子供用PASMOとSuicaはとっても便利!簡単な買い方と使い方


小学生の子どもを電車やバスに乗せたいけれど、毎回子供用の切符を買うのが大変・・・お子さんと出かけるときに切符購入の手間がわずらわしいと感じているママ・パパもいるのではないでしょうか?

小学生の子どもを電車やバスに乗せたいときは、PASMOやSuicaなどの便利な交通系ICカードがおすすめです。子供用のPASMOやSuicaを1枚持てば、毎回切符を購入する必要がなくなりますし、電車などにもスムーズに乗ることができます。

また、子供用のPASMOやSuicaは電子マネーとして利用できますので、お子さんのマネー教育にも役立てることができます。子どもが小学生になったら、子供用PASMOやSuicaの購入を検討しましょう!

ここでは子供用PASMOとSuicaの違い、購入方法、紛失時の対応、注意点をご紹介しますので、小学生のお子さんに交通系ICカードを持たせたいときにお役立てください。

子供用のPASMOとは?

子どもが小学生になると、鉄道やバスを利用するときは「小児運賃」がかかります。子どもの切符は券売機で購入できますが、お子さんが電車やバスに乗る機会が多いと毎回買う手間が増えますよね。

子どもが小学生になって小児運賃がかかるようになったら、子供用のPASMO(パスモ)がおすすめです。PASMOは1枚持つだけで、鉄道やバスなどの乗車がスムーズになる便利な交通系ICカードです。PASMOは電子マネーとしても使えますので、お子さんのマネー教育にも役立てることができます。

子どもが小学校に入ったら、小児用PASMO(子供用のPASMO)の購入を検討しましょう。

ここでは、小児用PASMOの基本とメリットをご紹介します。

小児用PASMOの基本&メリット

PASMOは、料金をチャージ(入金)することで鉄道やバスの乗車がスムーズになる「交通系ICカード」の一種です。駅の改札機やバスの運賃機にある読取り部にPASMOをタッチするだけで、自動的に運賃料金が支払いできます。

PASMOは券売機などでチャージすることで、何度でも使うことができます。PASMOを1枚持っていれば切符を購入する手間がなくなりますし、PASMOをパスケースに入れておけば両手が荷物でふさがっている状況でも、切符よりスムーズに改札機をとおることができます。

また、個人情報が登録されている「記名PASMO」であれば、万が一紛失しても再発行してもらうことが可能です。子供用のPASMOは「記名PASMO」になりますので、仮にお子さんが小児用PASMOを紛失してしまっても再発行ができます。

物をなくしやすい子どもでも、もしものときは再発行ができる小児用PASMOなら、安心して持たせることができますよね。

また、PASMOは電子マネーとしてもご利用できます。駅ナカや街ナカ、自動販売機、コインロッカー、駐車場などの電子マネー加盟店では、PASMOを使って支払いができます。

PASMOは利用履歴が確認できますので、お子さんが小児用PASMOの電子マネーで買い物をしていても、親がチェックすることができます。子どものお金の使い道を、親子で一緒に確認できると安心ですよね。

小児用PASMOの種類

PASMOには「無記名PASMO、記名PASMO、PASMO定期券、一体型PASMO」の4種類がありますが、「無記名PASMO」と「一体型PASMO」は大人だけしか持てません。

そのため、大人は「無記名PASMO」とそれ以外のPASMOを2枚以上持つことができますが、子どもはPASMOを1枚しか持てない仕組みになっています。

小児用PASMOには、以下のような種類があります。

  • 【小児用PASMO(記名PASMO)】・・・記名人だけが、小児運賃で利用できます。個人情報が登録されていますので、紛失時は再発行できます。
  • 【PASMO定期券】・・・定期券として利用できる「記名PASMO」です。チャージしていれば定期券区間外の乗車も小児運賃で精算できます。

小学生に子供用のPASMOを持たせたいときは、「小児用PASMO(記名PASMO)」または「PASMO定期券」を選ぶことになります。通学などで一定期間、一定区間を何回も乗車したい場合は「PASMO定期券」、それ以外は「記名PASMO」がおすすめです。

子供用のPASMOとSuicaの違い

交通系ICカードはPASMOだけでなく、Suica(スイカ)も有名です。PASMOと同じようにSuicaにも「子供用」があり、1枚持つだけで鉄道やバスの乗車がスムーズになります。

