悪口ばかり言うママ友の対処法。話題を変える返しのテクニックとは


悪口ばかり言う人って、いますよね。ママ友の世界では、特にそう言えるかもしれません。

「もう、うんざり」…そして対処法を知りたい皆さん。大丈夫です!話の内容をずらす、話題を切り替えるテクニックを、身に着けてしまいましょう。

ここでは、ママ友の悪口を聞いた時に「どう返せばよいのか」などの対処法をご紹介。ケース別の例や体験談も交え、わかりやすくお伝えしていきます。

ママ友の悪口は上手く対処し、気にしないことが一番!それが自分にもお子さんにも、嬉しいことなのです。

「内容をずらす」「話題を切り替える」…5つの対処法

また始まった悪口。ついつい聞いてしまうと、話が長くなりがちです。

自分の「楽しい人生」「幸せな人生」のために、できるだけ悪口を短くさせるテクニックを身に着けていきましょう!

対処法①相手を褒める

悪口の内容にもよりますが、相手を褒める話題に切り替えられる場合はそうしてしまいましょう。

たとえば、こんな感じ。

「〇〇さんってさぁ、いつもノーメイクだし髪もぼさぼさだし、もう少し気を使えばいいのにとか思っちゃう」
→「あっ、そうそう、前から言おうと思っていたんだけど、今の髪型すごくいい感じだよね。」

後述もしますが、悪口ばかり言うママ友は「満たされていない」人が多いです。褒められると「人一倍嬉しくなる」確率が高いでしょう。

さらに質問でつなげてあげると、効果的。

「どこの美容院に行っているの?」
「朝、自分で巻いているの?」     などなど。

人は質問をされると、「それに答えなければ」という心理が働きます。そのまま話題を変えられる可能性が、高まるのですね。

筆者は、悪口ばかり言うママ友の「よいところ」を積極的に見つけるようにしています。すると、褒めることのできるネタが増え、この方法で話題を変えやすくなるのです。

対処法②関係のない質問をする

相手に不快感を与えないためには、少しだけ悪口を聞いてからの方が自然でしょうか。

でも「へー」や「そうなんだ」と、聞くだけにしてくださいね。後述しますが、一緒になって悪口を言うのは得策ではありません。

そして、パッと関係のない質問をします。

「ごめん、話変わるんだけどさぁ」「ごめん、実は今日ちょっと聞きたいことがあってさぁ」など、ワンクッション挟むと、相手の不快感が軽減されますよ。

全く関係のない質問は難しいという場合、ほんの少し関連性がある質問をするのも一つです。

PTA総務部部長の悪口。延々と続きそうな雰囲気…。
→「あっ、そういえば後期PTA会費の集金ってもうすぐだっけ?」
→「PTAって何部と何部があるの?よくわからなくて~」
→「ペットボトルキャップの回収もPTA活動の一環なの?」

それで相手が質問に答えたところで、関連ある話をこちらからしてしまう。悪口に戻しにくくなる雰囲気を、つくってしまうのです。

対処法③動きやアクションを加える

悪口が長く続きそうだな…。そんな時に派手な動きやわざとらしいアクションをする方法です。

  • パンッと手を打ち、「そうだ!」と話題を変える
  • 視線を腕時計やスマホ、周囲の景色などに向ける
  • 咳をしたり足を動かしたりする

パンッと手を打つことは、対処法の①や②にも付随します。目立つ音がすると、相手が一瞬気をとられ、話題を変えやすくなるのですね。

また、視線を別の方に向けることで、相手が「どうしたの?」と言ってくれればしめたもの。

  • 「いや、もうすぐ〇〇の時間だなぁと思って」
  • 「電話が来ることになっているのに、なかなか来ないなぁ」
  • 「なんか夕方になって車通りが多くなってきたね」
子どもたちが近くで遊んでいれば、そちらの方に視線を向けるのもよいですね。子どもたちに注意したり、子どもたちに関する話をもちかけたりするのも一つ。
他にも、咳をして「ごめん、ちょっと最近ノドの調子が悪くて」。足を動かして「ここ数日、夜中に足がつるんだよね」などなど…。

