楽しく勉強できる!小学生の子供にピッタリの学習アプリ11選


小学生になると、宿題や家庭学習など、勉強に追われる日々が続きます。

「勉強は楽しい」と思っているならよいのですが、そうでない子もいます。

勉強に苦手意識を持ってしまうと、どうやって勉強させたらよいのか、親は悩みの種です。

「塾に通わせようにもお金がかかる」

「勉強を見てあげたいけれど時間が無い」

など、なかなかうまい解決策が見つかりません。

そこで、ひとつの方法として、「学習アプリの活用」をご提案します。スマホやタブレットが普及している今、勉強ができるアプリがたくさん出ています。

ここでは、スマホやタブレットを学習に使うメリットやデメリットを知り、小学生の学習にお勧めの無料アプリを11種類ご紹介します。

スマホやタブレット最大活用!学びに使うメリット・デメリット

スマホやタブレットの普及によって、これらを使いこなす小学生は増えています。

平成28年に、内閣府が行った「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生のスマホ利用率は以下のように上がっています。

平成26年…17.1%
平成27年…23.7%
平成28年…27.0%

利用状況をみると、小学生ではゲームや動画視聴での利用が多くみられました。

指ひとつで簡単に操作できるスマホやタブレットは、小学生にとって楽しめるツールです。

また、「遊び」として使うだけでなく、「勉強」にも活用できます。

スマホやタブレットを勉強に活用するメリットやデメリットは、以下のものが挙げられます。

【勉強に活用するメリット】
●丸つけ(正誤判定)が早い
●机に向かわなくても勉強できる
●ゲーム感覚で進められる
●間違えた問題が記録される

【勉強に活用するデメリット】
●故障すると使えない/データ更新中も使えない
●視力低下
●紙と鉛筆スタイルから遠ざかる
●問題解決能力が低下する
●睡眠前に使うことで、眠りにくくなる
●電磁波による影響

メリットやデメリットについては、それぞれこちらの記事で詳しくご紹介していますので、気になった方はご覧ください。
健康にも影響あり?タブレットを学習に使う6つのデメリット
タブレット学習は効果あり?なし?子供に得られる学習効果

このように、タブレットを使った勉強では、良い面があれば悪い面もあります。

利用する時は、どちらの面も知った上で、なるべく悪い面を出さずに利用するようにしましょう。

例えば、デメリットで挙げられた「睡眠前に使うことで、眠りにくくなる」という項目では、眠りの質を高めるために「睡眠2時間前は利用しない」など、子供と一緒にルール作りをすることをお勧めします。

それでは、次の項で、小学生の勉強に役立つ無料のアプリをみていきましょう。

【科目別】小学生の勉強におすすめの学習無料アプリ11選

小学校では、新しい漢字を覚えたり、計算方法や九九を覚えたりするのに四苦八苦する子は多いです。

楽しく学べるアプリを教科ごとにみていきましょう。

国語におすすめの無料アプリ

小学校の国語では、新しい漢字をほぼ毎日学びます。漢字を覚えられるアプリを使って、楽しく勉強していきましょう。

【小学生手書き漢字ドリル1026】
小学校で習う漢字を学習できるアプリです。

指を使って手書きで漢字を入力すると、すぐに正誤判定してくれます。

学年を選んで5問ずつ学習を進めていくので、スラスラと進めやすいのがポイントです。

2020年度の新学習指導要領では、新たに20字の漢字を学習するので、名称を「小学生手書き漢字ドリル1006」から改名しています。

子供が好む忍者がキャラクターとして登場するので、楽しく勉強ができます。

【漢字検定・漢検漢字トレーニング】
漢字検定6~2級の勉強ができる漢検対策アプリです。

「6級=小5レベル」なので、小学校高学年や漢字が好きな子におすすめのアプリです。

練習問題では、5問ずつ「書き」の問題が出題されます。

実力テストでは、10問ずつランダムに出題された問題に漢字で書いて解答します。漢字検定でよく問われる以下の問題について学習できます。

《6級(小5レベル)》

  • 書き
  • 読み
  • 部首・部首名
  • 送り仮名
  • 対義語・類義語
  • 同音・同訓異字
  • 三字熟語
  • 熟語の構成

《5級(小6レベル)》

  • 書き
  • 読み
  • 部首・部首名
  • 送り仮名
  • 対義語・類義語
  • 同音・同訓異字
  • 四字熟語
  • 誤字訂正
  • 熟語の構成

