運動会の保護者競技は何がある?人気の団体・個人・ペア競技


「保護者競技は何をやったら良いんだろう…。」

良い案が浮かばなくて、悩んではいませんか?

小学校の運動会では、保護者競技の種目を、伝統で例年同じ種目にしている学校と、毎年違う種目を楽しんでいる学校とがあります。

毎年、違う種目を選ぶ学校の場合、アイディアがなかなか浮かばないことがあります。

ここでは、保護者競技として、選ばれやすい種目をご紹介していきます。

団体・個人・ペア競技や、体育館で行うのにお勧めの競技を取り上げています。ぜひ、種目選びの参考にしてみてください。

また、保護者競技に関連して、競技に参加する時の保護者の服装や、保護者競技のアナウンス役として選出された場合のアナウンス方法もご紹介します。

保護者競技は何がある?大人が親しみやすくて楽しめる競技

小学校の運動会には保護者が参加する保護者競技があります。

子どもの一生懸命な姿を見るだけではなく、子どもに親の真剣な姿を見せてあげる良い機会です。

とはいえ、運動能力が若い頃よりも低下したと感じている保護者は多いです。特に、高学年の子どもの親となると、年齢を重ねて体力に自信の無い人もいます。

反対に、体力を過信しすぎてケガをしてしまうこともあります。

本気になりすぎず、楽しく進行できる競技が候補にあがるのが一番です。

昔からよくある保護者競技には以下のものがあげられます。

【綱引き】
チームに分かれて、チーム同士が対抗して行う団体競技です。

一本の綱を、両側に分かれたチームの陣地に向けて引き合います。制限時間になって、綱の中央が、より陣地に入っているチームの勝ちです。

チームの息が合わないと、たちまち相手に引っ張られてしまい、綱引きにもコツがあります。

男女混合でチーム分けをするのが一般的ですが、パパとママに分かれてチーム分けをしても面白いです。

○準備するモノ…大綱

【リレー】
チームに分かれて、チーム同士が対抗して行う団体競技です。

決められた距離を走り、次の人へとバトンを渡しながら、相手チームとゴールまでの早さを競います。

盛り上がると本気になって走ってしまい、普段は運動していない保護者が、いきなり激走しようとして、転倒やケガをすることが多い競技です。

アンカー選手は、普段からスポーツをしている人や、足に自信がある人にお願いし、最初と中間の選手は、あまり本気になりすぎずに走ることが大切です。

○準備するモノ…ハチマキ、バトン

【玉入れ】
チームに分かれて、チーム同士が対抗して行う団体競技です。

一定の高さのあるカゴに向けて、お手玉もしくはボールなどを投げて、相手チームと数を競います。

「玉をカゴに入れる」というシンプルな競技なので、子どもの競技としても人気です。

そのため、保護者が行う場合は、以下のように、一風変わったルールを加えると、面白くなります。

○準備するモノ…玉入れのカゴ、玉

☆逃げる玉入れ
チームごとの陣地を決め、各チームでカゴを持つ(背負う)人を決めます。カゴを持っている人は、相手チームの陣地で、玉をいれられないように逃げ回ります。

☆妨害玉入れ
それぞれのチームの陣地にあるカゴ周辺に、相手チームの妨害役を数名配置し、玉入れを妨害します。大きめの妨害パネルを使って玉をはじき返すなどのアイディアもあります。

【パン食い競走】
一人一人が得点やスピードを競って活躍する個人競技です。

スタートしてしばらくコースを走ると、中間地点にパンが吊してあります。手を使わずに口に加えたまま、走ってゴールを目指します。

いまでは、落っことしても食べられるように、袋付きのままパンを吊すことが多いです。

ツルツルして、口にくわえるのが大変な所が笑いを誘います。ほのぼのした雰囲気でできる競技です。

○準備するモノ…パン、パンを吊す紐、吊すための道具(洗濯ばさみや紐)

盛り上がる保護者競技の種目はコレ!

