小学校の懇親会では何をする?会話に困ったときの話題6選


懇親会のイメージはどんなものがありますか?

お酒を飲んで盛り上がる、会話を楽しんで交流するなど、さまざまなイメージがあります。

会社の人が仲間同士で集まって行う「親睦会」とは違い、小学校の保護者や先生が集まる「懇親会」では、普段はつながりのない人同士で集まることがほとんどです。

そのため、初対面の人と隣り合うこともあります。

飲食を楽しみながら、情報交換を行う場なので、会話が弾まないからと言って食べてばかりではよくありません。

初対面の人や、あまり話したことのない人とでも、楽しく会話ができるように、6つの話題をまとめました。

また、幹事を任された場合の司会進行の仕方についてもご紹介しています。

小学校の懇親会って何するの?保護者同士の情報交換の場

小学校に入学してしばらくすると、保護者懇親会が行われます。

これは、保護者同士が親交を深めるために行われる会で、担任の先生や特別支援の先生などを交えて飲食を共にします。

懇親会は、日中に仕事のある保護者も参加できるように、夜に行われることが多く、お酒が入ることもあります。

小学校1年生の保護者だと、保育園や幼稚園が違って初めて顔を合わせる人もいます。

あまり話上手ではない方も、積極的に話しかけ、情報交換をするようにしましょう。

飲んで食べて満足!では、懇親会の意味がありません。

適度に飲食を楽しみ、初めてお会いする保護者にも話しかけましょう。

今後、長く付き合って行くのであろう保護者や先生方と、よりよい関係を築けるようにして下さい。

では、どんな会話をして親睦を深めたらよいのでしょうか?

次でみていきましょう。

どんなことを話したら良いの?懇親会での話題

小学校の懇親会では、普段話さない人と隣の席になることがあります。小学校1年生の保護者だと、全く知らない人に挟まれることもあります。

そんなとき、どのように話をしたらよいのでしょうか。

懇親会では、始めのうちに自己紹介をすることがほとんどです。その後のフリートークの時間では、自分から話題を振って話しかけるようにします。

話し下手な人でも、会話の糸口は自分から切り開き、相手にも話してもらうようにします。

話すことが苦手でも、相手の会話に相づちをうって、聞き上手になっていれば、会話を楽しむことができます。

会話の糸口はこれでOK!懇親会で使える話題6つ

あまり会話をしたことのない人に突っ込んだ話題を振るのはよくありません。

そこで、初対面でも当たり障り無く、話の幅が広がりやすい話題を集めました。

自分から話しかけるときは、以下の話題を取り上げてみて下さい。

  • 話題1 目の前の料理の話題
  • 話題2 出身地
  • 話題3 趣味
  • 話題4 休日の過ごし方
  • 話題5 通っている美容院
  • 話題6 学校での子どもの様子と家での子どもの様子

それぞれ、具体的にみていきましょう。

●話題1 【目の前の料理の話題】
懇親会では普段食べられないような豪華な料理が出てくることがあります。

目の前にある料理を見て、「これ、おいしそうですね。」や、「どうやって食べるんでしょうね。」などと話しかければ、相手も自然に返してくれます。

料理好きなママなら、作り方やおいしい食べ方などを教えてくれるかも知れません。

●話題2 【出身地】
懇親会で近くに座った人に、出身地を聞いてみましょう。

地元の人なら、同じ学校に通った先輩や後輩の関係にあるかもしれません。

そこから、学生時代に通った学校の思い出話や、地元のあるある話しに花が咲くかも知れません。

地元ではない人なら、その地域の名物や観光名所を訪ねてみましょう。

行って良かった場所などを聞いておくと、旅行に行くときの参考になります。

何人かの保護者に出身地を聞くと、同じ出身の人同士で会話が生まれることもあります。

●話題3 【趣味】
その人を深く知るきっかけとして、趣味を聞いてみましょう。

  • 漫画を読むこと
  • 絵をかくこと
  • ダンスをすること
  • ピアノを弾くこと
  • 音楽を聴くこと
  • 映画を観ること
  • アウトドアを楽しむこと

