小学生の子どもの心が温まる39個の「言われて嬉しい言葉」
「あなたがいてくれてよかった」
そう言われたら、なんだか温かい気持ちになりますね。
こうした心の温まる言葉は、大人だけではなく子どもにとっても「言われて嬉しい言葉」です。
「言われて嬉しい言葉」は他にもたくさんあり、わざわざ言葉にしなくても問題ありませんが、言葉にして伝えることで相手の心を元気にしてくれる魔法の言葉です。
特に子どもに伝わると、元気の他に「やる気」を出したり「自信」をつけたりして、物事がプラスに働きます。
ここでは、「言われて嬉しい言葉」を5つの種類に分けて39個ご紹介します。また、「されて嬉しい態度」を3つご紹介しています。
日常生活の中で取り入れ、子どもを元気づけてあげてください。
Contents
なんだか心があたたかい 「言われて嬉しい言葉」は元気の源
まわりの人から言われると、元気が出るのが「言われて嬉しい言葉」です。
大人でも子供でも、言われるとたちまち嬉しくなり、一日がハッピーに過ごせそうな気分になります。
そんな不思議な力のある言葉は、子供にどんどん使って欲しいものです。
「言われて嬉しい言葉」は、主に以下の5つが挙げられます。
- 励ましの言葉…「がんばれ」、「大丈夫」など
- 感謝の言葉…「ありがとう」、「あなたのおかげ」など
- 挨拶…「おはよう」など
- 認める言葉…「かっこいい」、「かわいい」など
- 共感の言葉…「へえ、そうなんだ」、「わかるよ」など
毎日使っている言葉もあれば、あまり使っていない言葉もあるかもしれません。
それぞれの言葉について、具体的な例をみていきましょう。
身近な人から言われると、とても嬉しくなる39個の言葉たち
身近で信頼できる人から言われた「嬉しい言葉」は、子どもの心に強く響きます。
5つの種類に分けた「言われて嬉しい言葉」を具体的にみていきましょう。
言われて嬉しい言葉1 励ましの言葉
誰かから励まされると力が湧いてくるように、「励ましの言葉」は心が温かくなり嬉しい気持ちになります。
励ましの言葉には、以下のものが挙げられます。
- がんばれ
- 大丈夫
- ドンマイ
- 協力するよ
- 次は良くなっているよ
気分が落ち込んでいる子どもにかけてあげる言葉としても使えます。
「励ましの方法」や他の「励ましの言葉」について知りたい場合は、こちらの記事も参考にして下さい。→強い心を育てたい!小学生の心に響く「子供を励ます言葉」
言われて嬉しい言葉2 感謝の言葉
誰かに何かしてあげたとき、感謝の言葉を伝えられたら、とても嬉しくなりますね。
反対に、何かしてあげても何も言われなかったら、むなしくなってしまいます。
子供が何かお手伝いをしてくれたときは、しっかりと感謝の言葉を言うようにしましょう。
感謝の言葉には、以下のものが挙げられます。
- ありがとう
- あなたのおかげ
- ○○してくれて、うれしいよ
- とても助かったよ
- あなたがいて救われたよ
- 感動したよ
言い慣れないと照れてしまいそうな言葉が並んでいますが、毎日使うようにすると自然と口から出てきます。
子供も言われ慣れていないと照れくさくて、ぶっきらぼうになってしまうかもしれません。
しかし、口に出して気持ちを表すことはとても大切なことです。
まずは「ありがとう」から始めて、たくさんの感謝の言葉を言えるよう「言葉の引き出し」を増やしておくと良いでしょう。
言われて嬉しい言葉3 挨拶
朝、誰かに出会ったとき「おはようございます!」と挨拶ができると、とてもすがすがしくて気持ちの良いものです。
そして、挨拶が返されたらとても嬉しくなります。
一日の中で、使うタイミングが限られていますが、声に出して使いやすい言葉です。
照れ屋さんで「感謝の言葉」が使いにくい…という人でも、挨拶なら気兼ねなくできますね。
