忘れ物を減らしたい!身につけるべき習慣とチェック表の活用


「きょう、○○忘れちゃった。」

と、子供から忘れ物の報告を受けることが多くなっていませんか?

もしかすると、忘れ物をしやすい習慣が付きつつあるのかも知れません。

休み明けや始業式後などは、子供自身が緊張しているので忘れ物が少ないのですが、日が経つにつれて忘れ物が増えていたら要注意です。

子供が帰宅してからどんな行動をしているのかを確認し、忘れ物をしにくい習慣がつくように切り替えていきましょう。

元々、忘れ物が多い子も、習慣づけで忘れ物は減らせます。

ここでは、忘れ物防止のために役立つ毎日の習慣や、忘れ物チェック表の活用法、便利な忘れ物防止アイテムについてご紹介します。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

継続が大事!忘れ物を「なくす」より「減らす」ようにしよう

「忘れ物はなくならない」

学校から子供が持ってきたお便りに書いてあり、ハッとしました。

子供が通う学校の取組みで、「忘れ物を防止するための取組み」が行なわれています。

大人でもうっかりミスしたり、忘れてしまったりすることはあります。

そのため、忘れ物を完全になくすことは難しいようです。

しかし、「忘れ物を減らす」ことは努力すればできます。

忘れ物が多い子は、最初から「忘れ物しないぞ!」と意気込んでいても、忘れ物をしてしまった後にかなりモチベーションが下がってしまい、これまでより忘れ物が多くなることもあります。

完璧を目指して取り組むより、「忘れ物を少なくしよう!」と段階的に取り組むと、続けやすくなります。

忘れ物防止のために、やっておきたい習慣や、チェックリストについてみていきましょう。

子供の忘れ物がグッと減る!すぐやっておきたい毎日の習慣

子供が毎日のように忘れ物をしてしまう場合、毎日の習慣を変えることで改善することがあります。

スピード勝負!「明日の準備」はすぐにやろう

たとえば、学校から帰宅した後、そのまま遊びに行く場合をみていきましょう。

子供は明日の準備など忘れて一日を終え、そのままランドセルを背負って学校にいってしまうことがあります。

当然、広げた教科書類は、昨日の物と同じです。

国語や算数は高確率で使うとしても、他の教科では忘れ物扱いになってしまいます。

こうした場合は、「明日の準備ができていない」ことが原因なので、帰宅後の生活の中に、「明日の準備をする」習慣を入れましょう。

確実なのは、帰宅後すぐに「明日の準備をする」ことです。

そのために、時間割や教科書類は、ランドセルを置く場所の近くに置いておきましょう。

時間割をランドセルの時間割ポケットの中に入れておくのもオススメです。

ランドセル置き場から時間割や教科書類が遠いと、「明日の準備」が子供にとってかなり面倒な作業に感じてしまいます。

帰宅してすぐに準備ができるよう、ランドセルや教科書類をリビングに置いておいても良いですね。

子供は準備しやすく、親も確認しやすくなります。

今日のうちに「明日の準備をする」ことが、忘れ物防止に役立つ一番の習慣です。

必要なものが一目瞭然!「整理整頓」を心がけよう

忘れ物を防止するための習慣として、もう一つ大切なのは、「整理整頓ができること」です。

教科書類が部屋のあちらこちらに散らばっている…、プリント類はどこにいったか分からない…など、家の中がごちゃごちゃしていると、見つけたいものが見つかりにくく、忘れ物をしやすくなります。

普段から、「使った物を元の位置に戻す」、「要らない物を捨てる」など、整理整頓できる習慣をつけていきましょう。

とくに、「使った物を元の位置に戻す」習慣が身についていると、忘れ物をしにくくなります。

学童でよく忘れられる帽子や服は、脱ぎっぱなしのまま忘れられることが多く、「元の位置」や「決まった位置」に置いておけば忘れにくくなります。

見ればバッチリ!毎日の持ち物に便利な「忘れ物チェック表」

2つの習慣を身につけていても、忘れ物をするときはします。

忘れ物は、家から学校に持って行く物だけに起こるのではなく、学校から家に持ってくる物、学校から塾、児童館から家など、さまざまな所で起こります。

子供がよく忘れる物は何か、どこで忘れることが多いかを把握しておくと、対策をたてやすくなります。

確実に忘れ物を減らすために、持ち物を書いたチェック表を活用しましょう。

いつも忘れる物がある場合や、決まった場所での忘れ物が多い場合には、その忘れ物を必ずチェック表に入れておき、その場所で確認できるようにしましょう。

家から学校へ持って行く物のチェック表

忘れ物の多くは、学校に行くときに起こります。毎日持って行く物の例を見てみましょう。

  • 宿題
  • 勉強道具(教科書、ノート、下敷き、筆箱)
  • 連絡帳
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • 体操服
  • 給食当番セット
  • 歯ブラシ&コップ