そして、新たな話題で会話。これが理想です。

要は、なんでもよいのです。話題を変えるきっかけをつくろう、ということなのですね。

対処法④自分の話や相談をしてしまう

自分もペラペラ話すことが好きな人に、向いている方法です。共通点のある「自分の話」をペラペラしてしまうのです。

できるだけ相手や周囲のママを惹きつけられるような話だと、不快感を与えずに成功しやすくなりますよ。

【筆者の成功例】

近所に、言葉が乱暴で嫌われているお子さん(小学2年)がいます。近所のママたちは、とかくこの子とその母親の悪口になりがち。

先日「ねえ、知ってる?あの子、〇〇さん(筆者)の子のことを呼び捨てにしていたよ」と言うので、

「本当?ああ、でも呼び捨てと言えばさぁ、うちの子が△△くんのことを呼び捨てにしていて…。お互い野球の趣味が合うみたいなんだけど、△△くんもうちの子のことを呼び捨てで、△△くんのママと「ごめんね~なんか彼氏と彼女みたいだよね~まだ3年生なのに。」ってお互い笑い合っちゃってさ。」
と返しました。

これが意外と反応よく、「えっ?△△くんと好きな球団も一緒?」「意外と中学ぐらいで本当につきあっちゃったりしてね。」とみんなで笑い合う話題に変わり、悪口は終わっていました。

また、あたり障りのない「相談」をしてしまうのも一つ。たとえば、

「〇〇ちゃんって、うちに遊びに来ても挨拶もしないの。あのママ、普段から子どもに注意もしないじゃない?」などと悪口になり、
「うちの子も挨拶できているか心配…。で相談したいのだけど、どうすれば子どもがきちんと挨拶できるようになるのかなぁ?」と返しました。

質問と同様、人は相談されると「何か意見を返さなければ」と脳が切り替わります。しかも「頼りにされている!」と嬉しくなる人も多いのです。

相手が喜び、かつ話題も変えられる、お得な方法と言えるでしょう。

対処法⑤その場を立ち去る

これが可能なのであれば、これが一番。筆者の職場の年配の方は、悪口になると「トイレに行ってくるわ」と抜け出し、そのまま帰ってきません。

他にも、仕事でない限り「用事を思い出した!」と家に帰るのもよいですね。完全に立ち去るのではなく、短時間でも効果はあります。

  • 「ちょっと母親に電話する約束をしていて」
  • 近所にいる場合は、何か用事をつくって家に帰る
  • 「コンタクトレンズが曇ったから洗ってくるね」

ほんの2~3分抜けるだけでも、戻った時に話題が変わっていることもあります。人が抜けたり入ったりすることで、話題が変わりやすいとも言えるでしょう。

1対1の場合は、もっと簡単。自分が戻ってきた時に「そういえばさぁ」などと、話題を変えてしまえばよいのです。

悪口ばかり言うママ友、つき合い続ける?

悪口への対処法がわかりましたが、そのママ友とは今後どんなふうにつき合っていきたいですか?それによって対処法をどう使うかは、変わってきますよ。

選択肢は3つ

ママ友とのつき合い方は、大きく3つに分けられると思います。

  • 挨拶だけの関係でもよい
  • 距離をとりながら適度につき合いたい
  • 積極的につき合い続けたい

あの悪口ばかり言うママ友。どれに当てはまりますか?

挨拶だけの関係になってもよい場合

この場合は、徹底的に対処法を使っても大丈夫です。「悪口が始まったら対処法!」でもよいでしょう。

ちなみに、悪口ばかり言うママ友を、逆に攻撃する人もいるようです。

  • 相手に「悪口ばかり言うのはよくない」ことを匂わす
  • 「あなたがおかしい」と遠回しに言う
  • 悪口を言われた人のことをかばう

気持ちはすごくわかりますし、状況によっては仕方がないこともあります。どうしても言いたい場合は、控えめな雰囲気で言うと角が立ちにくいですね。

しかし、多くの場合相手は変わりません。人は簡単に変わらない。よく言われることですし、筆者の経験からも思います。

攻撃して相手に不快感を与えると、ケンカを吹っかけてくることもあるかも…。自分や家族、特にお子さんに影響が及ぶ場合も、ないとは言えません。

筆者の友人知人を見ていても、こんな事例が一つ二つではありません。ママ友いじめに遭い、引っ越しまでした友人も…。

理不尽で許せないこともあるでしょうが、「可哀想な人」と思い、静かに距離を置くのが得策だと思えてなりません。

距離をとりながら適度につき合いたい場合

このケースが最も多いでしょうか?たとえば、

  • 近所に住むママ友
  • お子さんが通う小学校が同じママ友
  • お子さんの習い事やスポーツが同じママ友

いずれにせよ、今後もつき合い続けなければならないママ友は、「適度」が大事ですよね。

このケースの場合、対処法を状況に応じて使ってほしいと思います。相手の反応を見て、あまりにも不快感を与えていると感じる場合などは調整しましょう。

基本的に悪口に同調すると、よいことはありません。

  • 後で「〇〇さんも言っていたよ」と言われてしまう
  • 悪口に同調してもらえる快感から、どんどん悪口が増える
  • 場合によっては「八方美人」などと言われてしまう