挨拶の言葉は以下のものが挙げられます。
- おはようございます
- こんにちは
- こんばんは
- 元気ですか
- 暑いですね(天気、気候)
- さようなら
- いってきます
- ただいま
- おかえりなさい
- お休みなさい
とくに、小学生の子供にとって、「おかえりなさい」の言葉は嬉しいようです。家に帰ってきた安心感と迎えられる言葉で心が温まるのでしょうね。
子供が帰宅したときは、ぜひ温かく「おかえりなさい」と言ってみてください。
言われて嬉しい言葉4 認める言葉
子供はありのままの自分を受け入れられると、とても安心し嬉しくなります。
子供の良いところをピックアップして認めてあげれば、元気が湧いてくることでしょう。
認める言葉には、以下のものが挙げられます。
- かっこいい
- かわいい
- 優しい
- 頼もしい
- 素敵
- すばらしい
- 綺麗に掃除したね
- 自分なりに工夫したんだね
- 上手になったね
- そのままでいいよ
- 見習いたいな
子供を認める言葉をかけるときは、子供の今の状況をしっかりと見つめることが肝心です。
言葉だけ一人歩きするように、うわべだけ「すごいね」と言うよりも、「自分から進んで取り組んだんだね、すごいね」のように、できるだけ詳しく子供の行動を認めてあげると気持ちが伝わりやすくなります。
言われて嬉しい言葉5 共感の言葉
辛いとき、楽しいとき、どんなときでも、自分の気持ちに共感してくれる人がいると安心でき、嬉しく感じます。
共感の言葉には、以下のものが挙げられます。
- へえ、そうなんだ
- わかるよ
- わたしもそう思うな
- ナイスアイディア
- いいところに気がついたね
- もっと話を聞かせて
- 一緒にやってみたいな
このように、「言われて嬉しい言葉」はリストアップしていくとたくさんあることがわかります。
ただ、照れくさかったり言い慣れていなかったりして、実際に言葉にすることは少ないのではないでしょうか?
「言われて嬉しい言葉」は、子供の心を元気にします。
そのため、積極的に言葉にして子供に伝えていきましょう。
より子供の心に伝わるようにするには、「されて嬉しい態度」をセットにすると、気持ちが伝わりやすくなります。
次の項で、「されて嬉しい態度」についてみていきましょう。
気持ちがグッと伝わる!「嬉しい言葉」には態度を添えて
いくら温かい言葉をかけていても、態度が伴わないと子供の心に伝わりません。
「がんばっているね」と子供に言いながら、そっぽを向いてスマホをいじっていては、せっかくの温かい言葉が信用できません。
「言われて嬉しい言葉」をかけるときは、「されて嬉しい態度」も一緒にするようにしましょう。
「されて嬉しい態度」には、以下のものがあります。
2 話を遮らずに相づちを打って共感する
3 子供の話を否定せず、話を聞いた上で意見を言う
これらの態度は、子供のことを「よく見ている」ことが伝わります。
普段から「自分のことを真剣に見ていてくれている」と感じる子供は、「言われて嬉しい言葉」をかけられたとき、素直に喜ぶことができます。
2と3は、どちらも子供に共感する態度をあらわしていますが、3の場合は子供と違った意見がある場合に使えます。
もし、親子で意見が食い違っているとしても、子供の意見を否定せずに一度受け止め、その上で親の意見を言いましょう。
一度受け止める態度を示すことで、子供は「親は自分のことを分かってくれた(共感してくれた)」と感じ、お互いの意思を伝えやすくなります。
初めから子供の意見を否定してしまうと、親の意見は聞いてくれなくなることがあるので注意しましょう。
できれば言わずに過ごしたい!子供の心が傷つく「嫌な言葉」
「嬉しい言葉」があれば、言われて嬉しくない「嫌な言葉」もあります。
