庭学習を定着させると、その後、中学高校へ行っても自ら進んで勉強をするようになります。自分から勉強してくれるのですから、親御さんとしても「勉強させなければいけない」というストレスも無いのです。

但し、小学一年生で家庭学習を定着させようとして間違ったやり方をしてしまうと勉強嫌いになってしまう可能性があります。ここでは失敗しないで小学一年生に家庭学習を定着させる方法についてご紹介しましょう。

小学一年生の家庭学習を日課にするベストなやり方

小学一年生で毎日家庭学習なんて、ちょっと早過ぎない?とお思いになるかもしれませんが、このタイミングで家庭学習を日課にする事ができれば親御さんも楽になるのです。学年が上がるにつれて知恵もついてきますし、やりたいこともどんどん増えてくるでしょう。

小学校四年生くらいになってから、突然「毎日家庭学習しなさい」と言っても子供がストレスを感じてしまうだけで、学習効果が得られないかもしれないのです。小学校生活がスタートしたと同時に、家庭学習もスタートするつもりで意識付けさせていきましょう。

とにかく勉強は毎日させる

「勉強を毎日させる」と聞くと、小学一年生なのにちょっと厳し過ぎると思うかもしれません。でも、家庭学習を習慣化させるのであれば毎日の勉強が小学一年生と言えども必須になります。

但し、一日に1時間も勉強させるわけではありません。小学一年生から毎日1時間もの家庭学習を強制してしまうと、勉強嫌いになってしまう可能性が出て来るのです。

一般的に小学生の勉強時間は学年×10分が目安になっています。ですから、小学一年生の家庭学習時間は10分間という事になるのです。

どうでしょう、この程度の時間であれば無理なく毎日続けていけるのでは無いでしょうか。

少し慣れてきたら、時間を伸ばしていきましょう。小学一年生から長時間の家庭学習はおすすめしませんが、できれば毎日30分の家庭学習時間を継続させていきたいところです。

リビングを活用しましょう

家庭学習をする場所は、何も学習机でなければならないという事はありません。小学一年生なら、リビングで家庭学習をする方が集中してできる場合もあります。

自分の部屋で一人で黙って勉強させるよりも、親の気配を感じながらリビングでリラックスして勉強する事を習慣づけた方が家庭学習を定着させやすいと言われているのです。親も、子供がリビングで家庭学習をする方が勉強を見てあげながら家事などを済ます事ができるので、一石二鳥と言えるでしょう。

また、リビングの目に着くところに学習ポスターを貼っておくのもおすすめです。「あいうえお表」や「足し算表」のように見て覚えるポスターはとても役立ちます。でも、子供部屋に貼っていても意外と見る機会が少ないのです。

リビングに貼っておけばいつでも見る事ができますし、「このひらがなをカタカナにすると、どうやって書く?」と言うような問題もすぐに出す事ができます。一年生の家庭学習では、リビングという家族の憩いの場を大いに活用してください。

決まったサイクルで勉強をさせる

毎日バラバラの時間に家庭学習をさせるよりも、同じサイクルで勉強させるようにした方が小学一年生は家庭学習を定着させやすいでしょう。

小学一年生は集中力も持続しないので、そんなに長い時間を掛けて家庭学習を行う事ができません。10分から30分ほどの時間で家庭学習をする事ができるタイミングを、一日のうちで作ってみてください。

例えば、お母さんが夕飯の支度をしている間は子供は家庭学習の時間にするとか、夕飯を食べてお風呂に入る前に家庭学習をするという風に、勉強するタイミングを決めてしまいます。

「必ず毎日このタイミングで家庭学習をやる」という約束を作り、家庭学習を定着させていきましょう。今日は帰って直ぐ、明日は夕飯前というようにサイクルがバラバラになってしまうと、「家庭学習ができなかった」という日がきっと出て来ます。それが繰り返されていくうちに、家庭学習の定着が失敗となってしまうケースも多いのです。

