ママ友ランチの断り方。印象を悪くしないテクニックを身に着けよう


「ママ友ランチ、行きたくないな」「でも断るのも面倒だし…」と言って、無理してランチに参加していませんか?

行きたくないことに時間を割くなんて、もったいない!上手な断り方のテクニックを、身に着けてしまいましょう。

ここでは「ママ友に印象を悪くしない」ランチの断り方を、あれこれご紹介!筆者の10年間のママ人生と、心理学の知識をからめてお伝えしていきます。

断り方のスキルを身に着け、浮いた時間とお金を自分のために使いましょう!

ママ友ランチの断り方:基本の3ステップ

まず基本の3ステップと、効果的な使い方をマスターしましょう。実際に使うことで、どんどんストレスなく断れるようになります!

印象を悪くしない3ステップとは

ママ友ランチを断る際、以下の3ステップさえ取り入れれば、印象が悪くなりにくいですよ。

【1】クッション言葉
【2】ランチに行けない理由
【3】クロージングの言葉

たとえば、

「お誘いいただいたのに申し訳ないのですが、最近お腹の調子が悪くて、いろいろと食べられないんです。体調がよくなりましたら、こちらから連絡します。」
「あー、ごめん、行きたいんだけど明日は義理の両親が来るんだよね。また誘って!」

という感じです。どちらの例も、基本の3ステップを踏んでいます。ただママ友との関係性によって、言い方の違いがあるだけですね。

【1】のクッション言葉は、接客業でもよく使われます。クッション言葉は、相手への配慮や思いやりを示す「気遣いの言葉」とも言い換えられるでしょう。

心理学的に「人は気遣いを受けると、怒りや体のマイナス反応が減る」というデータがあります。

クッション言葉は他にも、

  • 「すみませんが」
  • 「せっかく誘ってくれたのだけど」
  • 「本当に残念なんだけど」

など、さまざまなバリエーションを用意しておきましょう。応用編としては、ランチに誘ってくれた感謝の気持ちを言葉で表すスキルです。

「ありがとう」と言われて嬉しくない人は、ほとんどいません。

心理学的にも、感謝の気持ちを大切にすることでのポジティブな効果が認められています。人間関係にも、よい影響を与えます。

「誘ってくれてありがとう!本当に残念なんだけど、来週はどうしても仕事が休めなくて…。落ち着いたら声をかけるね。」

さらっと一言「ありがとう」だけでも構わないですし、「ありがとう」がしっくりこなければ「楽しそう!」「あ~行きたいなぁ」などでもよいでしょう。

相手の気持ちになって考えると、わかりやすい!気分がよくなれば、断られても不快感を抱きにくくなりますよね。

女優になったつもりで

ママ友ランチに誘われた時、心の奥底ではどう思っていますか?

「頻繁にランチしていて暇だな」「どうせ低レベルのランチ会でしょ」などと、小馬鹿にしている人もいるかもしれませんね。

意外と心の内って、出てしまうもの。

印象を悪くしない3ステップも、「棒読み」「無表情」では感じが悪いです。大げさなリアクションもわざとらしいですが、ある程度は感情をこめられるとよいですね。

普段から「リアクションが薄い」「反応が悪い」と言われがちな人は、特に気をつけましょう。

絶妙な「理由」のストックをしておこう

ママ友ランチの断り方。基本の3ステップの2番目「ランチに行けない理由」を深く掘り下げていきます。

「さらっと」断るのもよいけれど

3ステップは、失礼に当たりにくい基本の断り方です。

しかし「ちょっと用事があって…」「すみません、都合がつかなくて…」など、理由を言わずにさらっと断る。これで済むならラクですよね。

陰で何か言われていても、それは知るよしもないのですから。

相手があまり細かいことを気にしないママ、優しく察してくれるようなママでしたら、何の問題もないかもしれません。

しかし可能であれば、さらっとでも理由を言いましょう。理由を言ってくれないことで、距離を置かれたように感じて不快になるママもいます。「実はランチ自体が嫌なのかな」と思われることもあるかもしれません。

理由があれば、単純に「理由があるなら仕方ない」という気持ちにもなりやすくなるのですね。

「印象を悪くしない」理由を!

フルタイムで仕事、介護をしているなどのママは、当然それが理由になります。

問題は、時間もお金もあるけどランチに行きたくない人や、実際に忙しいけど理由は秘密にしておきたい人。できるだけ多くの「ウソの理由」をストックしておきましょう。

【用事編】

  • 「今日中に役所に行かなければいけなくて」
  • 「クール便の荷物が届くから家にいないと」
  • 「○○の手続きとか振り込みとかで忙しくて」
  • 「頼まれ事があって実家に行かなければいけないの」
  • 「その日は歯医者の予約が入っていて」
  • 「その日はハウスクリーニングの業者が来るんだ」
  • 「その日はガス点検があるから家にいないと…」

前半は主に今日明日での断る理由。後半は少し先の日程でも断れる理由です。さまざまなパターンでストックしておくと、必要な時にさっと取り出せますよ。

【体調不良編】

  • 「風邪が長引いていて…うつすといけないから」
  • 「最近、下の子の咳がひどいの」
  • 「更年期なのかな…この頃毎日片頭痛がしていて」
  • 「すぐに胃が痛くなるんだ。食事量も減らしているの」
  • 「生理が来ちゃって…最近生理痛がひどくてさ」