など、色々な答えが出てきます。自分の趣味と重なっていれば、話が盛り上がること間違いなしです。

もし、自分の趣味と違っても、その人の話をよく聞いて相づちを打ちましょう。

音楽や映画に詳しい人なら、お勧めのものを教えてもらうと自分も楽しめます。

●話題4 【休日の過ごし方】
今では、パパもママも仕事をしている人が多く、休日は貴重な休み時間です。

休日は、子どもも一緒に過ごすので、どんな過ごし方をしているのか聞いてみましょう。

クラブ活動をしている子の保護者は、クラブの観戦に行ったり、ピアノを習っている子の保護者は発表会に行ったりしています。

土日も仕事のある保護者は、仕事の話を聞かせてくれます。

休日の過ごし方から、子どもの習い事、仕事についても話を広げられるので、話題を振ってみましょう。

●話題5 【通っている美容院】
懇親会前には美容院に行って、身綺麗にしている保護者もいます。

ヘアスタイルに気を使っていそうな保護者がいたら、通っている美容院を聞いてみましょう。

美容に興味のあるママ同士だと、意気投合するはずです。

●話題6 【学校での子どもの様子と家での子どもの様子】
懇親会では、保護者の他に先生方も出席しています。

「家では走り回って過ごしていますが、学校ではどうですか?」と、先生に子どもの様子を聞いてみましょう。

普段とは違った子どもの様子を聞いて、驚くかも知れません。

また、よく遊んでいる子を聞いて、その保護者と話してみると、面白い話が聞けることもあります。

「○○くんの話を良くするのですが、車が好きって本当ですか?うちの子も好きなんです。」などと話しかけてみましょう。

おもちゃが車だらけだったり、駐車している車をじっくりと見ていたりといった、面白いエピソードにつながっていきます。

懇親会では、誰と隣の席になるかわかりません。

初めて会う人とでも、緊張せずに話をするために、これらの話題を覚えておくと会話が楽しくなります。

次に、役員になった場合の懇親会の進め方をみていきましょう。

【役員必見!】学級の役員になったらどうする?

小学校の懇親会を開催するとき、学級の役員が幹事となって進行していきます。

まずは日時を決め、案内状を送るところから始まります。

懇親会の案内状はこうして書く!案内状のひな形

案内状には開催日時の他、季節の挨拶文など、構成のマナーがあります。

学校で配布してもらう場合と、郵送で送る場合とがありますが、文面に盛り込む内容はほぼ同じです。

懇親会まであと2ヶ月となったら、以下を参考にして作成しておきましょう。

学校によっては、「データをそのまま使って下さい」と言って、先生からデータを渡されることがあるので、確認しておきましょう。

【文例】
1 ○学年保護者各位
                         2 PTA会長○○○○
              3 懇親会のご案内
4 拝啓 初夏の気配が漂う季節となりました。(6月の季節の挨拶)
5 皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
6 さて、保護者同士の親睦を深める目的で、最初の懇親会を以下の通り開催します。ぜひご参加下さいますようお願い申し上げます。
                            7 敬具

8 日時…○月○日○曜日 ○時~○時予定
場所…○○ホテル○階
参加費用…○○円(飲み放題付きプラン)
連絡先…役員○○Tell

9 注意事項 駐車場の台数に限りがあります。お乗り合わせの上、お越し下さい。

内容の説明は、以下の通りです。

1 ○学年保護者各位…誰に向けての案内状かを書きます。
2 PTA会長○○○○…開催する代表者の名前を書きます。
3 懇親会のご案内…案内状のテーマを書きます。
4 拝啓、季節の挨拶文…「拝啓~敬具」のように、前文におく頭語と、四季の流れを感じさせる季節の挨拶文を書きます。
5 安否の挨拶…相手の安否を尋ねる言葉を書きます。
6 懇親会への参加のお誘い…親睦を目的とする懇親会が行われること書きます。
7 敬具…「拝啓」で始まっていれば、末文の結語として、「敬具」と書きます。
8 日時、場所、参加費用、連絡先…開催日時や場所、参加費用や連絡先を書きます。
9 注意事項…「喫煙・飲酒可なので、小さなお子さんはご遠慮下さい」、「駐車場の台数に限りがあります。お乗り合わせの上、お越し下さい」といった注意事項を書きます。