褒めてやる気を引き出す

小学一年生に限った事ではありませんが、子供は褒められるのが大好きです。褒められる喜びを知っていると、褒められるために頑張る努力をします。この子供の特性を、家庭学習の定着にもどんどん利用してください。

全部答えが合っていた時や綺麗な字を書けている時など、小学一年生の家庭学習では褒めるタイミングがたくさんあるはずです。褒められると気持ちが良いので、明日も勉強を頑張ろうと思うようになるでしょう。

小学一年生の家庭学習を習慣にするには、「勉強が楽しい」と感じさせることがポイントになります。なるべく嫌な思いをさせず、短い時間でも集中して家庭学習に取り組めるようにするには、褒めてやる気を引き出す方法は小学一年生におすすめです。

ご褒美をあげる

小学一年生は最初のうちは家庭学習を面白がって始めるかもしれませんが、次第にいやいやになってしまう場合もあるでしょう。そんな時、無理矢理椅子に座らせて課題を出したとしても、返って勉強が捗らず親子そろってイライラしてしまうかもしれません。

そんな時は、ご褒美をあげる方法も試してみましょう。ご褒美と言っても、高価なものを与えたり欲しがっているオモチャを買ってあげるという事ではありません。

チョコレートやキャンディーなどをあげても良いですし、好きなキャラクターのシールを貼ってあげるというのも良いでしょう。小学一年生ならまだちょっとしたご褒美でも喜んでくれるので、家庭学習を習慣にさせるためにも上手く活用してみてください。

小学一年生の家庭学習で気を付けたいポイント

毎日の家庭学習を小学一年生で日課にしてしまう事ができれば、その後、中学高校へ進学しても勉強に関する苦労が軽減される事にも繋がります。鉄は熱いうちに打てと言うように、早めに家庭学習を習慣にしてしまう方が子供のためになるのです。

でも、あまりに親が一生懸命になり過ぎて逆に子供を勉強嫌いにさせてしまう場合もあるのです。ここでは、一年生で家庭学習を習慣化させる際に注意しなければならないポイントをご紹介していきます。

子供の脳力に合っていない難解な問題を解かせない

小学一年生で毎日の家庭学習が定着してくると、授業の内容よりももっと先に進ませる事もできるでしょう。子供も勉強のできる分かるが楽しくなり、どんどん問題集を解くようになってくるかもしれません。

ただ、楽しんで家庭学習をやってる分には良いのですが、ハイレベルな問題を始めてしまうと勉強が嫌いになってしまう場合も考えられます。小学一年生の家庭学習では、問題が全て合っていたと言う達成感を与えてあげる事が重要なのです。

間違えている問題の解き直しをさせて、全部完璧に答えを正しく書かせてこそ家庭学習の効果が現れます。でも、能力に合っていない難解な問題集などを解かせて、全然答えが合っていないとなると、解き直すのも難しいでしょうし解くのにも嫌気がさしてしまうでしょう。

小学一年生の家庭学習では、あまり背伸びをしないで「楽しく毎日勉強する」事を重視してください。できない、難しい問題を無理に解かせようとするのは逆効果になってしまいます。

家庭学習の間、子供を放置しない

小学一年生の家庭学習では、親御さんの関わりも重要です。問題集などを与えて「はい、これやって」とそのまま放置してしまうのは、家庭学習の定着に失敗する恐れがあります。

とは言え、隣に座ってずっと様子を窺って…という訳ではありません。重要なのは親御さんが子供の勉強している様子を把握できる場所にいる事と、分からないところがあったらその場で質問できる環境で家庭学習をさせるという事です。

小学一年生では、まだ家庭学習を一人で進める事は難しいでしょう。集中力も持続しませんし、勉強の必要性自体分かっていません。小学一年生の家庭学習時間は数十分ほどなので、親御さんもその時間は家事をしながらでも良いので付き合ってあげてください。

