小学校に持って行く雑巾のサイズを知りたい!どうやって作るの?


学校が始まって間もなく、もしくは大掃除の時期に学校から雑巾を持ってくるように言われることがあります。

どんな雑巾を持って行ったら良いのか、細かく指定があれば用意しやすいのですが、「雑巾を持ってきて下さい」の一言しか連絡が無いこともあります。

一体どんな雑巾を持って行ったら良いのか、困ってしまいますね。

雑巾を使うのは子どもなので、子どもの手に合わせた大きさが適したサイズです。

ここでは、小学生に使いやすい雑巾についてお伝えし、手の大きさに合わせて作る雑巾の作り方をご紹介しています。

また、お裁縫が苦手な人のための既製品を使った裏技をご紹介します。

雑巾作りにチャレンジする方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

小学校で使う雑巾のサイズはどのくらい?ヒントは使いやすさ

小学校に持って行く雑巾には、サイズや縫い方の指定がある場合とない場合があります。

小学生に使いやすい雑巾について考えながら、どんな雑巾を持たせたら良いのか探っていきましょう。

小学生が使いやすい雑巾ってどんなもの?

小学生と言っても低学年~高学年では、手の大きさや力加減に違いがありますね。

子どもに使いやすい雑巾を作るコツは、扱いやすさを第一に考えることです。

扱いやすい雑巾は、「子どもに使いやすい大きさ」と「絞りやすさ」がある雑巾です。

特に低学年の子は、雑巾を絞る力が弱いことや、大きすぎると扱いにくいことから、学校側から雑巾のサイズについて指定されることが多いです。

指定ありの場合はその通りに作り、指定がない場合は学年ごとに使いやすい雑巾を作ることをおすすめします。

雑巾サイズや厚みの「指定なし」の場合

学校から持ってくる雑巾について特に指定がない場合、以下のサイズを参考にしてください。

《低学年~中学年、手が小さい子用》
薄いタオルを半分に切り、4枚重ねで折ったもの

《中学年~高学年、手が大きい子用》
薄いタオルを半分に切り、2枚重ねで折ったもの

手が大きい子用の雑巾は、大人が使うサイズと変わりありませんが、手が小さい子用の雑巾は、片手で拭くときや両手で拭くときに扱いやすいサイズになっています。

特に低学年では、大きな雑巾を二枚折りにして力を込めて拭くのが難しい子が多くいます。

拭いている途中で形が崩れてしまったり、うまく力を込められなかったりして、掃除は大変という印象を持たせてしまいます。

しっかりと厚みがあり、手の大きさに合うサイズを用意してあげましょう。

一番の悩みどころ!新品で縫う?それとも使い古しで縫う?