この8つが、毎日持って行く物の例です。

他にも、音楽があれば鍵盤ハーモニカを持って行ったり、プールがあれば水着を持って行ったりします。

そんな「時々持って行く物」は、普段のチェック表に一緒に書いてしまうと混乱してしまいます。

そのため、必要な時に貼ったり剥がしたりできるように、画用紙やコピー用紙などの紙に項目を書き込んでおき、貼って剥がせるテープでチェック表の近くに貼っておけばOKです。

できれば、子供が見やすいように、イラストをつけると確認しやすくなります。

学童から自宅へ持って行く物のチェック表

学童に通っている子のなかには、家に帰るときに忘れ物をしてしまう子もいます。

次の日に学校で使わなくてはいけない物を忘れてしまっては大変ですね。

学童に忘れやすい物をチェックしてみましょう。

  • 宿題
  • 筆箱
  • ハンカチポシェット
  • 帽子

学童では、宿題の時間に「宿題」や「筆箱」を出したまま、忘れてしまうことがあります。

また、外遊びをするときに邪魔になる「ハンカチポシェット」や、「帽子」を置きっ放しにして忘れることもあります。

ジャージの子は、暑くて脱いだ上のジャージを忘れてしまう子もいます。

学童に自分専用のロッカーがあれば、そこに「忘れ物チェック表」を貼らせてもらうと良いでしょう。

ロッカーがなければ、時間割のようにランドセルの時間割ポケットの中に「忘れ物チェック表」も入れておきましょう。

忘れ物防止に心強い味方!こんなおたすけアイテムもあり

忘れ物がなかなか減らない子におすすめなのが、『チェキマグ』です。

これは、子育て商品を取扱っている「あんふぁにショップ」で販売されている便利アイテムです。

『チェキマグ(チェッキー・マグネット)』は、大きめの丸いマグネットに学校で使うアイテムが描かれたものです。

冷蔵庫やホワイトボード、玄関の扉などにつければ、その日の忘れ物防止に一役買ってくれます。

マグネットに貼れるシールタイプもあるので、用途に合わせて使えます。

《チェキマグ 詳細》
●セット名…「小学校必須マグネットセット」
●価格…1,380円(税別)
●セット内容…給食白衣、体操服、上履き、宿題、連絡帳、水筒がそれぞれ描かれた●マグネット6個
●サイズ(マグネット1個分)…直径57㎜

可愛らしいデザインで、ホワイトボード用マーカーで書き込みができるので、子供が自分から使いたくなるアイテムです。

ホワイトボードにチェック表を貼って、特別な物はチェキマグを使うなど、合わせ使いもできるので、ぜひ活用してみてください。

もうひと頑張り!ママの最終確認で子供に芽生える「自信」

子供の忘れ物を減らしたいなら、親も一緒に明日の準備に付き合ってあげましょう。

「もう小学生なんだから、自分のことは自分でやってほしい」という親の思いもありますが、自分の力でやっても忘れ物ばかりしていては、子供の自信がなくなってしまいます。

「ぼくは忘れ物ばかりする子だ」

「自分ではできない」

と、消極的になったり投げやりになったりする前に、できることを増やして自信を持たせてあげましょう。

親と一緒にランドセルの中身を確認する習慣が付けば、今度は一人で確認する習慣が付いてきます。

忙しいパパやママにとっては大変な作業ですが、子供とのコミュニケーションもとれるので、しばらく付き合ってあげてください。

楽しく無理なく忘れ物を減らして、笑顔の毎日を過ごそう

子供の忘れ物を防止するための習慣や、チェック表の活用法についてご紹介しました。

習慣づけには時間がかかることがあるので、楽しく行えるように「ランドセルチェックの後はおやつにしよう」と声をかけるなどして、気分を盛り上げると良いでしょう。

チェック表は子供と一緒に作っても楽しめます。

今回ご紹介したことを、もう一度おさらいしてみましょう。

《毎日の習慣で忘れ物を防止》

  • 帰宅後すぐに「明日の準備をする」
  • 普段から整理整頓を心がける

《チェック表で忘れ物を防止》

  • 毎日持って行く物のチェック表をつくる
  • 不定期で持って行く物の項目は、必要に応じて貼る

《家から学校へ持って行く物のチェック表》

  • 宿題
  • 勉強道具(教科書、ノート、下敷き、筆箱)
  • 連絡帳
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • 体操服
  • 給食当番セット
  • 歯ブラシ&コップ

《学童から自宅へ持って行く物のチェック表》

  • 宿題
  • 筆箱
  • ハンカチポシェット
  • 帽子

毎日の習慣づけとチェック表の活用ができれば、子供の忘れ物が次第に減っていくことでしょう。

また、忘れ物を少しでも減らすために、便利なアイテムを使ったり、親が協力したりすることも大切です。

あまりにも子供の忘れ物が目立って仕方ない場合は、何らかの障がいや病気を持っている可能性があります。

その場合は、他の解決方法が必要となるので、今回ご紹介した方法で解決しなくても気を落とさないで下さい。

子供に合った方法を探っていくのが大切です。

親子で楽しく忘れ物防止に取り組めると良いですね。

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