子どもに交通系ICカードを持たせたいときに、PASMOとSuicaで迷うママ・パパもいますよね。子供用のPASMOとSuicaの違いを確認して、お子さんのカードを購入するときの目安にしましょう。

ここでは、子供用のPASMOとSuicaの特徴と違いをご紹介します。

PASMOとSuicaの各特徴

子供用のPASMOとSuicaの特徴は、以下のとおりです。

≪小児用PASMO≫

  • 【種類】・・・「記名PASMO」と「PASMO定期券」の2種類
  • 【利用可能エリア】・・・首都圏と全国各地(※交通系ICカード全国相互利用のシンボルマークがあるエリア)
  • 【購入先】・・・PASMO取扱事業者の各駅やバス営業所などでご購入
  • 【購入方法】・・・申込書に記入後、必要書類をみせて預り金を支払う
  • 【必要書類】・・・記名人の年齢が確認できる公的証明書(健康保険証・学生証・パスポートなど)
  • 【預り金】・・・デポジット(預り金)は500円
  • 【オートチャージ方法】・・・「TOKYU CARD ジュニアオートチャージ」で可能
  • 【便利な有料サービス】・・・「まもレール」「エキッズ」「グーパスIC」など

≪こども用Suica≫

  • 【種類】・・・「My Suica(記名式)」と「Suica定期券」の2種類
  • 【利用可能エリア】・・・首都圏と全国各地(※交通系ICカード全国相互利用のシンボルマークがあるエリア)
  • 【購入先】・・・Suicaエリア(首都圏エリア・仙台エリア・新潟エリア)内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口でご購入
  • 【購入方法】・・・申込書に記入後、必要書類をみせて預り金を支払う
  • 【必要書類】・・・・記名人の年齢が確認できる公的証明書(健康保険証など)
  • 【預り金】・・・デポジット(預り金)は500円
  • 【オートチャージ方法】・・・駅のATM「VIEW ALTTE」(※ビューカードが必要)、または「パソリ(PC用の非接触型ICカードリーダー・ライター)」で可能
  • 【便利な有料サービス】・・・「まもレール」「エキッズ」など

子供用のPASMOとSuicaでは、大きな違いはありません。

PASMOの発行会社は大手鉄道事業者などで設立された「株式会社パスモ」、Suicaの発行会社はJR東日本になりますので、私鉄を多く利用する場合は「小児用PASMO」、観光・JRを多く利用する場合は「子ども用My Suica」がおすすめです。

Suicaは「JRE POINT」に登録すると、JRE POINT加盟店において電子マネーで買い物をしたときに、100円(税抜)ごとに1ポイントを貯めることができます。貯まったポイントはSuicaチャージなどに利用できますので、JRE POINT加盟店で電子マネーを多く利用する場合は、「子ども用My Suica」がお得です。

子供用のPASMOとSuicaの購入方法

小児用PASMOは「PASMO取扱事業者の各駅やバス営業所」、子ども用My Suicaは「Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口」で購入できます。

子供用のPASMOやSuicaを購入するときは、記名人(使用する子供)の年齢が確認できる公的証明書(健康保険証など)を用意しましょう。子供用のPASMOやSuicaは親が代理人になって購入することも可能ですが、その場合も、お子さんの年齢がわかる公的証明書が必要になります。

また、子供用のPASMOやSuicaを購入するときは、初回に限り、預り金(デポジット)を支払います。預り金はチャージ(入金)した金額から差し引かれます。

たとえば、新規の小児用PASMOで2,000円分をチャージした場合は、預り金500円が引かれて、1,500円分を利用することができます。預り金は初回だけになりますので、その後のチャージでは不要になります。預り金は、PASMOやSuicaがいらなくなったときにカードと交換で返金されます。

子供用のPASMOやSuicaを新しく購入するときは、子どもの公的証明書とチャージ料金を用意して各購入先に行きましょう。

ここでは、子供用のPASMOとSuicaの購入方法をご紹介します。

小児用PASMOの購入手続き

「小児用PASMO」を買うときは、以下の購入手続きをご参考ください。

≪必要な物≫

  • 公的証明書(健康保険証など)
  • 現金(預り金500円+チャージ金額)

