子供と何して過ごしたら良い?家族が揃ったときの休日の過ごし方
休日はどんなことをして過ごしていますか?
アウトドア好きな家庭なら休日はお出かけ、インドア派ならおうち遊びを楽しむというように、家庭によって過ごし方は違います。
親にとっては、せっかくのお休みだからゆっくり過ごしたいという思いがあるかも知れません。
しかし、小学生の子供を持つ親は、子供の遊び相手になったり、お出かけの予定を立てたりして大変と感じている人もいます。
また、子供が一人でゲームやテレビを観ているので、不健康にならないか不安に感じている人もいて、親の気持ちにもさまざまなものがあります。
ここでは、小学生の子供と過ごす休日の過ごし方について、過ごし方のアイディアをご紹介します。
Contents
みんなは何をして過ごしているの?小学生の休日の過ごし方
休日は何をして過ごしていますか?
- いつもよりのんびりと過ごす
- お出かけの予定を入れて楽しむ
- テレビやゲーム三昧
などなど、学校が休みで、小学生の子供が家にいる休日は、家庭によってさまざまな過ごし方があります。
夫婦共働きの家庭では、仕事がお休みでも子供との遊びに付き合って体を休ませられない、ということがありますね。
しかし、子供が親と一緒に遊びたがるのは子育て中のわずかな期間だけです。
いずれ、こちらが一緒に遊ぼうと誘っても断られる日が来ます。
例に出したように、家族でのんびりと過ごしたり、お出かけをしたりして楽しむことで、家族の思い出が深まります。
一方、子供と遊ぶ時間が持てず、一日中ゲームやテレビばかり見て過ごす小学生もいます。
たくさんの楽しいゲームや面白い番組があり、子供は飽きずに見続けてしまいますが、「ゲーム障害(※)」などの依存症が心配です。
※ゲーム障害…「ゲームをやめられない」、「他のことへの興味が薄れる」、「日常生活に支障をきたす」状態が1年以上続くこと
世界保健機構(WHO)では「ゲーム障害」を新たな疾病として認定しています。それだけ、ゲームは広く生活の中に浸透しているのです。
また、子供の未熟な脳を育てるためにも、メディアに関わる時間は最低でも2時間以内におさめたいところです。
健やかな子供の成長のためにも、家族が集まる休日は親子で楽しい思い出作りができる一日を過ごすことをお勧めします。
では、小学生の子供を持つパパやママは、休日を一体どのように過ごしているのでしょうか。
子供と一緒に楽しめる時間をもとう!6割の家庭が家族で過ごす休日
「博報堂こそだて家族研究所」が行なったオンラインアンケート調査では、全国の子育て中のママ405名を対象に普段の休日の過ごし方についてリサーチしています。(調査期間2017年5月29日~2017年6月9日)
そのアンケート調査によると、休日の過ごし方について以下の結果が得られました。
- 家族全員が一緒に過ごす…60%
- パパが一人の時間を過ごせる…17.3%
- ママが一人の時間を過ごせる…3.5%
- 上の子&パパ、下の子&ママのようにチームに分かれて過ごす…1.2%
- 子供は習い事で夫婦の時間を過ごせる…2.7%
- 家族全員が別々に過ごす…7.9%
- その他…7.4%
実に6割の家庭が、休日を家族で過ごしています。
平日勤務のパパやママは、平日は忙しくて子供とゆっくり遊べる時間は休日しかない、という家庭もあります。
では、いったいどんなことをして過ごしたら良いのでしょうか。
一番は子供が好きなことを一緒にやって過ごすことです。
とはいえ、親が苦手な遊びを提案してくる場合もあります。そんなときは無理せずに断って、別の遊びを考えましょう。
虫取りが好きな子どもに「一緒に虫取りしよう!」と言われても、虫が嫌いなママだったら、足がすくんでしまいますね。
親子で一緒に楽しめる遊びを見つけてみて下さい。
普段の子供の遊びを見ていると、休日の遊びにつながるヒントが見えてきます。
遊び方の個性が光る子供たち 休日は普段の遊びから発展させよう
学年が同じ子でも、性格に違いがあるように、遊び方にも個性があります。
絵を描くのが好きな子、ボール遊びが好きな子、虫の観察が好きな子、漢字が好きな子…さまざまな興味をもった子がいます。
こうした子供が持っている興味は、親が何か働きかけなくても、子供自身で動いて遊びにしてしまいます。
たとえば、絵を描くのが好きで、いつも鉛筆描きを楽しんでいる子なら、休日は大きな画用紙にさまざまな画材で絵を描かせるなど、休日の時間があるときならではの興味の伸ばし方をしてあげると、子供はとても熱中します。
他にも、以下のように休日に興味を延ばしてあげる方法があります。
- ボール遊びが好き…パパやママが相手になってサッカーやバレーボールを楽しむ
- 虫の観察が好き…図鑑を持って虫を探しに行く
- 漢字が好き…漢字のカードゲームを一緒に楽しむ
このように、子供と一緒の時間を過ごすときは、子供の興味を引き出す時間にしても良いのです。
ゲームやテレビの時間が長くなると、子供がいま興味を持っていることを見つける時間が短くなります。
ゲームやテレビに興味がある子は、「ゲームは1時間まで」などとルールを決めて、その範囲内で楽しく遊びましょう。
子供と過ごす休日の理想と現実 満喫しておきたい親子時間
休日は子供と一緒の時間を過ごそうと思っても、起床時間が遅くなったり、ダラダラしたりしているうちに、「あっという間にお昼になっちゃった!」…ということもあるかもしれません。
