小学校のママ友が少ないと悩む人へ。読めば気持ちが軽くなる記事
「小学校のママ友が少ない」「授業参観で寂しい」「子どもに影響はない?」…悩む気持ちはよくわかります。
筆者もそうでした。しかし今は「あえてポツン」を選ぶほど、悩まなくなりました。
ここでは「小学校のママ友が少ない」と悩む親御さんへ、気持ちがラクになる考え方をご紹介!合わせて、親として最低限努めたいことや、悩みを軽くするコツについてもお伝えします。
せっかくの人生。クヨクヨ悩むより、楽しく生きていきませんか?
Contents
ママ友が少ないのは自分だけ?
「小学校のママ友が少ない」と悩んでしまう。大丈夫、あなただけではありませんよ。
見えないだけで周りにもいるかも
保護者間のつき合いが多いか少ないかは、学校のカラーや状況によるもの。公立だから私立だから、と言えるわけでもありません。
役員にならない限りつき合う機会がない場合もあれば、送迎・ランチ会・子どものスポーツや活動などでつき合いがさかんな場合もあります。
つき合いがさかんな小学校でポツンだと、悩みが大きくなりがちです。ママ友が多い人の姿も、目にしやすいでしょうし…。
しかし、冷静に考えてみましょう。世の中、そんなに社交的な人ばかりではないはずです。
仲良さそうにしている人全員が、本当に仲の良いママ友同士とも限りませんしね。
また、「ママ友 少ない」で検索すれば、世の中には同じように悩む人が多数いることがわかりますよね。少しはホッとできるかもしれません。
その反面、全然悩まない人もいる!
ママ友が少なくても全然気にならない人、あえてママ友を少なく調整する人もいます。むしろ最近は増えているかもしれませんね。
仕事や事情があって忙しい人も、むしろ「煩わしくなくてラッキー」と感じている。筆者の周りでは、そんな人も多い印象です。
「私が悩んでいることで全然悩まない人もいるのだ」という事実を、頭の片隅に置いておきましょう。
どんな時に「悩んで」しまうの?
お聞きします。「私、小学校のママ友が少ないなぁ…」と悩んでしまうのは、どんな時ですか?
楽しそうに集う母親たちを見た時?
他の人もママ友なんていなくて、みんな一人ぼっち。これなら悩みが減るという人、多いのではないでしょうか?
- 授業参観や運動会などの行事の時
- 送迎時や下校のお迎え時
- 子どものスポーツの練習や試合時
などに、楽しそうに話している母親たちを見ると、孤独感が一気に増すもの。気持ちはすごくよくわかります。
しかし、周りを見渡してみましょう。よく考えてみましょう。
- ポツンの人、他にもいない?
- 話している人たち全員が楽しんでいる?
- その話、本当にしたい話、聞きたい話?
また、会話している集団は目立つし、長居もしますよね。ポツンの人は静かですし、基本的に早く帰宅します。
どうしても「みんな楽しそう。私は一人…」という思考になりがちですが、会話している人たちすべてが楽しいの?その会話を望んでいるの?
答えはNOです。
- 「子どもの授業を集中して見たいな」
- 「早く帰って家事をしたいな」
- 「相手が愚痴ばかりで気持ちが沈む」
心の内はこんな感じの人もいるでしょう。ママ友が多い人は、知って得する話を聞くこともあれば、知らない方がよい情報を耳にすることもあるものです。
他にも、いろいろと神経を使う、LINEなどのやりとりが大変…。頑張ってつき合い続けていても、トラブルで疎遠絶縁の例は、筆者の周りでも聞くもの。
社交的でない自分に落ち込んだ時?
「あの人みたいに社交的になれたらいいのに」なんて思っていませんか?
- また他の母親との会話が続かなかった
- 子どもの友達関係に影響したらどうしよう
- 子どもも将来社交的になれず苦労するかも
などと考えて、悩んでしまうのでしょう。
大丈夫。まず子どもは子ども同士で友達を作ります。状況にもよりますが、学年が上がるにつれ、自分たちで約束をして自分たちで勝手に遊ぶ傾向も…。
筆者も社交的ではありません。しかし頑張ってきた結果、周りからは社交的に見える時もあるかも…。
しかし、それって疲れます。ネットでも「頑張りすぎると疲れる。ありのままでいいんじゃない?」という声が複数見られました。
筆者の現在は、
- 学生時代からの友達や趣味の仲間はいます
- 「ママ友」と呼べる人はいません
- でも顔見知りは、まあまあいます
今はありのままの自分を大事にでき、すごくラクで楽しいですよ!
悩む時間があるから悩む
厳しいことを言います。悩む時間と余裕があるから、悩むのです。
筆者の周りでも、正社員+パートで忙しい人、仕事+介護で疲れている人がいますが、はっきり言ってママ友のことで悩む余裕などないそうです。
「専業主婦の頃は悩みやすかったけど、パートに出たらママ友の悩みが消えた」という知人もいます。
正社員で働く知人は、社交的だけど「ママ友」はいません。浮いた時間は少しでもお子さんや他の友達とかかわりたいため、「ママ友」まで関係を深めないよう調整しているのです。
「顔見知り」がいれば十分なのでは?