≪購入の流れ≫

  1. PASMO取扱事業者の各駅やバス営業所などに行きます。
  2. 「PASMO購入申込書」に必要事項を記入します。
  3. 係員に申込書と公的証明書を渡します。
  4. チャージ金額など(預り金500円含む)を支払って、完了!

1回のチャージ金額は、「1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円」の中から選ぶことができます。

チャージ(入金)の上限金額は、PASMO対応の自動券売機などではSF(PASMOにチャージされた金額)残額が20,000円、バスや電車内ではSF残額が10,000円になります。PASMOのSF残額が上限金額を超えていたときは、チャージができません。

PASMO定期券の購入手続き

「PASMO定期券」を買うときは、以下の購入手続きをご参考ください。

≪必要な物≫

  • 持っている場合は、小児用PASMOまたは磁気定期券
  • 通学定期券を新規購入する場合は、通学証明書
  • PASMOを新規購入する場合は、公的証明書
  • 購入金額の現金(PASMOを新規購入する場合は、預り金500円が別途必要)

≪購入の流れ≫

  1. PASMO取扱事業者各駅の定期券発売窓口に行きます。
  2. 「PASMO定期券購入申込書」に必要事項を記入します。
  3. 係員に申込書と公的証明書を渡します。
  4. 購入金額などを支払って、完了!

すでに小児用PASMOを持っている場合は、必要な手続きをおこなうことでPASMO定期券にすることができます。小児用PASMOを持っていない場合は、公的証明書と預り金500円が必要になるので用意していきましょう。

こども用My Suicaの購入手続き

「こども用My Suica」を買うときは、以下の購入手続きをご参考ください。

≪必要な物≫

  • 公的証明書
  • 現金(預り金500円+チャージ金額)

≪購入の流れ≫

  1. Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口に行きます。
  2. 「My Suica購入申込書」に必要事項を記入します。
  3. 係員に申込書と公的証明書を渡します。
  4. チャージ金額など(預り金500円含む)を支払って、完了!

こども用Suica定期券の購入手続き

「こども用Suica定期券」を買うときは、以下の購入手続きをご参考ください。

≪必要な物≫

  • 持っている場合は、こども用My Suicaまたは磁気定期券
  • 公的証明書
  • 購入金額の現金(Suicaを新規購入する場合は、預り金500円が別途必要)

≪購入の流れ≫

  1. Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口に行きます。
  2. 窓口にある紙の申込書に必要事項を記入します。
  3. 係員に申込書と公的証明書を渡します。
  4. 購入金額など(預り金500含む)を支払って、完了!

すでにこども用My Suicaを持っている場合は、必要な手続きをおこなうことでこども用Suica定期券にすることができます。こども用My Suicaを持っていない場合は、預り金500円が必要になるので用意していきましょう。

子供用のPASMOとSuicaを紛失した場合

子供用のPASMOとSuicaは、万が一紛失しても再発行ができます。切符はなくしてしまうとそれまでですが、個人情報が登録されているPASMOやSuicaは必要な手続きと手数料を支払うことで再発行が可能になります。

ここでは、子供用のPASMOとSuicaを紛失したときの対応をご紹介します。

小児用PASMOなどの再発行手続き

小児用PASMOやPASMO定期券を再発行する場合は、以下のような流れになります。

≪申請するときに必要な物≫

  • 公的証明書

≪受け取るときに必要な物≫

  • 再発行整理票
  • 公的証明書
  • 1,010円(預り金500円+再発行手数料510円)

≪再発行の流れ≫

  1. PASMO・Suicaエリアの駅やバス営業所などに行きます。
  2. 「再発行申請書」に必要事項を記入します。
  3. 係員に申請書と公的証明書を渡します。
  4. 再発行整理票を受け取ります。
  5. 受取期間(再発行登録の翌日から14日以内)に、PASMOエリアの駅やバス営業所などに行きます。
  6. 係員に再発行整理票と公的証明書を渡します。
  7. 預り金(デポジット)500円と再発行手数料510円の合計1,010円を支払います。
  8. 新しいPASMOを受け取って、完了!