親の立場で言ってしまいがちな「嫌な言葉」をまとめてみました。
「言われて嬉しい言葉」で子供を元気にしたいときは、「嫌な言葉」は極力言わないように心がけましょう。
【親が言ってしまいがちな「嫌な言葉」】
- さっさと○○しなさい
- いつも○○なんだから
- だから言ったのに
- もう、知らないよ
- ○○と比べてあなたは…
このように、うっかり言ってしまいがちな言葉の中に、子供が「嫌だな…」と感じる言葉が含まれています。
子供自身はちょっと心がチクッとするだけで、ハッキリと「嫌だから言わないで欲しい」とは言わないかもしれません。
小学生では、ハッキリと言わないまでも、「うるさいな~…」と反抗することもあります。
「嫌な言葉」が積み重なると、子供の心の傷も少しずつ深くなっていきます。
傷口が深くならないよう、「嫌な言葉」を控えて受け止めやすい言葉に置き換えることも大切です。
こちらの記事では、子供を励ます言葉として『「ダメな部分」よりも「良い部分」に注目すること』を取り上げています。
ネガティブである「嫌な言葉」をポジティブな言葉に置き換えるヒントとして、ぜひ参考にしてみて下さい。→強い心を育てたい!小学生の心に響く「子供を励ます言葉」
ドンドン使おう!心を元気に育てる「嬉しい言葉」のシャワー
ここまで、「言われて嬉しい言葉」についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
普段何気なく使っている言葉が、「嬉しい言葉」になっていたり、「嫌な言葉」になっていたりして、新しい発見があったかもしれません。
もう一度、「言われて嬉しい言葉」をおさらいしてみましょう。
〈言われて嬉しい言葉1 励ましの言葉〉
- がんばれ
- 大丈夫
- ドンマイ
- 協力するよ
- 次は良くなっているよ
〈言われて嬉しい言葉2 感謝の言葉〉
- ありがとう
- あなたのおかげ
- ○○してくれて、うれしいよ
- とても助かったよ
- あなたがいて救われたよ
- 感動したよ
〈言われて嬉しい言葉3 挨拶〉
- おはようございます
- こんにちは
- こんばんは
- 元気ですか
- 暑いですね(天気、気候)
- さようなら
- いってきます
- ただいま
- おかえりなさい
- お休みなさい
〈言われて嬉しい言葉4 認める言葉〉
- かっこいい
- かわいい
- 優しい
- 頼もしい
- 素敵
- すばらしい
- 綺麗に掃除したね
- 自分なりに工夫したんだね
- 上手になったね
- そのままでいいよ
- 見習いたいな
〈言われて嬉しい言葉5 共感〉
- へえ、そうなんだ
- わかるよ
- わたしもそう思うな
- ナイスアイディア
- いいところに気がついたね
- もっと話を聞かせて
- 一緒にやってみたいな
また、「言われて嬉しい言葉」とセットで行いたい「されて嬉しい態度」について、3つご紹介しました。
〈されて嬉しい態度〉
1 子供の方を見ながら話に耳を傾ける
2 話を遮らずに相づちを打って共感する
3 子供の話を否定せず、話を聞いた上で意見を言う
さらに、子供の元気の力を減らさないよう、「嫌な言葉」を控えることについてお伝えしました。
〈親が言ってしまいがちな「嫌な言葉」〉
- さっさと○○しなさい
- いつも○○なんだから
- だから言ったのに
- もう、知らないよ
- ○○と比べてあなたは…
どちらかというと、「嫌な言葉」の方が癖になっていると感じたら、できるだけ「言われて嬉しい言葉」をかけられるよう、練習してみてください。
たくさんの温かい言葉のシャワーを浴びた子は、元気の力がグングン育っていきます。
一日ワンフレーズでもよいので、声に出してみましょう。
きっと、子供の嬉しい気持ちがあなたにも伝わってくるはずです。
大丈夫、きっとうまくいきますよ。