徒競走を速く走る方法を子供に伝授!運動会直前でも大丈夫
運動会の徒競走。大好き!というお子さんの方が少ないのではないでしょうか?子供もドキドキ、親もハラハラの徒競走、少しでもわが子の足を速くして、運動会を楽しんでもらいたいし、何位でも構わないと思っていても、もし1位をとったらやっぱり嬉しいですよね。
本格的なトレーニングはできなくても、運動会直前のちょっとしたアドバイスで徒競走を速く走れるようになるコツをぜひお子さんに教えてあげましょう。
Contents
1. 基本のコンディションチェックを怠らない
足が速いかどうかに関係なく、コンディションを整えてあげることは親にしかできないこと。靴やウェアなど基本的な体制を整えることは、走ることに集中するために大切な要素なのです。
運動会練習前には靴をチェック!
速く走るためには、やっぱり靴選びが重要です。練習が本格的に始まる運動会1ヵ月前くらいには一度靴のチェックをしましょう。
すぐに大きくなってしまう子供の足。いつもは少し大きめの靴を選んでしまいがちですが、もしこの時のチェックで買い替えが必要だったら、運動会前だけはジャストサイズで選んであげましょう。
少しでも速く走るためには、自分の足にぴったり合ったサイズを選ぶことが靴選びの一番の重要ポイントです。
インソールを入れる場合も、かかとがしっかり固定されているかをしっかりチェックしましょう。
その次は、靴の軽さ。デザインだけで選んでしまうと重たい靴も意外と多いのです。速く走れる、と人気の靴は持ってみるととにかく軽い!靴屋さんで比べてみましょう。
さらに靴底が曲がる靴は、つま先部分でしっかりと地面を蹴ることができ、力強く踏み込んで走ることができます。ただ靴底が曲がればいいというわけではなく、両手でつま先とかかとを持ち、両方から同じ力を加えた時に真ん中ではなく、つま先部分が曲がる靴がベスト!
低学年や靴ひもを結ぶのが苦手なら、マジックテープやダイヤル式の靴がおすすめです。
陸上選手も走る直前は毎回靴ひもを結び直すのが基本なのだそうですが、ダイヤル式なら自分でしっかり、レースの直前でも調節が可能で安心です。靴ひもがほどけてうまく走れなかった…という事態はかわいそうなので、運動会用の靴では注目してあげたいポイントです。
高学年になると走る距離が伸びて、徒競走のコースにコーナーカーブが入ってきたりします。コーナーを走るのが苦手なお子さんは多いですよね。
コーナーを速く走るには、サッカーのトレーニングシューズがおすすめ!サッカーは色んな方向に走る必要があるので、直線だけでなくコーナーを曲がるのも走りやすい作りになっています。
ここまでこだわりを持って徒競走のための靴選びができれば、だいぶ自信も持てそうですね!
- 運動会1ヵ月前には今履いている靴のサイズをチェック
- 靴が軽いこと
- 両手で曲げると靴底がつま先部分で曲がる
- 低学年、靴ひも結びが苦手ならマジックテープかダイヤル式の靴
- コースにコーナーが入る高学年はサッカーのトレーニングシューズも選択肢に
体操着の状態は意外な盲点!
運動会当日、グラウンドで自分の子供の体操着だけが黄ばんでいる…、なんて経験、ありませんか?
当日たくさんのお子さんに紛れてみると気が付くことがあったりします。黄ばんでいる、名前が薄くなっている、なんだかぴちぴち、ズボンのゴムが緩んでいて何回も上げている…などなど。
本人が気になって競技に集中できないのもかわいそうですし、本人は気にしていなくても、周りの親がどう思っているのか気になって見ているこちらが集中できない、なんてことも…。
運動会前は毎日のように酷使する体操着なので、洗って持たせるだけでも大変。洗い替えがあれば一番ですが、運動会直近の週末にはぜひもう一度、体操着のサイズや状態、黄ばみや泥の汚れ具合などのチェックをしましょう!
当日、堂々とお子さんを応援するためにも実は見落とせないポイントです。
- サイズがぴちぴちになっていないか
- ズボンのゴムは緩んでいないか
- 黄ばみ、泥汚れは週末に漂白!
- 名前が薄くなっていないか
2. 自宅でできる!徒競走を速く走れるようになるトレーニング
徒競走を速く走れるようになりたくても、毎日一緒にジョギングをするとか実際に短距離を走る練習をする、というのは親子共々大変です。毎日学校でも運動会練習に励んでいるので体力の消耗も激しい時期、自宅で簡単にできるトレーニングをご紹介します。
腕振りマスターで足の回転を速くする!
腕の振りが速いと足の回転も速くなり、走るスピードが上がります。正しい腕の振り方をマスターしましょう。
- 片方の足を前に出して立ち、体をまっすぐ伸ばしたまま少し前に傾け、前傾姿勢をとる
- 肘を90度に曲げてしっかり後ろにひき、大きく振る
手のひらはパーにした方がいいとよく言われていますが、力が入らなければパーでもグーでも自分の走りやすいほうでOK。徒競走を想定した9~15秒ぐらいを連続で振り続ける練習をしましょう。
- 腕が横に振られないようにまっすぐを意識して振る
- 脇を閉める
- 腕の力は抜いて、肩が動くことを意識する
ももあげで徒競走に必要な筋力を鍛える!
