小学校のママ友との会話を「楽しい時間」に変える4つのコツ
ママ友との会話。ランチ、偶然会った時、お迎えや子どもの習い事で会う時…せっかくなら「楽しかった~」と帰宅したいですよね。
ここではママ歴10年、小学校のママ同士でもたくさん会話している筆者が、会話を楽しくするコツをご紹介。心理学的に裏付けられたコツを中心に、お伝えしていきます。
ママ友との会話を楽しい時間にする「コツ」をつかんだら、あとは無理なく実践するのみ!笑顔と「楽しい」という気持ちを、少しでも増やしましょう。
①会話の基本を押さえておく
まず、楽しい会話をするための基本を3つにまとめました。ママ友以外の時でも使えますよ!
ママ友の目を見ながら
話している人の目を見ながら、話を聞きましょう。相手から視線をそらす時間の方が長いと、
- 「話に興味がないのだろうな」
- 「私の話がつまらないのかな」
- 「他のことを考えているのかも」
などと、相手を不快にさせてしまい、お互いに「楽しい時間」にはなりませんよね。
ママ友の立場や気持ちを想像しながら
もちろん「可能な範囲で」ということにはなるのですが…会話をしながら「相手を傷つけていない?」「相手が不快でない?」と考える習慣をつけましょう。
とある調査結果によると、ママ友をうらやましいと思ったことがある人は約半数。うらやましいと感じる事柄は、
- 収入、経済面
- 子育てのサポート環境
- 住んでいる家
- 友達関係
- 夫婦関係
- 外見や持ち物
- 子ども、きょうだいのこと
どれも皆が似ている状況だと、楽しく会話ができるかも!しかし誰かが恵まれているなどの場合、そうでないママは「おもしろくない」と思いがち…。
「自分は恵まれた状況かも」と思う事柄は、ネタにしないようにしましょう。
あまり考えすぎると、逆に楽しくなくなってしまいます。ほどほどに…。
ママ友との会話を弾ませるコツ
ママ友との会話を楽しく弾ませるコツとして、
- 相槌を打つ・共感する
- 相手の言葉を繰り返す
- 何か質問をする
ことが挙げられます。「うんうん」「へ~」と相槌を打ったり、「そうだよね~」「わかる!」と共感したりすると、相手の話す意欲が増し、楽しい雰囲気になりやすくなりますよ!
相手の言葉を繰り返す「オウム返し」。これも「あなたの話をきちんと聞いているよ」というアピールになり、かつ言葉を返しやすくなります。たとえば、
自分…「へ~バスケを習いたいと言っているんだね。いいんじゃない?学校のバスケ大会で活躍もできそうだし」
という感じです。しばらくはバスケの話題で楽しめそうですよね。
「次の会話のネタがみつからない…」。そんな時は、何か質問しましょう。「5W1H」で考えると、質問が思い浮かびますよ!
When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)
でも、あまりプライベートなことは質問しすぎない方が無難ですね。
新しいネタをこちらから提供するのもよいでしょう。
先に自分のプライベートをさらけ出したり、弱みや失敗談を話したりするのも一つ。すると相手も自分のことを話しやすくなりますし、親近感も抱かれやすくなるものです。
心理学では「自己開示の法則」と呼んでいます。
自分のこと以外にも、会話のネタはいくらでもあります!ぜひ以下の記事もお読みくださいね。
小学校のママ友との話題作り!無難なネタは?困った時の4選
②さりげなく相手のマネをする
「類は友を呼ぶ」。「似ている人同士は自然に寄り集まる」という意味ですね。
「この人、自分に似ているかも」と思うと、安心して楽しくなった経験、ありませんか?逆にそれを利用してしまいましょう!
相手のしぐさをマネする
ママ友と1対1の場合、たとえば
- ママ友が子どもの方を見たら自分も見る
- ママ友が髪の毛を触ったら自分も触る
- ママ友が飲み物を飲んだら自分も飲む
心理学で「ミラーリング」と呼び、相手の行動をさりげなく真似すると好感を持たれやすくなるのです。「さりげなく」がコツですよ!
相手の表情や話し方に合わせる
会話中、相手の調子に少し合わせるようにすると、相手を不快にさせず楽しい会話になりやすくなります。
たとえば、ママ友に「感情」や「気分の状態」を合わせる。
- すごく笑顔ならすごく笑顔に
- 悲しそうなら悲しそうな表情に
- 怒っていれば少し険しい表情に
これを「チューニング」といいます。「マッチング」といって、相手の話し方やスピード、声の大きさや高低を合わせることも、相手を不快にさせないテクニックです。
ただ、ママ友が言う悪口に合わせて自分も悪口…これは危険!「へ~」「知らなかった」など、聞くだけにとどめておいた方が無難です。
悪口を言うママ友の対処法については、以下の記事に詳しく載っています。ぜひお読みいただければと思います。
悪口ばかり言うママ友の対処法。話題を変える返しのテクニックとは
服装や髪形も?
