入学式にランドセルは必要?当日に慌てない4つの判断材料
お子さんの小学校ご入学、おめでとうございます。
入学式まで、服装や入学準備品など、用意するものは様々です。
こうした持ち物は事前の通知で準備がしやすいものですが、悩むのは入学式当日の子供の持ち物です。
保護者に向けて、持ち物の案内通知がありますが、子供の当日の持ち物はほとんどないので、詳しく説明がないこともあります。
特にランドセルは、入学式に必要かどうか悩む人が多く、必要性から判断することが大切です。
入学式の式典の間は、当然必要ありませんが、本来のかばんとしての役目を持つことや、入学式の雰囲気作りに役立ちます。
ここでは、4つの判断材料をご紹介します。ランドセルが要るかどうかの判断にお役立てください。
入学式の子供の持ち物に「ランドセル」は必要?4つの判断基準
いよいよ春から小学生。
初めての学校行事に子供は緊張と期待で胸が膨らんでいることでしょう。
入学準備が一通り終わったところで、当日の持ち物の確認をしておきましょう。
当日には、入学準備品として購入したランドセルが目に入ります。そして、
「入学式に使わないけれど、持って行った方が良いの?」
「荷物がないから要らない?」
と言った疑問の声が多くのママから聞かれます。
入学式にランドセルを持って行くのか、持って行かないのか、判断基準は4つあります。
- 学校説明会や案内での説明
- 入学式当日に受け取る荷物の量
- 記念撮影の有無
- 地域性
それぞれ、詳しくみていきましょう。
判断基準1 【学校説明会や案内での説明】
入学式の持ち物について、学校説明会で事前に説明されることがあります。
説明会での説明がなくても、保護者に向けた入学式の案内で持ち物を知らせてくれることもあります。
「ランドセル」と決まっている場合は、迷うことなく「ランドセル」を持って行きます。
他にも、「大きめの袋」を持ってくるように言われることがあります。
これは、ランドセルや通常のリュックなどでは入りきらない、大きめサイズの配布物があるときに使います。
判断基準2 【入学式当日に受け取る荷物の量】
入学式当日に受け取るものが少なければ、ランドセルやかばんは必要ありませんね。
学校側も、当日の持ち物が少なくてかばん(ランドセルなど)が必要の無いときは事前に連絡をしてくれます。
一方、当日に受け取る荷物が多い学校では、子供に持ってもらうランドセルに加えて、保護者が持つかばんなど、荷物を入れるものを複数用意する必要があります。
たとえば、子供が持つランドセルには教科書やノート類を入れて、お道具箱や鍵盤ハーモニカ、地域からの寄贈品などを保護者が持つといった形です。
実際に、一年生の子供が入学式にもらった配付物は以下のものがありました。
- お道具箱(粘土・粘土ケース、書写ペンセット、算数ブロックセット、おはじきセット、算数用とけい、色鉛筆)
- 寄贈品(ハンカチ、交通安全ワッペン、防犯ブザー、防犯笛、マスコット×2、リフレクター、消しゴム、反射材ストラップ、反射リストバンド、ランドセルカバー×2)
- 教科書・ノート類(国語、算数、生活、書写、音楽、図工、道徳、国語ノート、算数ノート)
- 鍵盤ハーモニカ
- 工作マット
- 生活科バッグ
- 連絡袋
- 書類(時間割プリント、学級通信、図書便り、健康カード、交通安全マップ)
かなりの量を一度に受け取ることになり、ランドセルと持参したかばんに分けて詰め込みました。
自家用車で移動する保護者が多い地域なので、一度にたくさん荷物を配布しても問題はないのですが、子供にも持ってもらうためランドセルは必須でした。
一度にたくさん配布するかどうかは学校によって変わるので、先輩ママの話を参考にしても良いでしょう。
判断基準3 【記念撮影の有無】
入学式は家族揃ってカチッとしたスーツスタイルでまとまり、校門前で記念撮影をするご家庭が多いです。
その時に、入学する子がランドセルを背負っていると、良い記念になりますね。
学校側から「ランドセルは不要」との通達があっても、入学記念の撮影のためにランドセルを持って行って撮影する人もいます。
当日「ランドセルは不要」と連絡があり、校門前での記念撮影はしないという人なら、ランドセルは持って行かなくて良いでしょう。
判断基準4 【地域性】
「ランドセルは不要」と連絡があっても、例年子ども達はランドセルを背負って入学式に行く…、ランドセルを背負う割合が半分程度…、など地域によってさまざまな特性があります。
先輩ママや地域の人に意見をもらって、地域性を確認しておくと良いでしょう。
引っ越したばかりで、知り合いがいないと言うときは、入学予定の学校に問い合わせても大丈夫です。
入学式でランドセルが「必要な理由」と「必要でない理由」
ランドセルが必要か必要でないかは、先で述べた判断基準から見えてきます。
必要な理由として以下のことが挙げられます。
《ランドセルが必要な理由》
- 学校側の判断で必要といわれたから
- 入学式当日に教科書類を受け取るから
- ランドセルを背負って記念撮影をするから
- 地域の人にすすめられたから
一方、必要でない理由として以下のことが挙げられます。
《ランドセルが必要でない理由》
- 学校側の判断で不要といわれたから
- 入学式当日に受け取る荷物が少ないから
- ランドセルを背負っての記念撮影はしないから
- 地域の人にすすめられたから
入学式でランドセルを背負わせるかどうかは、こうした判断基準をもとに決めると良いでしょう。
当日に子供がランドセルやかばんに入れる持ち物は、上靴くらいです。
そのほか大切な書類は保護者が持つことになるので、持ち帰りの荷物がなければ中身がなくて軽いですね。
こちらの記事では、入学式の持ち物についてご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。→入学式には何が必要なの?子供と保護者の持ち物チェックリスト
重点はどれ?ランドセルの必要性は4つの判断材料で決めよう
かっこよくまとめたスーツにランドセル姿、子供の成長を記念した一枚が撮れそうですね。
今回ご紹介したように、記念撮影のためにランドセルを持って行くことも一つの判断基準です。
以下の4つの判断材料のなかで、どこに重きをおくか考えましょう。
- 学校の判断(学校説明会や案内での説明)
- 入学式に受け取る荷物の量
- 記念撮影の有無
- 地域性
たとえば、記念撮影に重きをおくなら、学校の判断で、不要もしくは別のかばんで良いと言われても、校門前で記念撮影をするならランドセルを持って行って一枚撮っても良いのです。
ただ、時間帯や周りの雰囲気を気に掛ける必要はあります。
校門前が混雑する時間帯に記念撮影をしていると、他の人に迷惑となってしまうので、早めに行くか入学式終了後などの人が少ない時間帯に撮影すると良いでしょう。
持って行くものがないからランドセルは要らないのではないか、と考えていても、当日に受け取る荷物が多いこともあります。
行きはランドセルの中身が空っぽでも、帰りは受け取った教科書類がたくさんあるかもしれません。
事前に学校からの連絡がない場合、先輩ママや地域の人の情報はかなり重要です。
持ち帰りの荷物の量や入学式の登校風景(ランドセルを背負っている子の割合)など、早めに情報を集めておくと安心です。
もし、当日の荷物の量や、地域の人からのアドバイスが受けられなかった場合は、「学校の判断」と「記念撮影の有無」に重きをおいて判断すると良いでしょう。
不安を解消して、素敵な入学式を迎えられますように。