小学生が使う絵の具セットはどんなもの?外側と中身と種類について


絵具を使った図工が始まる前には小学校から「絵具セット販売」のご案内が届きます。

多くのご家庭がそれを購入していますが、もし好みでないものしかなかったら…?自分で自分の好みのものを買いそろえたいと思う子もいるかもしれません。

とはいえ学校で使うものはある程度形がそろっていたほうが机に置いて使うにも、全員分をまとめて収納しておくにも便利なもの。

あまりに形が外れてしまうのも考え物ですね。小学生が今使っている絵具セットはどんなものなのか、ご紹介します。

小学生の絵具バックに入っている筆洗いは細長い!

まず学校があっせんしてくれる基本の絵具セットをご紹介します。四角いバックにすべてが収まることが特徴です。

そのために筆洗いも昔のような丸型ではなく、細長い形です。狭い机の上に置きやすいということも考慮された形になっていますね!

絵具バック中身
すっぽり収まっているところを取り出すとこんな感じです。

絵具とバケツ
その通りに使わなくても大丈夫なのでしょうが、筆をつけるとか、すすぐ、など指示が書いてあります。筆を拭く雑巾もセットされています。

これはぼろ布でも雑巾でも筆を拭ければなんでも構わないものですが、通常の大きさの雑巾は筆洗いに入らないようです。

ミニの雑巾を用意する必要があること、それだけを用意するのは面倒な人も多いのか、「ミニ雑巾付き!」とセットの利点として謳われていることも多いです。

絵具の基本色は12色で、白は1本余分に入っています。自分でそろえるときも白は余分が必要です。白はほかの色よりも使用頻度が高いので予備を用意しましょう。

パレットと筆
パレットは開いて使うタイプが収納されています。筆は太いのと細いのが1本ずつ、太いものは12号や14号、細いものは6号の場合が多いようですね!

筆には収納ケースがついています。収納ケースがついているのもスタンダード仕様です。

使う本人たちにしてみるとあってもなくても…というものでもあるらしく、使っているうちになくしてしまう子もいるとのこと。

でもケースにしまっておくと筆の形をキープすることの他に水分が外に出ず周りを濡らさないという利点もあるようです。

絵具バック外見
絵具バックです。こちらは我が家のバッグですが、黒で大人っぽいものや猫のイラストがついているもの、音符のイラスト入りのものと多様なバリエーション展開です。

イトーヨーカドーなどの百貨店に見に行ったところバックの柄の種類は学校であっせんしてくれるもののほうが多いです。ネット上ではバックの種類がとても豊富です。

男の子はスポーツメーカーのものなどもあります。カバンは肩掛けタイプが圧倒的に多いですが、最近リュック型も登場しています。

リュック型の場合、細長い筆洗いがさらに半分になりとてもコンパクトです。ちなみに紐のかけ方でナナメ掛けにもリュックにもなります。

バック付きのセット価格は2000円から4000円が多い

バッグの模様が凝っていたり、形が少し変わっていたりすると3500円以上のものが出てきますがシンプルなものだと2000円程度のものもあります。

ただし種類によっては筆が一本しか入っていないなど、不足があることもありますので、買う前に内容をしっかり確認するようにしましょう。 

代表的なメーカーの絵具セット 2018年10月調べ
ぺんてる・スケッチセット 税抜き 1980円

  • 絵具12色
  • 絵筆大 14号、小6号各1本
  • 筆ケース
  • パレット(ダブル)
  • スポンジ
  • 筆洗いバケツ
  • 雑巾付き

サクラクレパス・リトルアーティスト 税抜き2980円
ぺんてるとの違いは絵筆は12号と6号であること、スポンジは入っていません。

中身はそう変わりませんが、小学生にとって外身であるカバンのデザインが好みのものであるかどうかが大変重要です。

できればお店に実際に見に行くか、少なくとも写真は見せて本人に選ばせてあげるといいでしょう。

中身は100均でもある程度揃えられる!?でもバックは難しい…

100均でも絵具は単品で売っているので1本ずつであればそろえることができます。12色入りはないようです。

筆も購入できますが、スタンダードな号数である12号や6号がどこにでもあるわけではないです。

筆ケースやパレットが揃えにくいことに加え筆洗いバケツが100均だと丸型になります。

百貨店では単品でも筆ケースやパレットも購入できます。筆も3本セットなどで購入可能です。

参考価格は以下の通りです。すべて税抜き価格になります。

  • 筆3本セット:500円程度
  • 筆ケース:100円程度
  • 筆洗いバケツ丸型 200円程度
  • 筆洗いバケツ長四角 400円程度
  • 絵具12色セット 1200円程度

個々でそろえているとあっという間に2000円くらいになります。ほとんどの子が絵具バックに入れており、学校でもバックを重ねて収納しています。

バックが必要…となるとセットで購入してしまうのが一番お得になると言えるでしょう。

ただ、ネットオークションなどで絵具セット用のバックだけ手に入れられることもあります。

セットで買わない場合で、お子さんの好みのものがオークションなどに出ていたら利用してみてもいいかもしれません。

小学校の図工で絵具は粘土に色付け、思い出の絵画と大活躍

こちらは図工の教科書の絵具のページです。筆洗いの使い方や、どんな道具が必要かの基礎情報の他に様々な色作り、水分調整などの技術的なことも載っています。
図工の教科書の絵具のページ

絵具セットの役割はこの教科書に載っている内容がこなせれば基本的には十分で、後は好みのバックを選ぶだけ!そもそもセット内容に無駄なものが入っていません。

安心して絵具をセットで購入しても良いでしょう。ちなみに教科書ではバケツは丸型と細長い形と両方紹介されています。

でも娘のクラスで丸型バケツを使っている児童は0人だということです。筆洗いバケツは丸くないほうがいいかもしれません。

よく使う絵具セット、バックを含めて子どもがいつもニコニコで使える好みのものをそろえてあげられるといいですね!

この記事をシェア

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る