いざ雑巾を縫おうとして悩むのが、新品のタオルから作るか、使い古したタオルからつくるか…という問題です。

学校側から指定があれば、それに従います。

指定があるときはたいてい「新品のタオルから雑巾をつくってください」といった内容です。

その理由は、雑巾が使われる場所に関係しています。

子ども達が学校に持ってきた雑巾は、以下の場面で使われます。

  • 給食台拭き
  • 机拭き
  • 窓拭き、ガラス拭き
  • 床拭き
  • 流し拭き

「雑巾=床拭き」のイメージが強くありますが、学校では他の場所も雑巾で掃除をします。

例えば、学校では勉強をするのも給食を食べるのも同じ机で行うため、「テーブル(食卓)ふきん」と呼ばず、机用の「雑巾」を使って拭きます。

給食台や子どもの机、流し拭きなどは、衛生面を考えて綺麗な新品のタオルから作られた雑巾で拭きます。

使い古しの雑巾は、床拭き用やトイレ掃除、玄関掃除にまわります。

そのため、学校に持って行くときは、なるべく新品のタオルから作った雑巾を持って行くと、さまざまな場面で使いやすくなります。

実際に縫ってみよう!【低学年~高学年別】雑巾の作り方

先ほど、ご紹介したサイズの雑巾を実際に作ってみましょう。

作るときは手縫いでもミシンでもどちらでも大丈夫です。

まずは、低学年~中学年の手が小さい子が使う雑巾の作り方をみていきましょう。画像では、縫い目がわかりやすいよう、太めの糸で目立つように縫っています。

実際に縫うときは、白糸を使うと縫い目が目立ちません。

《低学年~中学年、手が小さい子用》
薄いタオルを半分に切り、4枚重ねで折ったもの

材料…薄いタオル1枚、針、糸、ハサミ

【作り方】
1 薄いタオルを用意します
雑巾のつくり方

2 薄いタオルの両端(厚くなっている部分)を切り落とします
雑巾のつくり方

3 タオルを半分に切ります
雑巾のつくり方

4 切った一枚を中表(※)にして半分に折り、端と端を合わせた部分を縫います
雑巾のつくり方

雑巾のつくり方

5 縫った部分がほつれないように、生地を裏返します
雑巾のつくり方

6 さらに半分に折り、端と端を合わせた部分を縫います
雑巾のつくり方

雑巾のつくり方

画像8のように、斜めに縫うときはまち針を縫う方向に指しておくと、よれずに縫うことができます。

7 タオルを一筆書きの要領で縫います
雑巾のつくり方

8 最後にのこった直線を縫って、できあがりです。
雑巾のつくり方

※中表…生地と生地を合わせるときに、中(内側)が表になるようにすること。

2枚目を縫うときは、切ったもう一枚のタオルを使って3~6を繰り返します。

バッテンにして縫う理由は、合わせた生地がよれないようにするためです。

ナミナミのデザインにしたり、グルグルのデザインにしたり、可愛いデザインで雑巾を手作りしてくる人もいます。

次に、中学年~高学年が使う手が大きい子用の雑巾の作り方をみていきましょう。

《中学年~高学年、手が大きい子用》
薄いタオルを半分に切り、2枚重ねで折ったもの

材料…薄いタオル1枚、針、糸、ハサミ

【作り方】
工程1~5までは低学年~中学年用の雑巾の作り方と同じなので、写真はそちらで確認して下さい。

1 薄いタオルを用意します
2 薄いタオルの両端(厚くなっている部分)を切り落とします
3 タオルを半分に切ります
4 切った一枚を中表(※)にして半分に折り、端と端を合わせた部分を縫います
5 縫った部分がほつれないように、生地を裏返します
6 タオルを写真のように一筆書きの要領で縫います
雑巾のつくり方

7 最後に残った直線を縫います
雑巾のつくり方

雑巾のつくり方

※中表…生地と生地を合わせるときに、中(内側)が表になるようにすること。

2枚目を縫うときは、切ったもう一枚のタオルを使って3~6を繰り返します。

手縫いは時間がかかりますが、余裕があればトライしてみて下さい。

手縫いすると、ミシン縫いに比べて糸のツッパリが少なく、雑巾の柔軟性が増すので絞りやすくなります。

今回縫った雑巾2枚の大きさを比べるとこのようになっています。
雑巾のつくり方

折り方を工夫すれば、中間の大きさの雑巾や、さらに小さな雑巾も作れます。

裁縫が苦手でも大丈夫!100円ショップの雑巾でカンタン手作り

裁縫が苦手だけれど、指定サイズの雑巾を用意しなくてはいけない場合、100円ショップの雑巾を活用しましょう。

100円ショップでは、通常サイズの雑巾が2~3枚入りで販売されていることが多く、高学年用にはそのまま持って行くことも可能です。

低学年や手が小さい子用には、サイズを小さくして作る必要がありますが、既製品を使って手間無く仕上げていきましょう。

ここでは、《低学年~中学年、手が小さい子用》の小さめの雑巾を厚みはそのままで作る工程をご紹介します。

材料…市販の雑巾1枚、針、糸、ハサミ

【既製品からの作り方】(厚みはそのまま)
1 市販の雑巾を半分に切ります
2 切った部分を5㎜~1㎝内側に折り、アイロンをかけます
3 折ってアイロンをかけた部分を縫います

2のアイロンがけは、3で縫いやすくするための工程です。まち針で固定して縫うこともできます。

このように、お裁縫が苦手でもサイズを変えて簡単に作ることができます。しかも、工程はたった3ステップと簡単なので、お裁縫の練習としてもお勧めです。

簡単手作りで使いやすい雑巾 サイズを調整して作ってみよう!

小学校で使う雑巾のサイズや作り方についてご紹介しました。

子どもの手の大きさに合わせて作った雑巾は、扱いやすく絞りやすいのが特徴です。

今回お伝えしたことをもう一度おさらいしておきましょう。

【学校からサイズ指定がない場合の参考サイズ】

  • 低学年~中学年、手が小さい子…薄いタオルを半分に切り、4枚重ねで折ったもの
  • 中学年~高学年、手が大きい子…薄いタオルを半分に切り、2枚重ねで折ったもの

手縫いでもミシン縫いでもどちらでも雑巾はできますが、ふんわりと柔らかく絞りやすい雑巾に仕上げるなら、手縫いをお勧めします。

とはいえ、雑巾に時間をかけていられないというママは多いです。

ミシン縫いをする場合は、糸の長さを長めにして縫うと良いでしょう。

お裁縫が得意でなくても作り方を参考に、ちょっとトライしてみようかな、と思っていただければ幸いです。

子どもの手に合った使いやすい雑巾をぜひ作ってみて下さい。

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