休日も、なるべく学校に行くときと同じような生活リズムを心がけると、親子で楽しく過ごす時間が有意義に過ごせます。
休日の過ごし方は家庭ごとに違って当然なので、正解はありません。
ただ、子供が健やかに成長できるように、小学生のうちから親子の時間をたっぷりと設けて、コミュニケーションをとることが大切です。
テレビやゲームをするときも、子供一人でやらせるのではなく、親も一緒に楽しむと共通の会話ができて、理解が深まります。
平日は忙しくて子供との時間はとれない、休日も疲れていて子供と遊んでいられない…結果、子供一人で遊んでいる…という現実を抱えて過ごしている家庭もあります。
「ダラダラ過ごしてお昼に…」なら、まだ良いのですが、忙しくてあっという間に子供が大人になってしまったら、ちょっと寂しいですね。
「パパと遊びたい」、「ママと遊びたい」と言っている時期も、小学校中学年あたりから見られなくなっていきます。
子供が少しずつ成長している証ですが、側で寄り添って見ていられる時期を過ぎたと思うと、「もっと遊んでおけば良かったかな」と思い残すこともあります。
子供が親を誘ってくれる時期なら、ぜひ、休日は一緒の時間を満喫して下さい。
家族で一緒の時間を過ごすと言っても、休日のたびにテーマパークなどのお金のかかるところに連れて行かなくても大丈夫です。
家族みんなで楽しめるスポットは、お金をかけなくてもいくらでもあります。
子供と一緒に楽しめる!お金をかけずに遊ぶアイディア
家族で過ごす休日に、お金をかけずに遊べるスポットを見ていきましょう。
- 近所の公園
- 無料施設の利用
- 無料イベントへの参加
- 大型ショッピングモールや施設のキッズコーナー
ほかにも、こちらの記事では、お金をかけずに遊ぶ方法をさらに詳しくご紹介しています。
おうちで遊ぶ方法についてもお伝えしていますので、ぜひ併せてご覧ください。→小学校がお休みの日はどう過ごす?お金をかけずに遊ぶ方法
親と子の時間をバランス良く 親が自分の時間を作ることも大切
広い心をもって子供と接するためには、親に心の余裕がないとできません。
「休日くらいは子供と一緒に遊んであげたい…」と思っていても、平日にたまった家事や仕事をこなしている内に、遊ばずに終わってしまうというママの声もあります。
やることが多い中、子供の「遊んで攻撃」が始まると、ついイライラしてしまうというママも。
そんなときは、一週間のなかで短時間でもママがリフレッシュできる時間を捻出してみましょう。
家事が大変なら、ロボット掃除機などの家電に味方になってもらう方法もあります。
また、パパに子供を見てもらったり、町の子育て支援サービスを使ったりして、ほんの少しの時間でも一人の時間を作ると、毎日の忙しさから少し解放されてストレス解消になります。
他にも、子供と離れて自分の時間を作るには、以下の方法があります。
- 仲良しの友達の家でみてもらう
- 祖父母の家にあずける
仲良しの友達の家でみてもらう場合は、一方的にあずけるだけにならないように配慮しましょう。
子供をみてもらったお礼に、次は自宅で子ども達を預かるか、それができなければ、お菓子や飲み物を持って行くなど、相手にばかり負担がかからないように気をつけます。
祖父母にあずけるときも、前もって予定を立ててから預けるようにしましょう。
自分の時間を満喫できれば、少し余裕を持って子供と過ごせるはずです。
「時間の捻出が難しい…」と嘆くよりも、人に頼ったりロボット家電に頼ったりして、上手に自分の時間を作ってみて下さい。
子供と離れて過ごす時間があると、ママも子供も新しい発見をすることがあります。
友達の家で触れたことのないピアノに触れて興味を持ったり、パパとサッカーをしてボール使いが上手だったりと、子供の興味が花開く瞬間があります。
子どもと一緒に過ごす時間が苦痛に感じてしまう前に、一呼吸おいてリラックスしてみて下さい。
親だけで過ごす時間と、子供と一緒に過ごす時間にはバランスが大事です。
定期的に自分の時間が確保できるようになれば、時間の使い方にメリハリが出て、子供との時間を楽しく過ごせるようになります。
親子で過ごせる時間は意外と短い!子供との休日を楽しもう
子供の休日の過ごし方について、遊びの見つけ方や親の関わり方などを交えてご紹介しましたが、いかがでしたか?
子供と遊ぶのが苦手…という人でも、「子供の興味を伸ばしてあげられる遊びを提案し、お手伝いする」と考えれば、苦手意識も薄れるのではないでしょうか。
ここでご紹介した子供との休日の過ごし方について、おさらいしてみましょう。
- 子供の興味を引き出す遊びを一緒に楽しむ
- お金をかけずに遊べるスポットへ出かける
- 近所の公園
- 無料施設の利用
- 無料イベントへの参加
- 大型ショッピングモールや施設のキッズコーナー
子供は、いつか一人で、もしくは気の合う友達同士で遊ぶ日が来ます。
「パパ」「ママ」とくっついてきた時期も終わりを迎える日が来ます。
子供と過ごす時間に後悔の無いよう、家族で過ごす休日の過ごし方を見直してみませんか?
毎週毎週お出かけに連れて行くのが難しくても、月に数回子供と思いっきり遊んだり体験したりすることで、親も新しい発見ができてリフレッシュできるはずです。
休日の楽しい思い出がたくさん増えますように。