小学校のママ友が少ないと悩む人へ、解決策の一つとして、「顔見知り」を増やすことの提案です。
「顔見知り」をつくるメリット
そもそも「ママ友」と「顔見知り」の境界線があいまいかもしれませんが…。
ここでは「ママ友」を、ランチや一緒にお出かけなどもする関係。「顔見知り」を、見かければ挨拶や少し会話をするだけの関係、ということにします。
実は筆者もそうですが、顔見知りが多いと寂しさ・孤独を感じにくくなります。
偶然会った時に
- 小学校関係での気になることを聞ける
- 必要&知りたい情報が得られやすくなる
- 挨拶や会話をすることで気持ちが明るくなる
など、部分的にママ友がいるメリットを得ることができるのです。
「ママ友」はむしろいない方がよい?
ママ友が多いこと。メリットもあればデメリットもありますよね。
前述もしましたが、いろいろと神経を使いますし、時間をとられることも多くなります。
しかも、ママ友は飽くまでも「子どもを介したつき合い」です。
- 我が子がよく表彰されるようになったら妬まれた
- 子ども同士でトラブルがあり、突然距離を置かれた
- 子育てへの価値観が違いすぎて不信感が生まれた
ママ友独特な「気づかい」が必要だったり、思いもよらないタイミングで「トラブルの種」があったりするもの。
「顔見知り」のつくり方
ママ友がいることのメリットとデメリットを、足して2で割ったような「顔見知り」。ただの顔見知りでなく、好感を持たれる顔見知りになるコツを、お伝えしましょう。
基本は次の3つです。
- 挨拶だけはしっかりとする
- 人に不快を与えない表情でいる
- 話しかけられたら穏やかに答える
これを徹底しましょう。ランチ会など、もともと交流を深めるのが目的のものがある場合、それに参加した方が顔見知りは増えます。ランチ会などがなくても、
- 送迎や下校時のお迎えで会った人
- 授業参観などの行事の際に目が合った人
- ランチ会や引き渡し訓練時に近くにいる人
など、できるだけ「こんにちは」と挨拶するよう心がけます。こちらから挨拶をすれば、相手は当然こちらの顔を見ることになりますよね。
ちなみに筆者は、すでに話している保護者同士の所には近づきません。ただ、目の前を通り過ぎる時は一応「こんにちは」だけ言って、たとえ挨拶が返ってこなくても気にしません。
相手が一人でいる場合であれば、もっとラク。お互いヒマな状況であれば、会話できるきっかけにもなり得ます。
筆者の経験上、最初は挨拶だけでも、毎日挨拶するうちに会話する関係になった、というケースもありますね。
いずれにしても、まず挨拶をしなければ、顔を覚えてもらえない。もしくは本当に「顔を知っているだけ」の関係にしかなりません。
挨拶の表情は「できれば笑顔で!」と言いたいところですが、緊張して無表情になりがちな人も多いと思います。
脳科学的にも心理学的にも、先に笑顔をつくったり口角を上げたりすることで、自分自身も楽しくなってくる、と言われています。
口角を上げることは、相手への印象をよくするだけでなく、自分にとっても効果的なのですね。
もし相手に話しかけられたら、一言二言穏やかな表情で話せれば、それでよし。
- 無理して会話を続けなくても
- おもしろいことを話さなくても
- 相手をめちゃくちゃよい気分にさせなくても
よいのです。もし余裕があれば、自分からも何かを話したり質問したりできると、距離が近づきやすくはなるでしょう。
相手から見て、「印象の悪くない顔見知り」になれる努力をしておく。無理のない範囲で、やってみてはいかがでしょうか?
これだけは最低限努めよう
地域にもよりますが、お子さんの学年が上がれば上がるほど「子ども同士で約束してきて遊ぶ」機会が増えると思います。
ママ友が少ないと悩み、相手のお母さんと無理して仲良くなる必要はないと思います。ただ子どものためにも、親として最低限のことはできるとよいでしょう。
挨拶・礼儀はきちんと
「子ども同士が遊んでいるのだから」と、よい意味で干渉しない保護者もいます。しかし反対に、過干渉とも言えるほどの保護者もいます。
お子さんが「友達の家に遊びに行く」という場合、できれば初回だけでも一緒に行きましょう。お友達のお母さんがどんな人かわからない場合は、なおさらです。
状況的に可能であれば、相手の親御さんに「今日はよろしくお願いします。」と挨拶します。好印象ですし、こちらとしても安心ですよね。
感謝の気持ちを大切に
「ありがとう」と言われて嬉しくない人は、ほとんどいません。感謝の気持ちと言葉は、コミュニケーションを円滑にします。
「うちの子が、よくお宅の○○ちゃんと遊んでいただいているようで…。ありがとうございます。」こんな感じで言ってもらえれば、気持ちがよいと思います。
感じのよい人、友達が多い人は、「ありがとう」をよく発している人が多いです。
- 相手が子どものことを褒めてくれた
- わからないことを聞いたら教えてくれた
- 落ち込んでいたら励ましてくれた
どんなに小さなことにでも、「ありがとうございます」が言えると好印象。実際に「ありがたい」ことですよね。
卒業の日までを楽しく過ごすには
他にも、悩みを軽くするコツ、お教えします!