間違えはその日のうちに直す

小学一年生の家庭学習とは言え、それなりの効果を出す勉強方法をしていきたいところです。せっかく毎日家庭学習しているのに学校の勉強がよく分かっていない…これでは勉強嫌いになってしまうかもしれません。

集中力が持続しない小学一年生は勉強を短時間で終わらせてあげる必要があるため、効率の良い勉強方法を行いましょう。そこでポイントは、間違えたところはその日のうちに直させて理解させる勉強方法をするという事です。

丸付は親御さんがその場でしてあげて、間違っている箇所を直したら勉強はおしまいです。次の日に直すのでは意味がありません。小学一年生の家庭学習では、今、解いた問題の間違えをその場で直す事が重要なのです。

解き直しをさせる事で今日の家庭学習は終わりにすると、子供にしてみれば達成感もあるでしょう。また明日も頑張ろうという気持ちにさせる事を忘れないでください。

小学一年生の家庭学習におすすめの教材

小学一年生で毎日の家庭学習を習慣づけるようにするには、教材にも拘っていきたいところです。ここからは、おすすめの家庭学習用の教材をご紹介していきます。お子さんの性格もよっても使いやすい教材は違うので、教材選びの参考にしていただけたらと思います。

タブレット学習

今、注目されている家庭学習用の教材の「タブレット学習」をご存知でしょうか。テレビのCMなどでもかなり目にする機会が多くなってきました。タブレット学習の教材は小学一年生に対応しているものも多く、動画や音楽などを楽しみながら学習する事ができます。

丸付けも親御さんがしてあげる必要がありません。その場で合っているか間違っているかの確認をする事ができるので、小学一年生ならばゲーム感覚で家庭学習を進める事ができるでしょう。

ドリル

短時間で1枚仕上げる事ができるドリルは、小学一年生の家庭学習には欠かせない教材です。本屋さんでも色々な種類のドリルを目にしますよね。

小学一年生の家庭学習は、短時間ながらもその中で鉛筆を持って書く訓練も必要になります。握る力がまだあまり無いので長時間の家庭学習では疲れてしまいますが、少しずつ書く力を付けるためにも簡単なドリルから始めてみるのはおすすめです。

市販のドリルの他にも、インターネットでダウンロードしてプリントアウトできるドリルも人気です。「ちびむすドリル」というサイトでは、学年に合わせたドリルを無料でダウンロードする事ができます。

ワーク

応用を利かせた家庭学習も取り入れていきたいのであればワークが必要です。ドリルと違ってじっくり学んでいく事ができるのが、ワークのメリットと言えます。ドリル形式の問題集が合わない子供もいるので、その場合ワークの方を始めてみる方が良いでしょう。

ワークには、学校で使っている教科書の出版社に合わせて選べるものもあります。特に国語の場合などは、教科書の文章でそのまま問題になっているので興味を惹きやすいでしょう。

また、学校の授業の予習や復習としても使えます。テストの点数が取りやすくなるのも、教科書に対応しているワークです。家庭学習をした事で結果が出れば、お子さんのヤル気アップにも繋がります。

小学一年生の家庭学習は無理をさせずに見守りながら!

小学一年生で家庭学習を日課にする事ができれば、中学、高校への進学時にも強みになる事は間違いありません。入学と同時に家庭学習をスタートさせるのは、子供にしても自然な流れで家庭学習を始められるきっかけになります。

但し、親御さんが張り切り過ぎて勉強時間を増やしてしまったり、学習内容を高度なものにしてしまうと小学一年生で勉強嫌いにさせてしまうかもしれません。低学年の家庭学習では無理なく楽しく継続させる事がポイントです。

教材選びもお子さんと一緒にしてみるのも良いかもしれません。小学一年生向けの家庭学習用の教材は、カラフルでイラストなども凝っているので子供のヤル気を引き出す事ができます。まずは毎日続ける事を目標に始めてみてくださいね。

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