案内文を作成したら、早い段階で出欠の返答を得られるようにしておきましょう。

役員になっていても、子どもの具合が悪くなったり、急な用事が入ったりして、スムーズにいかないことがあります。

先に先にと動くように心がけましょう。

案内状はいつごろ送る?出欠〆切は1ヶ月前までが目安

懇親会に出席する人数を把握するために、遅くとも1ヶ月前には出欠の返答が得られるように案内状を送りましょう。

プリントにして学校で配布してもらう場合は、提出期限を決めて早い時期に返答が得られますが、郵送の場合は時間がかかります。

中には仕事を休んで来られる保護者もいるので、開催日を早めに知らせられるようにしましょう。

【役員必見!】懇親会の司会進行の仕方

参加の可否が決定し、懇親会当日になったら、司会進行は役員の仕事です。

どんな流れで進行していったら良いのか、確認しておきましょう。

始めの挨拶

司会進行で大切なのは、始めと締めの挨拶です。参加者が揃ったら、進行役はいったん注目を集めて司会進行していきましょう。

始めの挨拶では、以下の流れで進めるとスムーズです。

  • 参加者への感謝の言葉
  • 簡単な自己紹介
  • 先生から一言、乾杯の音頭

具体的にみていきましょう。

【参加者への感謝の言葉】
参加者全員が集まったら、「全員集まったようなので、始めたいと思います」と、いったん全体の注目を集めます。

その後、「本日は、お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。」と感謝の言葉を述べます。

【簡単な自己紹介】
役員で司会進行を務める人の自己紹介を簡単に行います。

「○年○組の○○の母で○○と申します。本日は学級の役員で、司会進行を務めさせていただきます。」と、簡潔に述べます。

フリートークの時間になれば、自己紹介はいくらでもできるので、ここでは簡潔に終わらせます。

食べ始める前のスピーチのコツは、長くなりすぎないことです。温かいごちそうを前に、長々と話してしまっては、せっかくの料理が冷めてしまいます。

みんなに聞こえる声ではっきりと、手短に話しながら進めていきましょう。

【先生から一言、乾杯の音頭】
懇親会に担任の先生方も参加されている場合は、先生から一言いただき、乾杯の音頭を取ってもらいます。

いきなり先生を指名すると、びっくりしてしまうので、事前に簡単なスピーチと乾杯の音頭をお願いすることを言っておきましょう。

参加者の自己紹介を促す

乾杯が終わって、一口ずつ飲み物を飲み始めたら、参加者の自己紹介を促す言葉をかけましょう。

「それでは、料理や飲み物を楽しみながら、交流を深めるために順番に自己紹介をお願いします。子どもの名前、保護者の名前、趣味を教えて下さい。」

このように、単に「自己紹介をお願いします」だけではなく、「趣味」といった話しやすい項目を添えておくと、淡々と名前だけを言う流れにならずに盛り上がります。

フリートークを促す

参加者全員の自己紹介が終わったら、自由に会話を楽しめるように促します。

「それでは、お時間の許す限り、ごゆっくりとお楽しみ下さい。」と言っておくと良いでしょう。

飲み放題や食事プランの注意点がある場合は、ここで連絡しておきます。

締めの挨拶

スムーズに締めるには、時間に余裕を持っておくことが大切です。

飲みの席だと、話し込んでしまって長くなってしまうこともあります。店側も、次の予定があるのに、あまりゆっくりとされていては困りますね。

閉会の15分前には締めの挨拶ができるようにしておきましょう。

締めの挨拶は、以下の流れで行うとスムーズです。

  • 参加者への感謝の言葉
  • 二次会がある場合のお誘い
  • 先生から一言
  • 締めの挨拶

具体的にみていきましょう。

【参加者への感謝の言葉】
「本日は皆さんのおかげで楽しい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。名残惜しいですが、そろそろお時間となりましたので、いったん締めさせていただきたいと思います。」