太ももを腰の位置まで高く上げる、を交互に繰り返すだけ。このももあげトレーニングで速く走るために必要な腹筋、背筋、ももの筋肉が鍛えられるので、筋力UPで短期間でも走り方の違いに効果が見えてくるはず。親子で一緒にぜひやってみましょう。
骨盤の前あたりに手を出して、手に当たるように太ももを上げると、ももを上げている感じが自分でもわかりやすく、やりやすいです。
走る姿勢をチェック
腰が曲がらないように、足から頭までが一直線に前傾している姿勢が速く走る理想の姿勢。棒が斜めにピン!と立っている様子をイメージしましょう。
地面を踏みしめる足にまで力がしっかり伝わる姿勢です。
3. さらにステップアップを目指す!休日親子トレーニング
毎日自宅で少しずつトレーニングを積み上げたら、実際の徒競走をイメージできるスペシャルトレーニングを親子で休日に実践できれば、さらに速く走れる効果はUP!
運動会の徒競走という目標を超えて走ることが楽しくなってしまうかも。
スタートダッシュを極める!スタートトレーニング
徒競走は、いかにスタートをしっかり決められるかが勝敗の大きな決め手です。
「よーい、どん!」、「よーい、パン!」と声をかけてあげて、スタートダッシュだけに集中したトレーニング!スタートダッシュのイメトレで、走り出すタイミングと瞬発力を養いましょう。
ゴールトレーニング
自分のお子さんに限らず、徒競走で最初は2番手ぐらいを走っていたはずがゴール手前あたりで突然、ふ~っとスピードダウンして、結果は5位…なんて光景を見たことはありませんか?スタートの合図と同時に走り出す瞬発力も大切ですが、徒競走の中盤あたりから気を緩めず、むしろ加速するイメージでゴールを駆け抜けるクセをつけましょう。
できれば公園などで「あのベンチをしっかり駆け抜けるまで全速力で走ろう!」など目標を決めて、ゴールを駆け抜けるトレーニング!徒競走の勝敗を左右するスタートとゴールをしっかり攻略しておきましょう。
プロの走りを見てイメトレ!
速く走る方法を解説する書籍はたくさん出ています。写真でもいいのですが、走る本人もアドバイスをする方も動画の方が断然イメージが掴みやすいし伝わりやすいです。
きちんとノウハウを解説してくれる動画じゃなくても、例えばボルト選手が走る動画で「スタートの瞬発力がすごい!」、「腕を振ってるね~、足も上がってるね~」、「ゴールまで全力だね」など今までのアドバイスを丸ごと示してくれるので、脳裏に焼き付くこと間違いなしです。
4. 最後はメンタルサポートで応援しましょう!
アスリート選手も最後はやっぱりメンタルの強さです、なんて言うととても大げさですが、やっぱり運動会当日の子供のメンタル面はとっても大事。
運動会直前の短期間であったとしても、速く走れるようになりたいと努力した成果をまるごと応援してあげましょう!
プレッシャーを与えないよう…とにかく応援!
最初は「どうせ速く走れるようになんてなれないし…」なんて乗り気じゃなかったお子さんも、トレーニングやイメトレで自分が速く走れるようになる姿をイメージできて、少し自信もついてきたかもしれません。
気を付けたいのは、アドバイスしている親の方が、もっといけるかも!と期待を膨らませてしまって子供にプレッシャーを与えてしまうという事態…。
一番望ましいことは、本人が徒競走への苦手意識を克服してもっと運動会を楽しんでくれる、ということなので、プレッシャーにならない程度に1年に1回の全力疾走を陰ながら全力で応援してあげましょう!
どんな結果でも褒めたたえる!
徒競走の結果が上位じゃなかったとしても、自分が去年より速くなった気がする、前より上手く走れるようになった、と本人が感じていれば、満足した表情を見せてくれるはず。
口では「どうせ速く走れないし…」なんて言っていたって、やっぱり褒められれば嬉しいし、来年はもっと頑張ってみよう!と思ってくれるかもしれません。
「今年は走るフォームが今までと全然違ったね~」、「スタートがばっちり決まった!」など、なにかしら頑張った成果を褒めてあげましょう。
もし、今回でもっと早く走れるようになりたい、という気持ちが芽生えたなら、運動会直前だけでなくももあげや腕振りなどのトレーニングは普段から続けていれば、筋力もついて特別に走る練習をしなくても成果が出てくるはず。
来年の運動会に向けて、親子で楽しみながらトレーニングしちゃいましょう。
徒競走攻略は運動会を楽しむカギ
たとえ1位でなくても、去年より速く走れるようになった!と本人が感じて、さらに周りから褒められれば、嬉しいし、自信もつきます。不安や緊張の表情だけでなく、自信に満ちた笑顔が増えて運動会をより楽しんでくれれば、応援する方もますます嬉しくなって気合も入りますね。
親子で徒競走に向かって一緒に取り組むことも、一緒に結果を振り返ることも、運動会の素敵な思い出にしましょう。