悪口が始まったら、相づちを打つ程度にとどめましょう。

  • 「へーそうなんだ」
  • 「知らなかったよ」
  • 「うーん、…大変だったね」

そして様子を見ながら、対処法を試していきましょう。

これを続けていくと、だんだん相手の方から離れていく可能性が高まります。「以前より距離が広がったな」と思う場合でも、挨拶やちょっとした会話はしっかり。必要最低限のコミュニケーションは、心がけていきましょう。

積極的につき合い続けたい場合

「その人の長所やつき合うメリットもあるし」。中には「他にママ友がいなくて寂しいし」なんて人もいるかもしれませんね。

いずれにせよ、積極的に仲良くしていきたいのであれば、対処法をあからさまに頻繁に使うのは危険です。

なぜかと言うと、悪口ばかり言うママ友は、基本的に悪口に「同調」「共感」してほしいからです。

悪口ばかり言う人の心理として、

  • 不満があって心が安定していない
  • 不満やモヤモヤを、他人を攻撃して晴らしたい
  • 自分に自信がなく劣等感が強い
  • 悪口を言う仲間をみつけて安心したい
  • 寂しがりやで、自分にかまってほしい

などが挙げられます。もちろんすべてが当てはまるとは限りませんが、全く同調も共感もしてもらえない状態では、相手の心が満たされないのですね。

気をつけたいこととして、以下のようなことが挙げられるでしょう。

  • 対処法は控えめな感じで使っていく
  • 自分も同じように思う悪口のみ、たまに同調する
  • 相づちを打ちながら、悪口をある程度は聞く

会話は言葉のキャッチボール。相手の反応や表情などにも十分に目を向けながら、慎重に対処法を試していきましょう。

幸せで楽しい人生を送るために

仲良しの人同士って、似ている場合が多いと感じませんか?服装や体型などの外見、考え方や価値観などの内面、などなど。

今、自分と一番仲の良い人を5人挙げてみてください。…アメリカの起業家・自己啓発作家のJim Rohn氏の名言に、「最も多く過ごしている5人を足して5で割ったのがあなた」という内容があります。

もちろん家族も含めてなのですが、自分の周りにいる人が、自分の考え方や行動、もっと言えば幸せ・不幸せを決めている、ということなのです。

でも、どうして?…「ミラーニューロン」って聞いたことがありますか?脳内にある神経細胞のことで、他人の姿を自動的にマネしてしまう働きのこと。

  • スポーツ観戦で興奮
  • もらい泣き
  • 笑顔の人を見てつられて笑う

なども、ミラーニューロンに当てはまります。

すなわち、悪口ばかり言うママ友と過ごす時間が長ければ長いほど、自分も同じように思いやすくなる。仮に一緒にいなくても、悪口が聞こえてくれば同じです。

このことだけを考えると、悪口ばかり言うママ友からは、できるだけ離れるに越したことはないのですね。先述の通り、悪口ばかり言うママ友は「満たされていない」場合が多く、自分もそんな状態が伝染しやすくなります。

対処法を使って、悪口ばかり言うママ友と大きく距離が開いたとしても、「それは自分の幸せのためなのだ」と気にしないことです。

しかし、嫌がらせや子どもにまで影響が及ぶこともないとは言えない…それがママ友。近所や同じ小学校のママ友の場合は、気をつけつつ、でもできるだけ一緒に過ごす時間を短くできる方が身のためですね。

自分と家族が幸せになるために、楽しく前向きに過ごしている人と仲良くしましょう。逆に、自分が楽しく幸せでいると同じような人を引き寄せやすくなる、とも言えますよ!

あの人はあの人、自分は自分で!

悪口ばかり言うママ友。その人はその人。あなたはあなたです。

対処法が成功したら、心の中で素直に喜んでください。成功せず悪口を聞くハメになっても、家庭には持ち込みたくないものです。

小さなことでも、日々の楽しいことやありがたいことに目を向け、せっかくなら幸せな人生を送りましょう!その方が、お子さんにとっても嬉しいですよ。

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