満点を取ると回数が表示されるので、やる気アップにつながります。

忍者のキャラクターと、気持ちを盛り上げる太鼓のBGMが楽しく勉強させてくれます。

算数におすすめの無料アプリ

小学生の算数では、「たし算ひき算」といった計算問題が学習の基礎となります。

また、低学年からおぼえたい「時計の読み方」は、「時間や時刻」に関する問題の基礎となります。

アプリを使って楽しく覚えていきましょう。

【算数忍者】シリーズ
「算数忍者」には、「たし算ひき算」ができるアプリと、「九九」が覚えられるアプリが出ています。

「たし算ひき算」アプリでは、ゲームをクリアするように正しく計算できると、どんどんレベルが上がっていきます。

主人公の忍者が敵の忍者を追いかけているイメージで、計算している間にも制限時間が迫ってくるので、スピード感のある中で楽しく計算の学習ができます。

間違えた問題はわかりやすい解説が出てくるので、次に同じ問題が出たときに答えやすく、反復学習に最適です。

「九九」アプリでは、かけ算の式に対して、3つの答えの中から正解を選ぶ選択形式で学んでいきます。

こちらも主人公の忍者と一緒に楽しく学習を進められます。

どちらのアプリも、ステージをクリアすることで、キャラクターカードがもらえるので、コレクションしたさに勉強がはかどりそうです。

【とけいであそぶ】
算数の授業で低学年がつまずきやすいのが、「時間と時刻」の単元です。

現代では、デジタル時計しか家に置いていない家庭もあり、時間の読み方に苦手意識を持ってしまっている子もたくさんいます。

こちらのアプリは、自分で時計の針を動かしながら、止まった時刻の音声を聞くことができます。

何も操作しなければ、通常の時計のように秒針が動き、時計全体の動きがわかります。

画面に登場するメガニ君を長押しすると、「とけいのもんだい」というメニューで、以下の問題が選べます。

●「いまなんじ?」…表示された時刻に対して、4択から正しいものを選ぶ問題
●「とけいのはりをあわせる」…メガニ君が指定した時間(○時など)を、時計の針を動かして合わせ問題
●「これってなんじ?」…メガニ君が指定した時間(○時の○分前など)を、時計の針を動かして合わせる問題

他にも、カウントダウンで時間を合わせる「ミニゲーム」や、時計を好きな色に変えられる「とけいデザイナー」の機能があり、楽しんで時計の勉強が進められます。

英語におすすめ無料アプリ

2020年の英語教育改革を目指し、小学生のうちから英語の授業が行われるようになりました。

日本で住んでいて、他の言語を習得するのは大人でも難しいものです。

楽しく学べるアプリを活用して、苦手意識を無くしていきましょう。

【続く英語学習 えいぽんたん!】
「教育カテゴリ無料ランキング」と「教育カテゴリトップセールランキング」で1位を獲得したアプリです。

今の英語レベルに応じて出題されるので、苦手意識をもたずに取り組むことができます。

英単語の問題では、4つの選択肢から意味を選ぶ問題や、スペルを答える問題、文章の穴埋め問題などが出題されます。

収録されている英単語は、TOEIC頻出単語が揃っているので、本格的に学びたい大人にもお勧めのアプリです。

また、アプリ内で登場するキャラクターにおやつを与えて育成したり、デコレーションしたりして、学習のやる気を維持しながら進めることができます。

社会、理科におすすめ無料アプリ

学習アプリには、社会や理科の勉強に役立つアプリがあります。

ゲーム性が高いので、楽しく学習できること間違いなしです。

【あそんでまなべる】
「あそんでまなべる」シリーズには、社会と理科で役立つ以下の学習アプリが揃っています。

  • 「あそんでまなべる日本地図パズル」
  • 「あそんでまなべる世界地図パズル」
  • 「あそんでまなべる日本地図クイズ」
  • 「あそんでまなべる国旗クイズ」
  • 「あそんでまなべる人体模型パズル」

それぞれ、みていきましょう。

【あそんでまなべる日本地図パズル】
パズルのピースをはめるように、各都道府県を一つずつ所定の場所に並べながら、位置と都道府県名を学んでいきます。

場所が分からなくても、アシスト機能があるので、苦手意識を持たずに取り組めます。

早くパズルを完成できるようになったら、ベストタイムを更新して遊ぶこともできます。

【あそんでまなべる世界地図パズル】
「日本地図パズル」と同じ要領で、世界地図を完成させながら位置や国名を学んでいきます。

すべての国を一度に学ぶのが難しい場合は、ランダムに20カ国を学べるモードや、地域ごと(ヨーロッパやアジアなど)に学べるモードがあるので、少しずつ挑戦しながら覚えられます。