始めも締めも同じように、参加者への感謝の気持ちを表して区切りを付けます。

【二次会がある場合のお誘い】
もう少し話がしたいという人のために、二次会をセッティングしている場合はここで伝えます。

「飲み足りないという方は、二次会を○○で行いますので、外で待機しているタクシーにお乗り下さい。」など、状況に合わせて伝えます。

【先生から一言】
最後に、担任の先生から一言いただきます。

先生が数名いらっしゃる場合は、始めの挨拶をお願いした先生とは別の先生にお願いします。

このときも、締めの挨拶で一言いただけるように、事前に先生に知らせておきます。

【締めの挨拶】
飲みの席では、スムーズに締めることが大切です。

締めの挨拶をしたつもりが、また話し始めて長くなってしまうことがあります。

「そろそろお時間となりましたので、お開きにします。」だけでは、伝わらないことがあります。

スッキリと解散するために、「締めの乾杯」や「一本締め」など、解散しやすい雰囲気を作りましょう。

乾杯や一本締めのあとは、すかさず「それでは、お忘れ物なさいませんよう、お気を付けてお帰りください。」と、解散を促します。

小上がりなら、履き物を出しておいたり、座布団を片付けたりして、役員が率先してスムーズに帰り支度ができるように行動します。

このように、役員で司会進行をしなくてはいけないときでも、おおまかな流れを頭に入れておいて、スムーズな進行をしていきましょう。

何を着ていく?周りの雰囲気に合わせた当日の服装

懇親会では、どのような服装で行ったらよいのでしょうか。

一番良いのは、学校や保護者の雰囲気に合わせることです。

他の保護者や先生とのつながりが深くなる集まりなので、あまりに周りから浮いてしまう服装、不快感を与えてしまう服装は避けましょう。

しかし、初めての懇親会では、学校や保護者の雰囲気がわからないことがあります。

そんなときは、最低でもNGファッションにならないように気をつけ、好感をもたれるような服装を目指すようにしましょう。

懇親会でNG!周りから浮いてしまう服装

ホテルでの懇親会では、フォーマルな服装で参加する保護者が多くいます。

そんな中、ジャージやデニムなどのカジュアル過ぎる服装は、周りから浮いてしまいます。

一方、居酒屋やバーレストランでは、カジュアルダウンした服装で参加する保護者が多くいます。

懇親会を行う場所を目安にコーディネートを考えるのも一つの方法です。

懇親会でNG!不快感を与えてしまう服装

派手な服装や、露出の多い服装は、他の保護者に不快感を与えてしまいます。

自分の好きな服装だとしても、懇親会の場にはふさわしくありません。

好きな服装はプライベートで楽しむようにし、懇親会では見た目の印象に気をつけてコーディネートを考えるようにしましょう。

こちらの記事では、懇親会の服装について、さらに詳しくお伝えしています。ぜひ併せてご覧ください。→小学校の懇親会では何を着る?好感度が高い服装で印象美人に

お友達の保護者や先生方と親睦を深めよう!

小学校の懇親会についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

他の保護者や先生方と親睦を深めるために、今回ご紹介した以下の6つの話題をもとに、近くの人と会話をすることが重要です。

  • 話題1 目の前の料理の話題
  • 話題2 出身地
  • 話題3 趣味
  • 話題4 休日の過ごし方
  • 話題5 通っている美容院
  • 話題6 学校での子どもの様子と家での子どもの様子

そして、役員になると、日にちの確定や出欠のとりまとめ、当日の司会進行など、慣れていないと慌ただしくなります。

役員に決まったら、懇親会までの動きと当日の進行の仕方を確認しておきましょう。

懇親会までやることは以下の2つです。

  • 懇親会の日時決定
  • 案内状の送付

そして、当日の進行の仕方は以下流れで行います。

  • 始めの挨拶
  • 参加者の自己紹介
  • フリートーク
  • 締めの挨拶

初めての懇親会で緊張するかも知れませんが、良く話す人や雰囲気作りの上手な人など、さまざまな人がいます。

まずは、隣り合った人や向かい合った人と会話を交わして、交流を深めていきましょう。

役員に選ばれたとき、司会進行役が不安であれば、数人でチームを組んで懇親会を進めていくと良いでしょう。

素敵な懇親会になると良いですね。

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