子どもの競技としても人気の種目は、大人がやると、とても盛り上がります。

保護者競技を盛り上げたいなら、以下の種目を参考にしてみてください。

【空飛ぶじゅうたん】
チームに分かれて、チーム同士が対抗して行う団体競技です。

1メートル四方くらいのシートの四隅を4人でもって、ボールを落とさないようにのせます。

ゴールまで、シートの伸ばし具合を4人で加減しながら、ボールを落とさないように運ぶリレーです。

途中に障害物を挟んでも、盛り上がっておもしろくなります。

○準備するモノ…1メートル四方くらいのシート、ボール

【飴食い競走】
一人一人が得点やスピードを競って活躍する個人競技です。

スタートして、コースの途中にある大きな容器の中から、手を使わずに飴を探して口に含み、ゴールまでの速さを競います。

容器の中には、片栗粉が飴を覆い隠すように入っていて、手を使わないで飴を探すのは至難の業です。

すぐに飴が見つかる人や、顔を真っ白にしてゴールする人など、とても盛り上がる競技です。

○準備するモノ…飴玉、大きめの容器、片栗粉、机

【デカパンリレー】
2人1組で行うペア競技です。

同じチームのペアが別々の場所からスタートし、中間地点にあるデカパン(巨大なパンツ)を目指して走ります。

デカパンの片方に1人、もう片方に1人が入ったら、息を合わせて他のデカパンチームに負けないようゴールまで急ぎます。

早くゴールしたチームの勝ちです。

○準備するモノ…片方に人が1人入るくらいのデカパン、ハチマキ

【借り物競走】
一人一人が得点やスピードを競って活躍する個人競技です。

スタート地点から、借りるものをかいてある紙を拾い、書かれた品物(もしくは人)を借りてゴールを目指します。

早く品物(もしくは人)を借りて、ゴールした人が勝ちです。

○準備するモノ…借りるものを書いた紙、ハチマキ

これらの競技を見ると、盛り上がる保護者競技は、競技中の見た目が面白いものが多いです。

普段はあまり見られない大人の滑稽な姿に、子どもも大人も一緒になって楽しめることでしょう。

すぐできる!簡単な保護者競技の種目はコレ!

誰でも知っている、準備や説明が簡単な保護者競技です。

【二人三脚】
2人1組で行うペア競技です。

ペアの人と並んで、二人の足の内側にある方を紐で縛り、足並みを合わせて進みます。

折り返し地点で折り返し、戻ってきたら次の走者にバトンタッチします。

チームのアンカーペアが先にゴールした方の勝ちです。

○準備するモノ…足を結ぶ紐、折り返し地点に置くコーン、ハチマキ

【長縄跳び】
チームに分かれて、チーム同士が対抗して行う団体競技です。

10名ほどのチームを作り、時間制限をして飛んだ連続回数の多いチームが勝ちです。

多くの保護者に参加を呼びかけるので、特定の保護者にばかり競技の負担がかかりません。

いきなり本番だとあまり回数を飛べず、競い合いにならないので、本番前に数回練習時間をとるようにします。

見た目の面白さはそれほどありませんが、準備が簡単で取り入れやすい競技です。

長く親しまれている種目なので、伝統として毎年行われている学校もあります。

○準備するモノ…長縄

それでは、次に体育館でもできる競技を見ていきましょう。

雨でも大丈夫!体育館でもできる保護者競技

最近では、グラウンドではなく体育館で運動会の競技を行う学校があります。

体育館で行う理由としては、「砂埃がひどいこと」や、「外の気温が暑すぎること」、「雨天だが延期はしないこと」があげられます。

あらかじめ体育館で行う場合の保護者競技として設定しておけば、難しい説明は無くても始められる競技です。

【逆走リレー】
チームに分かれて、チーム同士が対抗して行う団体競技です。

言葉の通り、逆走してリレーします。早くゴールしたチームの勝ちです。

普通のリレーでは、足の速い人が勝利をつかみやすいのですが、逆走なので勝負の行方がわからず面白くなります。

○準備するモノ…ハチマキ

【ケツ圧測定】
一人一人が得点やスピードを競って活躍する個人競技です。

スタートして、しばらく進むと椅子と風船が用意されています。風船を椅子の上に置き、おしりで割れたらゴールへ向かいます。

風船は、膨らませて用意しても良いですし、膨らませずに用意しても良いです。

風船を膨らませて用意する場合は、風で飛んでいく心配のない体育館で行うのがピッタリです。

○準備するモノ…風船、椅子、ハチマキ

ここで取り上げた種目は、保護者がやりやすく人気のものばかりです。あらかじめ準備しておくものを確認し、当日にスムーズに進行するよう努めましょう。

準備が大切!保護者競技に参加するときの服装は?

保護者競技に参加するパパやママはあらかじめ選出されています。

当日は、参加する競技に合わせて、動きやすい服装をしていくことが大切です。

また、運動量が少ない競技と多い競技では、服装にも違いがでます。

たくさんの人が見に来る運動会では、服装もよくみられています。

保護者競技に参加する予定が無くても、当日に代理で参加をお願いされることがあります。そんなときのために、動きやすい服装をしていくことが大切です。

運動会に相応しいファッションテーマは「スポーティーでカジュアルな装い」が基本です。

しかし、オシャレに決まるようにするには、どうしたらよいのでしょうか?