「日本地図パズル」を攻略できたら、ぜひ遊んで学んで欲しいアプリです。

【あそんでまなべる日本地図クイズ】
「日本地図パズル」で、位置と都道府県名を学んだら、挑戦したいアプリです。こちらはクイズ形式で県庁所在地が学べます。

暗記で黙々と覚えるよりも、クイズを楽しみながら、スッと頭に入ってくるので、お勧めです。

【あそんでまなべる国旗クイズ】
世界の国旗を覚えるのに便利なアプリです。

表示された国の国旗を、4つの選択肢から選ぶ問題が出題されます。

「世界地図パズル」と同じように、すべての国を一度に学ぶのが難しい場合は、ランダムに20カ国の国旗を学べるモードや、地域ごと(ヨーロッパやアジアなど)の国旗を学べるモードがあります。

また、似ている国旗から出題されるモードがあり、飽きずに楽しめます。

【あそんでまなべる人体模型パズル】
パズルを楽しむように、人体模型のパーツを組み立てて完成させる教育アプリです。

教科書や図鑑に載っている人体イメージが生々しくて苦手…という子でも取り組みやすいシンプルな色味です。

ただ暗記するだけでなく、指を動かしながら場所を考えて覚えられるので、楽しく遊びながら進められます。

楽しく学べる学習アプリはたくさん出ていますが、ここでご紹介した11種類のアプリは本当におすすめです。

子供が興味を示しているときに、一緒にやってみると、親よりも子供の方が詳しくなっていることもあります。

実際に、小学生の子供にアプリで学習してもらったところ、地名に興味をもったらしく、1年生のころに日本の地名や世界の地名、国旗を覚えてしまいました。

英語は興味を持っていなかったので、上達していませんが、ゲーム感覚で学べるのは、親としてはとても助かります。

利用にはルールを徹底させて!アプリで勉強するときの注意

子供がスマホやタブレットを使用するときに注意したいのが、課金の問題です。

「無料アプリ」のなかには、スマホやタブレットに無料でインストールし、無料でプレイできても、アプリ内で欲しい機能があったら課金できるものがあります。

そうした「無料アプリ」には、「アプリ内課金あり」といった表示があります。

お金がかかることを知らない子は、より楽しめるように知らず知らずのうちにお金を使ってしまうことがあります。

これを防ぐには、親が一緒に付いて見ているのが一番ですが、付きっきりは現実的ではありませんね。

子供が学習している間に、パパやママもやっておきたいことはたくさんあるはずです。

そのため、端末の設定で課金できないように設定したり、子供に「アプリ内課金」の意味を教えたりすることが有効です。

また、学習アプリの中には、突然広告が入って、それをタップするとその画面に飛ぶというものもあります。

知らず知らずのうちに、やっている学習アプリより面白いゲームを見つけて、勝手にダウンロードしたり課金したりしないように、制限をかけたり見守ったりして、注意して使わせましょう。

継続で力が伸びる!アプリを上手に使って楽しく勉強しよう

小学生の子供にとって、楽しく勉強できるアプリはたくさんあることがわかりました。

学力を伸ばすためには、毎日の勉強の積み重ねが欠かせません。

机にじっと座って勉強するのが苦手な子でも、持ち運んで使えるスマホやタブレットは心強い味方です。

今回ご紹介したメリットやデメリットを確認し、それぞれの特徴を知った上で、上手に活用していきましょう。

【勉強に活用するメリット】

  • 丸つけ(正誤判定)が早い
  • 机に向かわなくても勉強できる
  • ゲーム感覚で進められる
  • 間違えた問題が記録される

【勉強に活用するデメリット】

  • 故障すると使えない/データ更新中も使えない
  • 視力低下
  • 紙と鉛筆スタイルから遠ざかる
  • 問題解決能力が低下する=自分で調べない=読書量減少
  • 睡眠前に使うことで、眠りにくくなる
  • 電磁波による影響

また、小学生におすすめの学習アプリは以下の11種類をご紹介しました。

【国語】
●「小学生手書き漢字ドリル1026」
●「漢字検定・漢検漢字トレーニング」

【算数】
●「算数忍者 たし算ひき算」
●「算数忍者 九九」
●「とけいであそぶ」

【英語】
●「続く英語学習 えいぽんたん!」

【社会、理科】
●「あそんでまなべる日本地図パズル」
●「あそんでまなべる世界地図パズル」
●「あそんでまなべる日本地図クイズ」
●「あそんでまなべる国旗クイズ」
●「あそんでまなべる人体模型パズル」

子供が楽しめそうなアプリはありましたか?

子供の興味や学習進度に合わせて、使いやすいアプリを試してみて下さい。

「課金」対策として、親子で使い方やルールを確認しながら、上手に取り入れてみて下さいね。

辛い勉強が「楽しい勉強」になることを願っています。

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