体調不良は、お子さんの体調でも自分の体調でも。筆者の友人は「旦那が熱で会社を休んでいて。ほんと困っちゃうよ」とウソをついていました。

【お財布事情編】

  • 「今月は家計が厳しくて…」
  • 「最近、本当にピンチ!もう、お金がない~~!」
  • 「今月はお小遣いがもうなくなっちゃってさぁ」
  • 「子どもの習い事で予想外の出費が…」
  • 「旦那に出費を減らせと怒られちゃって…」

「安いお店にするから」「今回はおごるよ」と言われたら困ってしまう?「余裕ができたら私の方から誘うから」などと言うしかないですかね。

多くのストックの中から実際に理由を選び出す時のポイントは、「相手を不快にさせない」こと。その理由は、相手から見て自慢げに聞こえないでしょうか?

たとえば、「ハウスクリーニングの業者が来る」「まつ毛パーマの予約」などは、「そんなことにはお金を使えない」ママは不快になりがち。

同様に「子どもが習い事のコンクールに出るんだけど、いろいろ費用がかかるの」なども、自慢にとられがちです。

ストックしておいた理由を選び出す時、「このママにとって不快でないか」。心の中でフィルターにかけてから、言えるとよいですね。

ウソがばれないように!

バレやすいウソの理由は、やめておいた方が無難。相手のママが近所に住んでいる場合、特に気をつけましょう。

  • 「来客がある」はずが、誰も来ていない様子
  • 「体調不良」のはずが、ピンピンしている
  • 「金欠」のはずが、洋服やバッグを買っている

どんな理由にせよ、「近所」「同じアパート・マンション」はバレやすいですよね。

また、「いつ誰にどんなウソをついたか」も覚えておくようにしましょう。後でボロが出ないよう、つい忘れがちという人は気をつけたいところです。

今後そのママ友とランチしたいの?

ママ友ランチの断り方。基本の3ステップの3番目「クロージングの言葉」について、深く掘り下げていきます。

今後もランチに誘ってほしい場合

ママ友ランチ。状況はそれぞれだと、お察しします…。

  • 月に2回は、頻度が高すぎる!
  • 子どものサッカーのママ友だから断りにくい
  • ご近所さんで、一生のつき合いだし…

「参加しなかったら嫌われるかも」と断れないママもいるかもしれませんし、「楽しいから月1回ぐらいなら行きたい!」というママもいるかもしれませんね。

いずれにせよ、たまにはランチしたい、また誘ってほしい場合。クロージングの言葉は大切です。

  • 「また誘ってください!」
  • 「次回は行きたいからさ」
  • 「次のランチを楽しみにしているよ!」
断る理由を言う時は残念そうに、そしてクロージングの言葉は笑顔で言えると、好印象です。心理学的に「笑顔」も人間関係を円滑にさせると言われています。「最後に笑顔」は相手に「また会いたい!」と思ってもらえる可能性が高まるのですね。

できれば、もう誘ってほしくない場合

では反対に「今後そのランチには行きたくない」。その場合のクロージングには、どんな言葉があるのでしょうか。

  • 「落ち着いたら私の方から声をかけますね」
  • 「みんなで楽しんできてね」
  • 「せっかく誘ってくれたのにごめんね」

余裕ができたり体調が回復したりしたら「こちらから声をかける」と言う方法。このまま声をかけなければ、お誘いをシャットアウトできる便利な言葉がけです。

「声をかけるつもりもないのにウソをつくのは…」という人は、「楽しんできてね~」や再度お詫びの言葉をかけると、感じが悪くなりにくいですよ。

このように断り続けているうちに、常識あるママ友ならもう誘ってこなくなる…はずです!

断った後にクヨクヨ考えてしまう人へ

「みんなに嫌われないかな」「子どもに影響があったらどうしよう」…そう思って無理して参加したり、断った後もクヨクヨしたりするママ、いませんか?

けれども、筆者の知人で「無理してつき合い続けていたけど結局トラブルがあり疎遠」のような例が、一つや二つではありません。

誘われたママ友ランチに必ず参加したからといって、親子共々ずっとよい関係でいられる保証はないはずです。

気が向かないランチは、断ってよいのです。

ましてや悪口大会、グチや格付けばかりのママ友ランチなどは、自分や家族にとって悪影響。断った方が身のためとも言えると思います。

相手に不快感を与えない、自分も嫌われない。そのためなら、多少のウソや演技があってもよいでしょう。気が向かないランチは断り、後は心の中で堂々としていてよいのです!

上手に断ろう!時間とお金は自分のもの

時に煩わしく感じるママ友ライフ。上手な断り方を身に着ければ、今よりラクになりますよ。

母親をやっていると、なかなか自分の好きなように時間やお金を使えませんよね。個人差や各家庭での違いはあっても、多少の制限は皆あるはず…。

「気が向かない」「ワクワクしない」。そんなママ友ランチは上手に断り、浮いた時間とお金を有意義に使いましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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