再発行の申し込みをすると、紛失したカードが利用できなくなります。紛失したカードを他人に悪用されないためにも、PASMOをなくしたときは必ず再発行の手続きをしましょう。

紛失したカードが見つかったときは、PASMOエリアの駅やバス営業所などに持って行くと、紛失したカードと引き換えに預り金500円が返金されます。

こども用My Suicaなどの再発行手続き

こども用My Suicaやこども用Suica定期券を再発行する場合は、以下のような流れになります。

≪申請するときに必要な物≫

  • 公的証明書

≪受け取るときに必要な物≫

  • 公的証明書
  • 1,010円(預り金500円+再発行手数料510円)

≪再発行の流れ≫

  1. Suica・PASMOエリア内の主な駅やバス営業所に行きます。
  2. 再発行の申込書に必要事項を記入します。
  3. 係員に申込書と公的証明書を渡します。
  4. 受取期間(申請後14日以内)に、Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口に行きます。
  5. 係員に公的証明書と電話番号を呈示します。
  6. 預り金(デポジット)500円と再発行手数料510円の合計1,010円を支払います。
  7. 新しいSuicaを受け取って、完了!
再発行の申し込みをすると、紛失したカードが使用停止になります。また、紛失したカードが見つかったときは、Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口に持って行くと、紛失したカードと引き換えに預り金500円が返金されます。

子供用のPASMOとSuicaの注意点

PASMOとSuicaはとても便利な交通系ICカードですが、購入する前に知っておきたい注意点があります。PASMOやSuicaを買ったあとで失敗しないためにも、要注意ポイントを確認しておきましょう。

ここでは、子供用のPASMOとSuicaの注意点をご紹介します。

子供用のPASMOとSuicaの注意点は、以下のとおりです。

  • いずれか1枚しか持てない
  • 子供用には有効期限がある
  • 一定期間利用がないと停止する
  • 子供が無駄遣いする可能性がある

いずれか1枚しか持てない

子供用のPASMOとSuicaは、どちらか1枚しか持つことができません。「小児用PASMO、こども用My Suica、こども用Suica定期券」を購入するときは、どれか1枚を選びましょう。

子供用には有効期限がある

子供用のPASMOとSuicaには、有効期限があります。有効期限は、「小学校卒業年の3月31日まで有効、満12歳に達する日(誕生日前日)以後の最初の3月31日」となっています。有効期限がすぎると使えなくなるので注意しましょう。

子供用のPASMOとSuicaは、PASMO・Suicaエリア内の各駅の窓口または多機能券売機で大人用に変更手続きができます。有効期限がすぎても子どもにPASMOやSuicaを持たせたいときは、子供用から大人用に変更しましょう。

一定期間利用がないと停止する

PASMOとSuicaは、長い間利用していないと使えなくなります。最後に使用してから半年(6ヶ月)経過すると利用停止(ロック状態)になり、10年経過すると使用停止になります。

利用停止のカードは、PASMO・Suicaエリア内の駅改札係員に申し出るとロック解除されて再び利用できるようになります。一方、最終利用日から10年経過して使用停止になったカードは、「新しいカードへの交換」または「カードの払い戻し」のいずれかを選ぶことになります。

PASMOとSuicaは、一定期間利用がないと使えなくなるので気をつけましょう。

子供が無駄遣いする可能性がある

子供用のPASMOとSuicaは、電子マネーとして使うことができます。そのため、子どもが電子マネーを使って、無駄遣いをしてしまう可能性があります。特に、オートチャージ機能をつけている場合は、子どものお金の使い方に注意しましょう。

PASMOとSuicaは、駅の券売機などで利用履歴を確認することができます。電子マネーの利用履歴もわかりますので、子どもの無駄遣いを防ぐためにも定期的にチェックしましょう。

子供用pasmoは便利なICカード!1枚用意して暮らしに役立てましょう

いかがでしたか?

子供用のPASMOとSuicaは、1枚持つだけで鉄道やバスの乗車がスムーズになる便利なカードです。PASMOやSuicaは電子マネーとしても利用できますので、小学生の子どもに電車やバスの乗り方、電子マネーの使い方などを教えたいママ・パパにおすすめです。

お子さんが小学校に入ったら、子供用のPASMOまたはSuicaを1枚用意して、親子で素敵なところにお出かけてしてみませんか?

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