「このことで悩むのもあと○年」と考える
悩みの中には、「ゴールのある悩み」もあります。「ママ友が少ない」という悩みも、これに当てはまるのではないでしょうか?
お子さんが中学生になれば、学校に行く機会が減るケースがほとんどでしょう。だとすれば、お子さんが6年生までの、あと○年なのです。
日々の「楽しい」「ワクワク」探し
「ママ友が少ない」という悩み。ゴールまで、あと何年ですか?
ママ友以外のことでも、「悩んでばかり」という人はいるものです。筆者もそれに近い時期がありました。
多少強引にでも、日々の「楽しみなこと」「ワクワクすること」をみつけましょう。どんなに小さなことでもかまいません。
- 「今日のお昼ご飯は何を食べようかな」
- 「見たかった映画を見てみよう」
- 「雨だからお気に入りの傘をさせるぞ」
楽しみなことを探す習慣をつけ、実際にワクワクしながら行う。これを繰り返すことで、心と体が「楽しい」「嬉しい」などのプラスの感情になりやすくなります。
きちんと実践することで、筆者のように「あれっ?今、悩んでいないかも」という状態になれるかもしれません!
今あるものに目を向ける
悩みやすい人、すぐに不安や心配になりやすい人は、「ないもの」に目を向けてしまう傾向があります。
小学校のママ友が、数人は「いる」。顔見知りが「いる」。それだけでも十分に幸せなことです。
お子さんが通う小学校のママ友が少なくても、
- 別の地域にママ友がいる
- 学生時代や職場での友達がいる
- きょうだいや家族、親戚づき合いがある
など、自分を支えてくれる人に目を向けてみましょう。
心から楽しめる趣味がある。今のところ健康だ。…これらも決して当たり前ではなく、「有難い」ことです。
心理カウンセラーのメソッド
心理カウンセラー・川畑律子先生の本で知ったマジック・セラピーをもとに、筆者自身は日常生活の悩みにも当てはめて実践しています。
やり方は、以下の通りです。
【2】その気持ちを、自分のものではなく、自分の中の別人格(人や物など)のものだとイメージし、別人格に名前をつけます。本の中では、石像をイメージして「モアイ」と名付けていました。
【3】モアイが何を言っているのか耳を傾けます。「ママ友がもっと欲しいよ」「行事の時とか寂しい」「なかなか割り切れなくてしんどいよ」など、実際に泣いても怒ってもかまいませんので、不快な感情を放出させてあげます。
【4】モアイに「ママ友が少なくて悩むのは無理のないこと」「なかなか割り切れないのも仕方ないこと」「別にあなたは悪くないよ」と語りかけ、モアイを安心させてあげます。
【5】モアイがホッとしたような顔をしていたら、「今まではそうだったかもしれないけど今後は違うよ」「ママ友が今より増えるかもしれないし、増えなくても全然気にしないようになれる!」「努力次第で不可能なことなんてない」「悩まず楽しく生きてよいのだよ」とモアイを納得させてあげます。
【6】もう一度、【1】の時の感情を思い出します。モアイが出てきて笑顔でいたら、このセラピーは成功です。
成功しなければ【3】に戻り、感情をもっと放出させてあげることからやり直す。成功したとしても、再びクヨクヨしたらセラピーを繰り返しています。
最初から上手にできる人もいれば、そうでない人もいます。でも毎日取り組めば、数週間ぐらいでコツがつかめると思います。
脳の無意識の部分に訴えかけ、ありのままの自分に自信が持てるセラピーです。自分の生活の中に応用させることで、だいぶラクに生きられるようになりました。
筆者の体験から、これもオススメ
クヨクヨ考えてしまう自分を変えるため、以下のことも効果がありました。
- 片付け・掃除
- 運動
- 瞑想
「掃除が人生を変える!」などの書籍も多数ありますよね。断捨離や掃除をしている時間は集中でき、終了後のきれいな部屋を見ることで前向きになれました。
うつ病の回復にも効果があると言われている「運動」。筆者のオススメは、自然の中での散歩やジョギング。自然の癒し効果も加わり、爽快感が増しますよ!
「瞑想=怪しい」?…そんなことはありません。芸能人やスポーツ選手などが実践している話も、よく聞くようになりましたよね。
自信を持って生活できるよう…
おそらくですが、親御さんにとってもお子さんにとっても、「ママ友が少ない」ことは正直問題ないと思います。
ママ友が少ないことに対して「必要以上に悩む」ことが、親御さんを生きづらくさせているのではないでしょうか?
この記事で、少しでも心が軽くなっていただけたのなら、嬉しいです。あまり軽くならなかった人も、何か一つでも記事の内容を実践していただき、今より楽しい毎日を送っていただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。