「今日はこのママ友(たち)と会う」とわかっている場合。さりげなく服装や髪形も合わせると、不快感を抱かれにくくなります。たとえば、
自分はいつもシャツとパンツだけど、相手はいつもフェミニン系だから今日はスカートにしてみるか
とか
自分はオシャレ大好きだけど、相手はそうでもなさそうだから今日は抑えていくか
など。「合わせる」というよりは、無理なくほんの少し「相手に寄せる」感じでしょうか。完全な「マネ」になってしまうと、逆に不快に思われることがあるので気をつけましょう。
③相手をよい気分にしながら
相手が嬉しいと、自分も嬉しい!先にママ友によい気分になってもらい、心地よく楽しい空気にしていきましょう。
基本は笑顔
いつもニコニコしている人って、印象がよいですよね。笑顔がふさわしくない場面以外では、ニコニコしていられるよう心がけましょう。
実は相手がよい気分になるだけでなく、自分も楽しくなってくるんですよ!試しに今、思い切り笑顔をつくってみてください。
さりげなく褒める
多くの人は、褒めたり認めたりしてもらえると嬉しいもの。人には「承認欲求」があるからです。
- ママ友自身のこと
- ママ友のお家や持ち物のこと
- お子さんのこと
何でもかまいません。気づいたら笑顔で褒められるとよいですね。
人を褒めるということは、よい言葉をかけているということ。すなわち自分の脳によい言葉が刻まれ、自分の幸せにもつながっていくのです!
ただ、こちらは純粋に褒めているのに素直に受け取らないママも時折います。複数のママ友といる時に一人を褒めると、気分を害するママも…。
ママ友と1対1の時に、「さらっと」が無難でしょうか。
「ありがとう」と「助かった」
これは声を大にして言います。ママ友にも、ご家族にも、ぜひこの言葉を習慣にしてほしいです!
まずシンプルに、「ありがとう」「助かりました」と言われて嫌な気分になる人はいないでしょう。「自分が役に立った」と嬉しくなるからです。
どんなに小さなことでも、お礼を欠かさずに。「してもらって当然」ではありません。「ありがたい」のです。
④相手を「好き」な状態で
ママ友関係。お互いがお互いのことを「好き」な状態の方が、当然ですが会話も楽しいですよね。
恋愛の場合を除き、相手のことを好きになれば好きになってもらえる可能性が高まります。心理学で言う「好意の返報性」です。
人間は相手に好意を持ってもらえると、お互いの好意感情のバランスをとろうとする心理が働くからなのです。
これ、本当に好きなママ友なら問題なし。しかし「ちょっと苦手」なママ友の時は、どうすればよいのでしょうか?
相手のよい部分を思い浮かべながら
ちょっと苦手だけど、子どもの習い事などで会わざるを得ない…というママ友もいますよね。会話している時だけでも、相手のよいところに目を向けてみましょう。
- 役員や係の仕事を積極的に引き受けてくれる
- 服やバッグのセンスはいいな
- 子どもたちへの接し方が上手だな
何でもかまいません。どうしてもみつからない場合は「反面教師になってくれてありがとう」と思いましょう。
「好き」と思い込むだけでも
人間の脳は意外と単純。心理学で「プラシーボ効果」と呼ばれており、強く思い込むことで行動が決まっていく傾向があるのです。
苦手なママ友の笑顔を思い浮かべ「大好き」と思い込む。会話しなければならない時間だけでもOK!
なんらかの効果があるのか、実験がてら試してみるのも面白いですよ!
どうしても苦手なママ友は?
それでも、どうしても苦手なママ友もいるかもしれませんね。「顔を見ると嫌な過去が思い出される」「話し方が生理的に受け付けない」など…。
その場合は、もう無理せずに。そのママ友とは、上手に距離を置きましょう。
以下の記事が参考になりますよ。ぜひお読みいただければと思います。
苦手なママ友との距離の置き方。悩まずラクになれる4つの方法!
普段からの心がけも大切
ママ友と楽しく過ごすためには、普段からの心がけも大切だと思います。
- 挨拶をきちんとする
- 最低限の礼儀やマナーを守る
- 笑顔や口角を上げることを心がける
どれも、皆が楽しく気持ちよく過ごすための基本と言えるでしょう。「いつも笑顔」は難しくても、口角を上げるクセをつけることで、無表情でも感じの悪い印象を与えにくくなります。
「類は友を呼ぶ」の通り、まず自分が楽しくいることで、同じように楽しい人を引き寄せるとも言えますよ!
今よりももっと、笑顔と「楽しい」という気持ちが増えますように…。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。