こちらの記事では、運動会での保護者の服装について、詳しくご紹介しています。

【簡単な競技に参加する場合】と、【ハードな競技に参加する場合】の服装の目安も取り上げています。

ぜひ、併せてご覧ください。→運動会の保護者の服装はどうする?競技の有無でコーデ選び!

保護者競技の案内役を任された!アナウンスの3つの心得

保護者競技で何をやるかが決まったら、出場者とそれに関わる役割分担を決めなくてはいけません。

競技に出場する場合は、当日までにある程度運動して、体を慣らすなどの準備が必要です。

大道具の準備などは、事前にどうするかを確認して、本番を迎えます。

他に、保護者競技に関わる仕事として、アナウンスの仕事があげられます。

マイク放送で競技の案内をしたり、実況中継したりして、運動会を盛り上げます。

小学校の運動会では、アナウンスの仕事を教職員がやる場合と、生徒たちがやる場合、PTA役員がやる場合があります。

運動会のアナウンスは、すべて台本通りとはいかないことが多く、実況中継となると、その場その場の出来事を伝えなくてはなりません。

とはいえ、それほど難しく考えなくても、アナウンスの手本を頭に入れておけば、それほど緊張せずにアナウンスできるでしょう。

保護者競技のアナウンス お手本と3つの心得

まずは始まる競技の案内をします。

「プログラム○番、保護者による保護者リレーです。」

「プログラム○番、保護者による大綱引きです。」

もし、保護者を誘導するよう頼まれたら、アナウンスで競技場所まで誘導してあげましょう。

「保護者リレーに参加される方は、○○(集合場所)に集合してください。」

保護者競技の種類は色々とありますが、ほとんどが競い合いです。そのため、大いに盛り上がるよう、実況中継していきましょう。

スタートの合図とともに、以下のような実況中継で場を盛り上げてください。

【リレーの場合】
「さあ、始まりました。先頭にいるのは○チーム、早いです。続いて○チーム。」

「早速、○チームにバトンが渡りました。」

「○チーム、早い。しかし、後ろから○チームが追い上げています。がんばれ○チーム!」

「○チーム、並びました!ゴールまでもうすぐです。ここで、○チームが追い越しました!早いです。」

このように、目の前で起こっている競技の様子を、言葉にして伝えるだけで良いのです。

特に、保護者リレーは子どもが盛り上がっていて、大声で応援していることもあります。

実況中継するとき、恥ずかしがらずとも、あまりアナウンスの声がまわりの印象に残っていない事があります。

そのため、難しく考えなくて良いのです。

以下の3つの心得に気をつけ、恥ずかしがらずにアナウンスすることを心がけましょう。

  • 大きな声ではっきりと話す
  • 温かい言葉遣い(不快にさせる言葉は使わない)
  • プログラムと、今起こっている状況をそのまま伝える

基本的にマイクを通してアナウンスしますが、大きくはっきりとした声で伝えるようにしましょう。

マイクの音量を上げればいいや、と小さな声で話すと、ぼそぼそっと聞こえて、よく伝わりません。

「○チーム、遅いですね」など、ネガティブで人に不快感をあたえるような言動は慎み、ポジティブにありのままの現状を伝えてください。

保護者競技に参加して、思い出を作ろう!

保護者競技は面倒だ、PTAの仕事もやりたくない、などと学校行事にあまり関わりたくない人もいます。

しかし、学校行事に積極的に参加すると、保護者同士の輪が広がるきっかけになります。

運動会の保護者競技は、まさにそうした輪を大きく広げるのに良い機会です。

今回、保護者競技の例として、以下のものを取り上げました。

【団体競技】…綱引き、リレー、玉入れ、空とぶじゅうたん、長縄跳び、逆走リレー
【個人競技】…パン食い競走、飴食い競走、借り物競走、ケツ圧測定
【ペア競技】…デカパンリレー、二人三脚

団体競技やペア競技では、同じチームのママと意気投合したり、活躍を褒められたりと、人間関係の温かさを実感することでしょう。

ぜひ、保護者競技に積極的に参加して、新しい人間関係を築いていってください。

実際に参加して、先生や子どもたち、他の保護者と一緒に成功させた運動会は、必ずや思い出深いものになることでしょう。

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